忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「弾丸を噛め」観ました

 | 西部劇  com(6) 

弾丸を噛め
原題:BITE THE BULLET
製作:アメリカ’75
監督:リチャード・ブルックス
ジャンル:★西部劇

【あらすじ】1900年初頭の西部。賞金2千ドルの1120キロ耐久レースが始まろうとしていた。馬を乗りかえることは許されず、定められた過酷なコースをゆく死のレースだ。アメリカ中が注目する中、一癖も二癖もある猛者8人が各地から集まり、闘いの火蓋は切って落とされる…。

これは素晴らしくわたし好みの西部劇ですね!
過酷なレースってことで、馬がかわいそうで観てられないシーンもありましたが、作品自体は心から観てよかったと思えるものでした。
ロードムービー並の穏やかな道中で、動物愛護の精神を持ったクレイトンや、大金を自分の優勝に賭けてたのに彼が参加する事になって焦る親友マシューズ、周りに力を示したい粋がった若者や、ひどい虫歯で涙目なおじさん、過酷なレースに似つかわしくない美人さんなど、8名の参加者の交流が爽やか。
とくに、登場から動物をいじめていた、ケツを蹴っ飛ばしてやりたくなるような若者が、クレイトンに指導され、最後には彼を父親のように慕うとこがよかった。美しきケイトにもきちんと謝ったし、成長が見られるっていいよね!
ただ、最初はレースなんて馬には何の意味もないと言っていたクレイトンが、何故参加する気になったのかはよくわかりませんでした。保存してあるから、いつか確認せねば!
そして、彼とマシューズとの友情もいいんですよ。べたべたしすぎず、言わなくても気持ちが通じるみたいな。最後にヘロヘロになりながらもある行動にでたクレイトンの姿に涙が…。

邦題は原題の直訳ですが、原題は熟語で”苦しみに耐えてやりぬけ”という 意味。 でも、ある登場人物がやむをえない事情で弾丸を噛んでおり、終盤、怪我の痛みに顔をしかめる彼に「弾丸を噛んで耐えろ」と言うシーンがあるから、間違ってはいない気もします。というか「こんな弾丸は初めてだ。人の役に立つなんて」と、レース仲間との絆を感じさせるエピソードでは、タイトルの意味を考えて感動してしまったので、むしろ直訳でよかったと思います。
のんびりした作風や、友情が好きな方にはお勧めです!

■ Comment

こんにちは☆

この映画は2年前にムービープラスで見ました。
好きな女優(キャンディス・バーゲン)が出ていたので、楽しく見ました♪
今回はパスしましたが、イラストの感じ、素敵ですね~。

>作品自体は心から観てよかったと思えるものでした。
>8名の参加者の交流が爽やか。

あまり深くは覚えていませんが、感想文を読み直すと、
異色西部劇で変わっていて、見て良かった、役者が皆凄く良かった、と書いてあります。

一部分凄く嫌なとこがあったけど
(最後前に女性参加者の秘密が分かり、その後しばらく残酷な場面が続き)
他は全体的に良かった、とくどくど書いてあります。

あとラストシーンが良いと書いてあるレビューが多いけど、
まぁそうなんだけど、キレイ事って感じもするわ・・・とにかく見て良かった、
とダメ押ししてあります。

こんな感じでした。
イラストのシーンをご説明願えますでしょうか???
2012/09/25 15:22  miri〔編集

>miriさん

いらっしゃいませ、コメントありがとうございます。
キャンディス・バーゲン良かったですよね。綺麗で凛としてて。それだけに、あんな男のためにというのが、「え~!」って感じでしたけど(笑)
コバーンとジーン・ハックマンも渋かったです!

> あとラストシーンが良いと書いてあるレビューが多いけど、
> まぁそうなんだけど、キレイ事って感じもするわ・・・とにかく見て良かった、
> とダメ押ししてあります。

そうですね~、雰囲気で感動したけど、意図を理解するのに時間を要しました。私的には、「役に立つ弾丸があるなんて…」のシーンが一番のお気に入りです。

> イラストのシーンをご説明願えますでしょうか???

あはは、とくに意味はなくて、ロードムービーらしく”間”とるための移動シーンです。探したけど、イラスト映えしそうなシーンが見つからなくて…。
2012/09/26 07:32  宵乃〔編集

No title

宵乃さん こんばんは

この作品は自分も好きです。
どんでん返しとレースの過酷さが
マッチしていて

馬好きの友人は「面白いけど、二度と観ないと思う」と言っていたのを思い出しました。
 
2012/09/27 21:38  きみやす

>きみやすさん

いらっしゃいませ!
こちらの作品も知っていましたか~。
わたしもタイトルは何となく知っていたんですが、観るのは今回が初めてでした。こんな異色西部劇があったなんて!
あの過酷なレースの過程があってこその、あのラスト。結局、毒は大丈夫だったのか気になるところですが、彼らの友情は不滅です!

> 馬好きの友人は「面白いけど、二度と観ないと思う」と言っていたのを思い出しました。

あ~、やっぱり馬が被害に遭ってますし、馬好きには辛いシーンが多かったですよね。
とくに、脚を折った馬を撃ち殺すのは、いつ観ても辛いです…。
こういう事があるから主人公も過酷なレースを嫌っていたのに、なんで気が変わったのか?
でも、馬を想いやっての行程がラストに繋がるんですよね~。
2012/09/28 09:29  宵乃〔編集

昨夜見ました。

見ていて辛くなる映画でした。
馬達が可愛そうになる映画ですね。
若者に酷使されてボロボロになって死んで行く馬。
脚を骨折して馬主に射殺される馬。
クレイトンが乗った馬も最後はフラフラでした。

レース参加者と悪党達のイザコザの時。
若者が乗った馬。
悪党に撃たれて馬ごと倒れる。
あれってどうやって撮影したのでしょうか?
2012/12/19 06:41  間諜X72〔編集

>間諜X72さん

> 見ていて辛くなる映画でした。
> 馬達が可愛そうになる映画ですね。

そうなんですよね…。わたしも馬は好きなので、他の部分が好みじゃなかったら見てられなかったと思います。
せめて、主人公が愛馬を酷使してでも参加しようと思った理由はハッキリさせてほしかったところです。

> 悪党に撃たれて馬ごと倒れる。
> あれってどうやって撮影したのでしょうか?

どうなんでしょう、馬が傷つくような事はなかったと信じたいですが…。
この作品で一番の熱演だったのは馬たちだったんですね!
2012/12/19 10:22  宵乃〔編集
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