映画「ミセス・ダウト」観た

原題:MRS.DOUBTFIRE
製作:アメリカ’93
監督:クリス・コロンバス
原作:アン・ファイン
ジャンル:コメディ
【あらすじ】子煩悩だが失業中の俳優ダニエルは、一家の家計を担いつつ家事もこなしていた妻ミランダに、ついに離婚を告げられる。養育権を奪われ、週一度限られた時間にしか子どもたちに会えなくなった彼は、初老の英国婦人ミセス・ダウトファイアとなり家政婦として子どもたちに会いに行くが…。
ロビン・ウィリアムズの女装は見事でしたね~。再見だけど、こんなに品のある老婦人になれるなんてと驚いてしまいました。
その中身が、良い意味でも悪い意味でも子供心を忘れていない主人公で、素が出てしまう時のギャップが笑えます。…やりすぎで笑えないところも多かったけど。
でも、こういうところがあるから、あのラストで最高のハッピーエンドというのがとても納得できるんですよね。
ミセス・ダウトに心を許したミランダが、夫には話せなかった(真面目に聞いてくれなかった)話をするシーンが印象に残ります。
「夫といるときの自分が嫌になったのよ。子供にとっても、こんな母親じゃ悪影響でしょう…。」
ミセス・ダウトになってからは、馬鹿をやめてミランダを支えることもできたダニエル。本当に子どもたちの幸せを考えていたなら、もっと早く妻の苦悩に気付いていたはずです。
最後まで「”自分”が子供と一緒に楽しく暮らしたい」という想いが優先してしまった彼にとって、このハッピーエンドが限界だよなぁ…と思ってしまいました。
■ Comment
♪パンパカパーン♪
このイラスト、今年の「インパクト賞」を差し上げなくては~!!!
今回のオンエアは、見ずに録画保存だけしました。
もう長い事見ていませんが、お話の内容も、各シーンも、印象に強い作品でした。
いつかちゃんと再見して、コメントに来させて頂きますね~☆
2012/11/12 18:57 miri〔
編集〕
> ♪パンパカパーン♪
> このイラスト、今年の「インパクト賞」を差し上げなくては~!!!
ありがとうございます♪
お気に入りのシーンです。「トッツィー」に負けないように頑張りました(笑)
> もう長い事見ていませんが、お話の内容も、各シーンも、印象に強い作品でした。
> いつかちゃんと再見して、コメントに来させて頂きますね~☆
主人公の行動にはちょっとやりすぎだと感じる事もありましたが、ラストがなかなか現実的で、現代社会の問題を描いていて好感が持てました。あと、以前は気付かなかった映画ネタも楽しめたのが良かったです。
では、再見なさった時にまたお話しましょう♪
トッツィーと比較されがちですが、どちらも面白くて甲乙つけがたいです。
強いてあげるなら、ミセス・ダウトはホームコメディなので、幅広い世代に勧めやすい感じがします。古臭さもあまり感じないので、今見ても楽しいです。
ダウトって日本語で嘘という意味になりますが、ミセスダウトは面白い皮肉になってますね。
それにしてもこういったおばちゃんの存在は世界共通なんでしょうかね。身の回りにいそうな感じがします。
2012/11/13 22:49 Deka-E
いらっしゃいませ!
やはり「トッツィー」を連想してしまいますよね。なんとなくオマージュをささげているようにも思えますし。
> 強いてあげるなら、ミセス・ダウトはホームコメディなので、幅広い世代に勧めやすい感じがします。古臭さもあまり感じないので、今見ても楽しいです。
さすがロビン・ウィリアムズってとこでしょうか。こういうおばちゃんいるいる~って感じでした(笑)
> ダウトって日本語で嘘という意味になりますが、ミセスダウトは面白い皮肉になってますね。
あまりにもぴったりで、ダウトファイアだったと忘れてました。
いいタイトルですよね!
あと、転送技術の事とか教えて下さってありがとうございました。時間のある時にちょくちょく調べていきたいと思います。
イラストのシーン、来るぞ、来るぞ、キター!!!と、ガン見しました♪
>ミセス・ダウトに心を許したミランダが、夫には話せなかった(真面目に聞いてくれなかった)話をするシーンが印象に残ります。
サリー・フィールドは、上手ですよね~☆
>ミセス・ダウトになってからは、馬鹿をやめてミランダを支えることもできたダニエル。
>本当に子どもたちの幸せを考えていたなら、もっと早く妻の苦悩に気付いていたはずです。
そうですね・・・
まぁお互い様という気がします。
ロビン・ウィリアムスの映画、ですね☆
>最後まで「”自分”が子供と一緒に楽しく暮らしたい」という想いが優先してしまった彼にとって、このハッピーエンドが限界だよなぁ…と思ってしまいました。
“自分”が“3人”を愛して、幸せになりたかったのは、二人とも同じだと思いました。
もちろん最初は愛し合って結婚したと思います。
どちらがどうとは言えないと思いますが、片方に家事も金銭も負担させるのは、おかしいですよね。
ラストシーンを覚えていなくて、泣きました。。。
あの手紙への返事を聞くだけで、この映画を見た意味があると思いました。
この家族の場合は、とりあえずの最良と言える「カタチ」を見つけたのではないでしょうか?
また数年して上の二人が大学に進学したらカタチも変わる事でしょうし、
妻とももしかしたら・・・と、希望の持てるような気もしましたね~。
(ダメ元ですので・・・)
2013/02/18 14:04 miri〔
編集〕
> イラストのシーン、来るぞ、来るぞ、キター!!!と、ガン見しました♪
ありがとうございます♪
笑えるシーンですよね。滅茶苦茶な言い訳が案外通じてしまうところも面白かったです。
> まぁお互い様という気がします。
> “自分”が“3人”を愛して、幸せになりたかったのは、二人とも同じだと思いました。
そうですか~。わたしにはあまりお互い様という感じには見えなかったです。最終的に我を忘れてたのは同じでしたが、原因は彼にあると思えて。彼が変わらなければ彼女も元には戻れない状況だった気がします。
> ラストシーンを覚えていなくて、泣きました。。。
> あの手紙への返事を聞くだけで、この映画を見た意味があると思いました。
ラストは本当に良かったですよね。わたしもこの家族にとっての最良のハッピーエンドだったと思います。この監督さんの描きたかったのは、色々な家族があって、それぞれにとってのハッピーエンドがあっていいんだよという事でしょう。
書き方が悪かったけれど、このラストを否定する気持ちは一切なくて、心から「ああ、これが彼らのハッピーエンドなんだなぁ」と納得できたし、現代の家庭のあり方をリアルに描いていて好感が持てました。
ただ、ちょっとダニエルが好きになれないんです(笑)
> また数年して上の二人が大学に進学したらカタチも変わる事でしょうし、
> 妻とももしかしたら・・・と、希望の持てるような気もしましたね~。
そうですね、いつか「あの時は大変だったね」と笑い合える日がくるかもしれないと思えました!