忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「バタリアン」観た

 | ホラー/パニック  com(8) 

バタリアン
原題:THE RETURN OF THE LIVING DEAD
製作:アメリカ’85
監督:ダン・オバノン
ジャンル:★ホラー/コメディ

【あらすじ】ロスの科学資料庫で働くバートは、新人フランクに地下のタンクを見せる。彼が言うには「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」という映画は事実を元に描かれており、中にはゾンビが入っているという。だが、ふざけてタンクを蹴っ飛ばしたところ、謎のガスが噴出し…。

わたしの肝試し企画もこれで最後。”走るゾンビ”の元祖(元祖は「ナイトメア・シティ(1980)」でした)「バタリアン」を観てみました。やたらと頭がよかったり、頭を破壊しても燃やしても解決できないという、えげつないほどの最強モンスターになってます。
そんな最強モンスターが登場するのに、冒頭から妙に明るい雰囲気。ベタなコントみたいなノリでゾンビ復活です。アホな二人が、いい感じに周りを巻き込んで、大事に発展させてくれるんですよね。最初のゾンビを倒すのもあっさりで、むしろ処分の方に困って、その様子がまたおかしいんだわ。まさかあんな展開になるなんて!
彼らの行動によりゾンビが増殖してしまうのが恐ろしい。ここからだんだんと怖い展開になっていきます。なんせゾンビの賢さが生前と変わらないレベルなので、やり方がホント人間らしいというか。狩猟民族だなぁという感じ。おかわりが欲しくて救急車呼ぶとか(笑)
ただ、脳を食べたがる理由がわかるような、わからないような…。まあ、骨になっても動くような奴らなので、細かい事を気にしたら負けですよね!
前半はおバカコメディだと思ってたので、しだいに悲壮感が漂ってきて気が引き締まります。うるっとさせる展開もあり、何気に見ごたえある作品でした。
でも、何よりも良かったのは音楽かな。ハードロック?なBGMが妙に合っていて、気分が盛り上がりました。ホラーなのにノリノリなとこが、この作品の持ち味でしょう。

■ Comment

No title

宵乃さん、こんにちは。

おぉ、バタリアンだ~♪
子供の頃に見た記憶はあるんですが、
内容をさっぱり覚えていないので再見したいとずっと思ってはいるんですよ。

この映画の後で「オバタリアン」って言葉も派生したな~、
今では誰も使ってないけど(^^;

『ナイト・オブ~』を観た今はさらに楽しめそうな気がします。
近いうちに再見してみようと思います。
2012/09/19 12:41  マミイ〔編集

>マミイさん

子供の頃にこれをご覧になったんですか!
コメディだけど、子供には結構怖い作品ですよね。トラウマになってる人も多いとか。
何気に大人になってからの方が楽しめるタイプだと思うので、機会があったら再見してみて下さい。

> この映画の後で「オバタリアン」って言葉も派生したな~、
> 今では誰も使ってないけど(^^;

ずっと元ネタを知らなくて。今回観てみたら、確かに脳みそを求めて突進していくバタリアンはセール品をあさるおばさんたちを思い起こさせるかもしれません(笑)

> 『ナイト・オブ~』を観た今はさらに楽しめそうな気がします。

そうなんですよ~、知らなくてもぜんぜん楽しめるけど、知ってると「あれで事実より控えめに描いていたのか!」という怖さが味わえます。「ナイト・オブ~」の怖さを引き立てる作品ですね。
2012/09/19 14:25  宵乃〔編集

翻訳の魅力

最初からコメディとして見れましたか、私が子供の時に見たときはコメディの要素なんて全く感じませんでした(笑)
オープニングで「これは事実であり、実在する団体です」というアナウンスで、完全に信じ込んでしまったピュアな心が懐かしいです。

この映画の魅力は翻訳にもあります。日本での「ナイト・オブ・~」の知名度が低かったので思い切ってバタリアンにしたのでしょうけど、これがヒットの一因ですね。

「バタリアン(大群)」というセリフは無いにもかかわらず、「バタリアンが来る!」などと翻訳してます。

他にも翻訳で「オバンバ」「タールマン」といった名称のあるキャラクターゾンビを生み出したのも秀逸でした。

元のセリフには全く無い翻訳要素を盛り込んでいて、全然違うじゃねーか!!という突っ込みを入れながら観る楽しさがあります。

吹き替えもまた魅力で、この作品は字幕よりも吹き替えのほうが面白いです。TV放送時とDVDでは吹き替え音声が多少変わりましたが、豪華な声優が起用されてます。

最後の終わり方は「えぇー!?」と呆気に取られた覚えがあります。しかも子供ながら被爆国として『黒い雨』という知識があったものだから、余計に被害が拡大するじゃん!!と突っ込みを入れたのを覚えてます。

ちなみにバタリアン2ではフレディ役とフランク役の俳優二人が別キャラとして登場したり、タールマン・オバンバが再登場するなど、各所にファンサービスが盛り込まれてます。こちらはコメディ要素が強過ぎになってました。
2012/09/19 22:34  Deka-E

>Deka-Eさん

いらっしゃいませ。
これは子供の頃に観ていたら笑ってなんていられなかったでしょうね~。「事実です」のアナウンスもインパクトありました。ピュアな子供時代の思い出を大事にして下さい!

> この映画の魅力は翻訳にもあります。日本での「ナイト・オブ・~」の知名度が低かったので思い切ってバタリアンにしたのでしょうけど、これがヒットの一因ですね。

そうだったんですか。わたしもこの作品の名前だけはちらほら聞いたことがあって、頭の片隅に引っかかってました。一度聞いたら忘れない名邦題だと思います。

> 元のセリフには全く無い翻訳要素を盛り込んでいて、全然違うじゃねーか!!という突っ込みを入れながら観る楽しさがあります。

あはは、そういう楽しみ方もあるんですか~。
吹き替え版も魅力的と言うことで、何度でも楽しめるところがファンの心をくすぐるのかもしれませんね。
ラストはわたしも「おいおい」と思ってしまいました。アメリカらしいオチです。

> ちなみにバタリアン2ではフレディ役とフランク役の俳優二人が別キャラとして登場したり、タールマン・オバンバが再登場するなど、各所にファンサービスが盛り込まれてます。

人気キャラ勢ぞろいですね。続きものではないのかな。機会があったら見てみたいです。作品のご紹介ありがとうございました!
2012/09/20 11:20  宵乃〔編集

再見しました

もっと笑える要素があったと思っていたのですが
(思い出補正かも・・・)
かなり真面目に作ってあってビックリしました。

>アホな二人が、いい感じに周りを巻き込んで、
>大事に発展させてくれるんですよね。
そうそう!この二人がいいコンビでしたね。
あんまりにも怖がりすぎるものだから、逆に笑っちゃいました。

>おかわりが欲しくて救急車呼ぶとか(笑)
頭が良かったですよね。
ラストああしないと、収拾つかなかったかも(^^;
一応、本家のラストに通じるものもあるし
本家に対する愛がひしひしと感じられました。
2012/10/06 08:30  マミイ編集

>マミイさん

いらっしゃいませ、コメントありがとうございます。
再見なさった印象が、Deka-Eさんとは間逆でしたか~。人それぞれだなぁ。

> あんまりにも怖がりすぎるものだから、逆に笑っちゃいました。

わかるわかる、周りがパニクってると自分は冷静になったりするもんですよね。

> 頭が良かったですよね。
> ラストああしないと、収拾つかなかったかも(^^;
> 一応、本家のラストに通じるものもあるし
> 本家に対する愛がひしひしと感じられました。

敵が強すぎると、実際のところ、多少の犠牲は必要ってなってしまうんでしょうね~。まあ、準備してたわりに敵をわかってませんでしたが。だんだんと薬品の成分が薄まれば、いつかは効果もなくなるだろうけど、あのやり方を続けてたら死の灰で人類滅亡かも!
パロディ・オマージュ作品は、どれだけ愛が込められているかで良し悪しが決まるんだろうなぁ!
2012/10/06 10:23  宵乃〔編集

No title

マミイさんと同じだったんですね。ヘ(^o^)/
うむーー・・・(@_@)
ホラーなんですね。
来年の肝試し候補作品が沢山です。
2012/10/06 17:10  かえるママ21

>かえるママ21さん

いらっしゃいませ!
マミイさんは子供の頃にもご覧になってるようで、結構有名な作品です。
これも怖い事は怖いですね~。最初はコメディ色が強いけど、後半はゾワっとするシーンも。

> 来年の肝試し候補作品が沢山です。

毎年やる予定なので、ゆっくり消化していくつもりでいいと思いますよ♪
2012/10/07 09:34  宵乃
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