忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

一言映画感想(1/14~1/31)

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そろそろ一言映画感想の記事が増えすぎてきたので、コメントやTB、アクセスのない記事は新しい一言映画感想記事としてリメイクしていこうと思います。RSSフィードが発信されないので購読してる方は申し訳ありません…。

1/14「心霊ドクターと消された記憶」
最初から曖昧な描写の連続で主人公がどんな人か良くわからないまま進むなぁと思ってたんですが、実はその演出もちゃんと意味があったんだと思えて、なかなか楽しめるミステリアスなホラーでした。主演は「戦場のピアニスト」のブロディさんで作品の雰囲気を盛り上げてます。ただ、驚かせる系の描写も多いし、ラストは辿り着いた真相を端的にしか示していないから若干モヤっとします。実在しているのか疑わしい奥さんの描写が彼の危うさを表しているようで好きです。
1/17「サスペクツ・ダイアリー すり替えられた記憶」
まるでSFみたいなタイトルですが、スティーヴン・エリオットの半自伝的作品を基にしたドラマです。それなりに引き込まれたものの、後から考えると変なところが多く、調べてみたら作家さんが苦言を呈すほど改変しているようで…。ダメな父親なりに息子を救おうと頑張ってたんだという流れのくせに、息子を守れなかった象徴である”路上生活や施設生活”も嘘っぱちだと言うのはおかしいと思ったんですよね。主人公が人気作家に見えないし。虐待やドラッグ、路上生活や施設生活、あの裁判への興味、SM趣味なんかは事実のようですが、自分で道を見つけて努力して大学で修士号を取った方です。映画だと嘘の虐待自伝の一発屋みたいな描かれ方でした。
1/18「ブンミおじさんの森」
生者と死者と精霊が普通に食卓を囲んでたり、森の中に赤い目が光る黒い影がぬぼーと立ってたりとインパクトある作品なんだけど、ちょっと哲学的なのかよくわからなかった。とにかく赤い目が怖い。ホラーか。あと、女王とナマズのエピソードは、ナマズに襲われてるようにしかみえなくて怖い。なんだったんだろう…?
1/27「二十四時間の情事」
タイトルが「二十四時間の情事」なのに内容は戦争や原爆のことで、エロ目的の人を釣ろうとしてるのが見え見え(笑)実はこの邦題、ビデオ用らしく劇場では「ヒロシマモナムール」という原題と同じタイトルだったみたい。内容はヒロインの過去と日本人男性との関係がいまいち把握できなくてよくわからなかったです。エロいシーンはほぼないよ。
1/31「ジャッジ 裁かれる判事」
割と引き込まれましたが、ちょっとだらだらしてました。元カノとその娘、主人公の弟と余計な登場人物が多くて、主人公の息子としての面と父親としての面の対比が弱いというか、父親としての面が少なすぎてアンバランス。せっかく幼い娘がいるのに雰囲気を和ませる役になってて、離婚や父親としてやるべきことに真剣に向き合えてない気が。毎回法廷の前にゲロっちゃうところは笑いました。

映画「雲のむこう、約束の場所」観た

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Tag:日本 新海誠 

雲のむこう、約束の場所
英題:The Place Promised in Our Early Days
製作:日本’04 91分
監督:新海誠
ジャンル:★青春/SF/ファンタジー

【あらすじ】米軍統治下の青森。同級生のサユリに憧れを抱いていたヒロキとタクヤは、ユニオン占領下の北海道に建設された謎の塔を目指し、小型飛行機をつくっていた。だが中学3年の夏、サユリが突然東京に転校してしまう。それをきっかけに飛行機作りを投げ出し、別々の道を歩み始めた2人だったが…。

久しぶりに再見したら面白かったです。そういえば初見時はビデオデッキもテープも劣化してあんまり内容が理解できていなかったかも。…まあ、今回もちゃんとストーリーを説明できるかというとできませんが(汗)
とりあえず、研究施設が「ヱヴァンゲリヲン」っぽいのが気になったし、ユニオンとかお祖父ちゃんのやりたかったことが謎過ぎるんですが、求め合う2人の強い想いが溢れんばかりに描かれていて好きですね~。「君の名は。」はこれも下敷きになってたんだとわかる描写もあって、中二病全開なのが大丈夫ならおススメ。
北海道が謎の勢力に占領された世界だとか、並行世界と入れ替える兵器とか、そういう設定は単なる雰囲気づくりだと割り切って、一人ぼっちの夢の世界に閉じ込められたヒロイン・サユリを助けに行く王子様のお話だと思えば良いと思うよ!
考えるな!感じろ!!

しかもこの王子様、何も言わずに姿を消したサユリのことを思い続けて、思い続けて、思い続けるあまり、サユリが弾いていたバイオリンの曲をマスターしちゃったり、夢の中で彼女のメッセージを受け取ったりしちゃうんですよ。…なんという一途さ!
同じくサユリに想いを寄せていたタクヤ君の方はモテモテで、未練はありつつも新しい出会いを大切にしようかなぁなんて思っている一方で、未だに寝ても覚めてもサユリのことばっかり考えてるんですよ?
そりゃあ奇跡の一つや二つ起こせますよね。
一途だけど長いこと何もしてなかったヒロキと、現実を見て自分にできることをしてきたタクヤとの対比や、そんな二人が何年かぶりに再会して衝突しつつも、すぐ昔みたいに息ピッタリで飛行機を整備し始めるところも良かったです。

いつ開戦するかわからない状況で、一人の女の子を助けるために運命に導かれるがごとく”彼女との約束”を果たそうとする姿はまさに主人公。「どうか、どうかお願いだから…」と強く願う二人のモノローグが重なって、ちょっぴり感動しました。
何と言っても、透き通るような青い空をバックにそびえ立つ白い塔と、その周りを優雅に飛ぶ小型飛行機ヴェラシーラの画に痺れます。監督はこのシーンが描きたかったんだろうなぁ。
でも、このシーンの美しさも前半の甘酸っぱい青春時代の描写あってこそでしたね。今が永遠に続けばいいのに、と素直に感じられる青春の一ページ、途切れがちな会話や遠い地への憧れなど青春のエッセンスがこれでもかというほど詰め込まれてました。
その象徴となる白い塔と白い飛行機が二人を祝福しているかのようです。
…最後に文字通り爆弾落としていくけど(汗)
とりとめのない文章になってしまいましたが、私はこの作品、好きです。

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「秒速5センチメートル」観た

ファンタジー企画まとめ感想(1/23~1/26)

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次の単独記事がファンタジー企画の最後の作品になる予定です。

1/23「メン・イン・キャット」

シャギー・ドッグ」と似たようなタイプ。でも、足元でちょこんと見上げるにゃんこが可愛くて、動いてるシーンも一部CGの割に違和感が少なかったのでまあまあ楽しめました。ただ、そんな猫好きホイホイな作品なのに、最後で「ん?」となるので注意。私があの息子だったらトラウマものだわ。というか、9個も魂を持ってるからって何で人間のために使わなきゃなんないの?

1/23「バタフライ・エフェクト」再見

過去記事「バタフライエフェクト」に追記。

1/24「ダークシティ」

街が変形する様子や、SFのモチーフ溢れる作風は面白かったです。古典SFとか好きな人が撮ったんだろうなぁ。吹き替え版で観たせいで一部セリフが聞き取れず、内容はよくわかりませんでした。

1/25「エイリアンVS.プレデター」

南極に埋まってる遺跡が舞台だったんだっけ。遺跡内のことしか覚えてなかったわ。しかし、どう見ても地球外の高度な文明がかかわってるし、今もそいつらがそばにいるのがわかってて、よく突入するよね。エイリアンたちが全体的に弱すぎるのが残念だけど、ヒロインが戦士として認められお手製の盾と槍をもらうところがよかった。カメラの人やその他の人たちの活躍の場はほぼなく、いっそ彼女一人で良かったんじゃない?(過去記事削除しました)

1/26「ディセンダント2」

過去記事「ディセンダント」に追記しました。

ファンタジー企画まとめ感想

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1/19「グレムリン」

ギズモと名付けたのは父親だったのね。序盤から割と人間性に難ありな描写が多く、とくに水に濡れて苦しんでいるギズモを放って、増殖したことにはしゃいでいるビリーにはドン引きでした。躊躇なくグレムリンを殺していく母親がソルジャーって感じでちょっと笑ってしまったけど、「白雪姫」に夢中になってるグレムリンを爆破するのは少し可哀そう。人が死んでるから仕方ないけどさ…。にしても、モグワイがまるで自然界にいた生き物みたいに言ってたけど、あんな知能が高くて増えやすい生き物が自然界にいたら人間の方が駆逐されるのでは…。

1/19「グレムリン2/新・種・誕・生」

「ランボー」に憧れてグレムリンに対抗するためトレーニングから始めるギズモが可愛かったです(笑)まるで「リトル・ランボーズ」みたい(同じシーンを見て感銘を受けてたたから、もしやこの作品へのオマージュもあったのか?)しかし、ビリーはなぜ毎回ギズモを怪我させるんだろう…。今回はやたらとギズモがいじめられてました。グレムリンの方は相変わらずで楽しそうにミュージカルをやってるところを見ると、なんとか共存できないのかなと思ってしまいます。

1/20「星を追う子ども」

全く期待しないで見たんですが、それでもうわぁ…となってしまいました。ジブリに寄せてるから余計に粗が目立つというか…。大切な人の死を受け入れて生きるというテーマはよかったのにね~。

1/21「君の名は。」

コミカルでなかなか面白かったです。とくに瀧くんに三葉が入ってる時が可愛くて(笑)でも、お酒を飲んで入れ替わってからはしっくりこなかったです。町人全員ということは父親を説得できたということなんだろうけど描かれないし、三葉の名前がわからないということは周りの記憶も消えてるんだろうけど伝わってこなかった。あと、そもそも何度も入れ替わってたのに二人ともあのことに気付かないなんておかしいよね。カレンダーとかニュースとかスマホとかいくらでも目にしそうなのに。「秒速5センチメートル」を一般受けするように仕方なくハッピーエンドにしましたという印象でした。

1/22「パディントン」

思ってたよりずっと楽しめました。最初からちょこちょこ笑わせてくれるし、後半のスパイものパロディはやりすぎなところが楽しかったです。熊語をマスターした長女や義手のフリをするパパさんに大笑い。ブラウン一家はプロフェッショナル集団か!(笑)それに映像的な演出がとてもおしゃれだし、登場する家やお店の内装とかが心惹かれるんですよね~。毎朝決まった時間に走り出すおもちゃの機関車が可愛い!

映画「ラストベガス」観ました

ラストベガス
原題:LAST VEGAS
製作:アメリカ’2013 105分
監督:ジョン・タートルトーブ
ジャンル:★コメディ

【あらすじ】子供時代からの大親友ビリー、パディ、アーチー、サムの4人組。58年後、4人の中で唯一独身を貫いていたビリーが結婚することになり、彼らはラスベガスで独身最後のバカ騒ぎをすることに。妻の葬式に出なかったビリーを許していないパディも、アーチーとサムに説得され渋々参加するが…。

子供たちの友情を見せたかと思ったら、いきなり58年後に飛ぶところが凄いですね(笑)
死んだ魚のような目で老人たちとプールで運動するおじいちゃんや、孫が可愛くて仕方がないおじいちゃんがいると思えば、葬式のスピーチでいきなり若い恋人にプロポーズする破天荒なおじいちゃんがいたり。どの子がどのおじいちゃんに成長したのかも何となく伝わってくる(名前を憶えてればハッキリわかるんでしょうが…)コミカルな出だしで、掴みはばっちりでした。

そして、こんな歳になっても当たり前のように「ビリーの独身さよならパーティーしようぜ!」とノリノリなのが素敵です。しばらく会ってないだろうに、まるで子供の頃から今までずっと一緒だったみたいな距離感が心地いいんですよね。
パディを連れ出すために持病ネタで脅す?ところや、奥さんに「元気になるなら火遊びしてきていいよ」と許可をもらってウキウキなサムなど、みんな個性的で最初から笑わせてくれました。
あと、友人から大事な話があると電話が来るたびに「前立腺か?」と返すのがこの作品らしくて面白かったです。

ベガスに到着してからは、ホテルのボーイも加わって彼らのおちゃめな様子を楽しめました。羽目を外すことはあっても、あんまり周りに迷惑をかけていないところが私好みです。金の力で美女コンテストの審査員になったり、人気のクラブで楽しんだり、マフィアの幹部のふりをしてお馬鹿な酔っ払い青年を更生させたり。火遊びする気満々だったサムの顛末も感動モノでした。あのセリフにしびれる!(その後、台無しなことを言っちゃうけど 笑)

また、主軸となるビリーとパティのエピソードは最後のまとめ方が本当に良くて、スッキリ見終われたのが一番良かったですね。何十年越しに知った真実にパディが打ちのめされるエピソードで、ちゃんと自分が見て感じてきたものを思い出して冷静になってくれてよかったです。ずっとクスクス笑って終わるかと思ったけど、ここは本当に感動しました。
心から「友情っていいな」と思える作品だったと思います。

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