忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

TV映画「横溝正史シリーズ/八つ墓村」観た

横溝正史シリーズ/八つ墓村
製作:日本’78
監督:池広一夫
原作:横溝正史
ジャンル:ミステリー

【あらすじ】岡山県の八つ墓村。その村ではかつて、欲に目がくらんだ村人たちによって八人の落ち武者が惨殺されたという。神戸に住む寺田辰弥は、この村の田治見要蔵が本当の父親だと聞かされ、この村を訪れる。だが、彼の出現と時を同じくして、恐ろしい連続殺人が再び村を襲い…。

この作品は前半は辰弥が主人公みたいでした。金田一は本当にこの村にふらっと立ち寄っただけなんでしょうか?
今回もやっぱりおどろおどろしさはあまり感じなかったんですが(要蔵の迫力が足りない?)、ここで出てくる田治見家も酷かったです。基本、自分のことしか考えてません。
要蔵はただの犯罪者だし、彼を可愛がるばあさん二人は他人なんてゴミくらいにしか思ってません。弱々しい兄妹なんて、他力本願で辰弥にぜんぶ押し付けようとしてるみたい。…春代も好きならもっと早く忠告してやれよ!
まあ、エキゾチック美人に釣られてきた辰弥が、それくらいで引き返すわけないのかな。超怖がってたわりに、美人にも遺産にもご執心でしたし…。
母親が息子に、あんな災いをもたらしそうなものを遺そうとしたのも変な感じでした。すべてはあのラストにつなぐため、見えない力に導かれてる?
でもまあ、とりあえず八つ墓明神の祟りじゃ~とか言ってるくせに、壊れた墓を一向に直そうとしない村人が一番変でしたけど(笑)
そんな中、日和警部がいい味出してましたね~。あの人が出てくると場が和んで、思いのほか楽しめました。憎めないキャラです。
この作品で一番怖いのは、実はラストの金田一だったり。あんな事が起きたのに「やはりこれは祟りってことかなあ。」と軽い口調で、ちょっと引きました。もう少しショックを受けてもいいと思うんだけど…。
犠牲になったのが若い娘さんだったら、もっと違う反応だったかもしれません?

関連記事
横溝正史シリーズ「本陣殺人事件/真珠郎」観た
横溝正史シリーズ「犬神家の一族」観た
「沓掛時次郎」観た

■ Comment

こんばんは♪

日和警部ってTV版のオリジナルキャラクターなんですよね
大抵は等々力警部とか磯川警部が一緒です
何でオリジナルにしちゃったのかな?と疑問ではありますが、
その名の通りのんびりとした性格の警部さんですよね
(「八つ墓村」は磯川警部ですね)

>壊れた墓を一向に直そうとしない村人が一番変でしたけど(笑)
あはは、確かに(笑)
要蔵の迫力も足りなかったと思います。狂気的なものを感じなかった。大虐殺も、夜半に家に乗り込んで行ってだったはずです、夏祭りは関係なかったかと…。
2012/10/13 (Sat) 18:22  maki編集〕  

このイラストも味がありますね~!

>ここで出てくる田治見家も酷かったです。基本、自分のことしか考えてません。

横溝さんの作品って、基本的にこういう家ばっかりです(爆)。

>そんな中、日和警部がいい味出してましたね~。あの人が出てくると場が和んで、思いのほか楽しめました。憎めないキャラです。

おぉ~!そう思われましたか~!!
嬉しいです☆

>この作品で一番怖いのは、実はラストの金田一だったり。
>犠牲になったのが若い娘さんだったら、もっと違う反応だったかもしれません?

ハハハ・・・他の作品でそういうのがありますので、お楽しみに~☆

「八つ墓村」は、映像化するのが難しい原作なのですよね~。
多分、一番難しいと思うのです。

このテレビシリーズも(録画したけど見ていないので)
多分「典子」は出ていませんよね~??
覚えていないのですが、もしそうなら、原作とは違う話的になってしまう部分があって・・・。

でもまぁたいていの「八つ墓村」映像化作品には典子は出ないと思うので、
それは仕方ないと思います・・・。
残念だけど、映像化作品だけで楽しむのが良いと思います♪

宵乃さんの新鮮な感想、ホントに読ませてもらうだけで楽しいです☆

ところで「プリンセストヨトミ」の、ご感想、
前に聞かせてもらったけど、忘れちゃってて、ごめんなさい☆
私は好きで楽しめました☆

「鴨川ホルモー」と同じ原作者で、やっぱりって感じ、
この世界観~♪ 面白かったです!
2012/10/13 (Sat) 19:09  miri〔編集〕  

>makiさん

いらっしゃいませ!
日和警部はオリジナルでしたか~。あの殺伐とした事件のなかで、和ませてくれますよね。ホント名前の通りの人です(笑)

> 大抵は等々力警部とか磯川警部が一緒です
> (「八つ墓村」は磯川警部ですね)

原作では磯川警部という方が一緒に捜査するんですね。八つ墓村は何かで観た気がするけど、警部さんは覚えてないんですよ。どんな人なのか、いつか確認したいです。

> 要蔵の迫力も足りなかったと思います。狂気的なものを感じなかった。大虐殺も、夜半に家に乗り込んで行ってだったはずです、夏祭りは関係なかったかと…。

そうなんですよね~、どこかでちらりと見た要蔵はものすごい迫力だった覚えがあって、この要蔵には物足りなさを感じてしまいました。
わざわざ夏祭り(明るいところ)に乗り込んだせいで、頭のライトの不気味さが薄れてしまった…。もったいない!
2012/10/14 (Sun) 10:45  宵乃〔編集〕  

>miriさん

いらっしゃいませ!
だんだんとこのシリーズのお約束がわかってきました(笑)
そういうところも味があって面白いですよね~。

> 「八つ墓村」は、映像化するのが難しい原作なのですよね~。
> 多分、一番難しいと思うのです。

そうだったんですか。まあ、洞窟を用意するのだけでも大変ですし、登場人物も多いからかな。
典子という登場人物はこれには居なかったと思います。たいていの映像化作品でカットされてしまうとは…不憫なキャラクターですね。

> 宵乃さんの新鮮な感想、ホントに読ませてもらうだけで楽しいです☆

あはは、楽しんでもらえてよかったです。機会があったら原作も読みたいなぁ。

> ところで「プリンセストヨトミ」の、ご感想、
> 前に聞かせてもらったけど、忘れちゃってて、ごめんなさい☆
> 私は好きで楽しめました☆

「プリンセストヨトミ」をご覧になったんですね。「鴨川ホルモー」と同じ原作者さんでしたか!
わたしも自分の感想は忘れてしまったけど、確か白くじらさんのところにコメント書いたような?
前半はすごく面白かった覚えがあります。
2012/10/14 (Sun) 11:05  宵乃〔編集〕  

これは全然・・・

たしか高3の春に見たのですが、その時から原作と全く違うので
好きではない作品だったように覚えています。
(原作は高2の夏に読みました)

>この作品で一番怖いのは、実はラストの金田一だったり。あんな事が起きたのに「やはりこれは祟りってことかなあ。」と軽い口調で、ちょっと引きました。もう少しショックを受けてもいいと思うんだけど…。

このあたりも違うんですよね~。
この作品の原作では、主人公はたつや、ヒロインが典子、金田一は誰かからのキチンとした依頼で調べに入っていますし、たつやは死なないし、犯人も(一部)違うし、滅茶苦茶でした。

でも、まぁ、原作なしでこの作品だけと思えば、中村さんや松尾さんの役柄はピッタリですし、犯人の心の変化も納得できないこともないかもしれません。。。

宵乃さんが記事を書かれなかったら、見なかったかもしれないので、再見のチャンスを有難うございました。

このシリーズを月末までは見るかもしれません(笑)。


.
2016/03/25 (Fri) 13:58  miri〔編集〕  

>miriさん

> この作品の原作では、主人公はたつや、ヒロインが典子、金田一は誰かからのキチンとした依頼で調べに入っていますし、たつやは死なないし、犯人も(一部)違うし、滅茶苦茶でした。

ずいぶん改変されているようで…(汗)
私的にもいまいちでしたが、原作がお好きなら気に入らないのは当然でしょうね。

> でも、まぁ、原作なしでこの作品だけと思えば、中村さんや松尾さんの役柄はピッタリですし、犯人の心の変化も納得できないこともないかもしれません。。。

まあ、原作が全てではないということで。個人的には日和警部が見られるだけでもまあまあ楽しめます!
私の記事を覚えていて再見して下さり、こうしてお話できて嬉しいです。
こちらもコメントありがとうございました♪
2016/03/26 (Sat) 12:04  宵乃〔編集〕  

ちょっと前に見ました。

テレビ版(古谷一行)とだいぶイメージが違います。
主人公が避暑地に行くような感じでした。
航空会社で働く場面もまた驚きました。

>要蔵の迫力が足りない?

僕も、そう思いました。
テレビ版の方が怖かったです!
2016/09/16 (Fri) 06:48  間諜X72〔編集〕  

>間諜X72さん

金田一耕助のシリーズは、テレビ版と映画で比較すると面白いですよね。
作る人が違うと、まったく印象も変わってきて。
原作ファンにとって映像化は嬉しい反面不安になることも多いですが、このシリーズは何度も映像化されてるから大きな心でそれぞれの違いを楽しめそうです(笑)

> 僕も、そう思いました。
> テレビ版の方が怖かったです!

ですよね!
八つ墓村は要蔵のインパクトが一番重要なポイントだと思います。
2016/09/16 (Fri) 07:19  宵乃〔編集〕  

あらら・・・。

宵乃さん。こんばんは。
今、気付きました。
ここで宵乃さんが話題にしてらっしゃるのは、古谷一行が金田一を演じたTV映画「横溝正史シリーズ/八つ墓村」なんですね。
僕も、そそっかしいです!情けない・・・(苦笑)。

>ちょっと前に見ました。

野村芳太郎監督、渥美清が金田一を演じる「八つ墓村」。
当時あのCMが随分話題になりました。
39年も過ぎてから初めて見ました。ショーケンが寺田辰弥の役です。

>日和警部がいい味出してましたね~

長門勇さん。いい味出してます。
「犬神家の一族 」(1976年の映画)の橘警察署長(加藤武)とはまた違う面白さです。
2016/09/17 (Sat) 22:14  間諜X72〔編集〕  

Re: あらら・・・。

> ここで宵乃さんが話題にしてらっしゃるのは、古谷一行が金田一を演じたTV映画「横溝正史シリーズ/八つ墓村」なんですね。

いやいや、私もちょっと勘違いしてました。
記事とくいちがったことを書いてしまった(汗)

> 当時あのCMが随分話題になりました。
> 39年も過ぎてから初めて見ました。ショーケンが寺田辰弥の役です。

渥美さんのも観たことがあります。オカルト色が強い作品でしたね。
CMにもそれが表れていたのかな?

> 長門勇さん。いい味出してます。
> 「犬神家の一族 」(1976年の映画)の橘警察署長(加藤武)とはまた違う面白さです。

ですね~。同じ原作のキャラでも演じる人が違うとぜんぜん違って面白いです♪
2016/09/18 (Sun) 10:07  宵乃〔編集〕  

寺田辰弥

TV版では荻島真一さん。辰弥が祖父丑松を訪れる。
丑松が酷い咳をする(持病)。中々止まらない。
苦笑する辰弥。薬を飲む丑松。すると突然苦しんで死んでしまう丑松。あの場面は子供の頃に見てトラウマになりました。

>母親

演じたのは神崎愛。個性的な女優さんです。

>「やはりこれは祟りってことかなあ。」

事件では助かった辰弥も再び鍾乳洞に入り込んで水死。
祟り以外にもいろいろあったかも知れません・・・。事件?
2016/09/25 (Sun) 06:20  間諜X72〔編集〕  

>間諜X72さん

> 苦笑する辰弥。薬を飲む丑松。すると突然苦しんで死んでしまう丑松。あの場面は子供の頃に見てトラウマになりました。

子供の頃だと本当に怖いシーンですよね(汗)
このシリーズは子供には刺激が強いけど、でもそれで嵌る人も多いから悪いことではないのかな?

> 事件では助かった辰弥も再び鍾乳洞に入り込んで水死。
> 祟り以外にもいろいろあったかも知れません・・・。事件?

こんな事件ばかり扱っていて、よく金田一はノイローゼにならないなぁと思います。
戦争の傷が残っていて、日常に戻りきれてないというのもあるのかな。
2016/09/25 (Sun) 07:51  宵乃〔編集〕  

なるほど!

>戦争の傷が残っていて、日常に戻りきれてないというのもあるのかな。

それはあると思いますね!どんな時代に生まれ育ったか?それは大きいです。

>とりあえず八つ墓明神の祟りじゃ~とか言ってるくせに、壊れた墓を一向に直そうとしない村人が一番変

これも鋭いです!まさに罰当たり。

閑話休題。
「とと姉ちゃん」を7:30からBSで見てから、ゴミ出し等をして自転車出勤。しかし、ドラマも今週で終了です・・・。
2016/09/27 (Tue) 07:15  間諜X72〔編集〕  

Re: なるほど!

> それはあると思いますね!どんな時代に生まれ育ったか?それは大きいです。

ですよね~。何気に反戦もある作品なのかな?

> 「とと姉ちゃん」を7:30からBSで見てから、ゴミ出し等をして自転車出勤。しかし、ドラマも今週で終了です・・・。

お気に入りのドラマが終わると寂しいですよね。
次に始まるドラマも、間諜X72のお気に入りになるような作品になるよう祈ってます!
2016/09/28 (Wed) 12:50  宵乃〔編集〕  
名前
タイトル
URL
本文
非公開コメント

■ Trackback

この記事のトラックバックURL
トラックバック一覧
八つ墓村
古谷一行が金田一耕助に扮した、横溝正史原作ミステリーのTVシリーズの一作。戦国時代、欲に目が眩んだ村人たちが三千両を携えた8人の落武者を惨殺。以来、村には奇怪な事件が多発す...
いやいやえん|2012-10-13 18:11
.