読み:ほわいとはんたーぶらっくはーと
原題:WHITE HUNTER, BLACK HEART
製作:アメリカ’90
監督:クリント・イーストウッド
原作:ピーター・ヴィアテル
ジャンル:★自伝/ドラマ
【あらすじ】撮りたいものだけ撮るというこだわりを持つ映画監督ジョン・ウィルソン。彼は新作の撮影のため、友人であり脚本家であるヴェリルとともにアフリカへ向かう。だが、彼は撮影を放ったらかしにして”象狩り”に夢中になってしまう。
”わが道を行く”といった感じの映画監督さんを描いた作品で、じわじわと効いてくるラストが印象的です。
借金まみれなのに自分の撮りたい映画を撮り、他人の意見なんかに左右されない頑なさ。人種差別をする人間にはどんな相手だろうとぶつかっていく正義感。そして、抑えがたい冒険への情熱。
彼の側にいればもれなく胃痛に悩まされる事になりそうな人物ですが、それでも人を惹きつける魅力に溢れています。
彼が”象狩り”という”罪”に魅せられたのと同じ事なんでしょうか?
それにしても、こんな強烈な個性の持ち主が、実在した映画監督ジョン・ヒューストンをもとにしているというのが驚きです。このエピソードは「アフリカの女王」を撮影した時のものらしいので、機会があったらそれも観てみたいと思います。