映画「僕の妻はシャルロット・ゲンズブール」観た
原題:MA FEMME EST UNE ACTRICE
製作:フランス’01
監督:イヴァン・アタル
ジャンル:★コメディ/ロマンス
【あらすじ】パリ。有名女優シャルロット・ゲンズブールを妻にもつイヴァンは、日々嫉妬に悩まされ続けていた。深く愛し合ってはいたが、行く先々でファンが寄ってきて、ふたりの時間を楽しむ余裕もない。そんな中、シャルロットが名うてのプレイボーイ、ジョンと共演する事になり…。
女優を妻に持つ男ののろけ話だと聞いていたんですが、これが結構面白かったです。
確かに、妻との時間をファンに邪魔されたり、あからさまに妻との対応が違ったり、自分以外の男とラブシーンを演じてたり、それを多くの人に見られたり…いい気分じゃないですよね~。
気にしないようにしても、つい嫉妬してしまうイヴァンなんだけども、そんな彼のためにラブシーンを断ろうとする奥さんが健気です。でも、「私だけさらし者になるなんて嫌よっ!」という一言から、まさかあんな展開になるとは(笑)
それを目撃したイヴァンが「妻がカルト教団に入ったんです…。」と通りすがりのおばちゃんに話しかけるくだりは爆笑ものでした。
一応彼も妻の事を理解しようと、小劇団に入ってみるところなんか可愛げあります。いい夫婦ですよね。
でも、劇団の娘たちが妻の相手役の事を「大人の魅力がたまらないわよね~」と話してるのを聞いたら、いてもたってもいられない!嫉妬せずにはいられないんです。
その後の対応によっては彼女も喜んだんでしょうけど…。女優を妻に持つのも大変だけど、嫉妬深い夫を持つ彼女の苦労もしっかり描かれてました。
シャルロット役の女優さんが可愛いなぁと思ってたら、ご本人でしたか。しかも、イヴァンもご本人で、俳優で、監督にも挑戦とは!色々とすごいな…。
彼らに嫉妬さえしなければ、可愛くて楽しめるフランス映画だと思います(笑)