映画「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」観ました

原題:NIGHT OF THE LIVING DEAD
製作:アメリカ’68
監督:ジョージ・A・ロメロ
ジャンル:★ホラー/サスペンス
父の墓参りの帰り、よろよろと歩いていた男に襲われたバーバラと兄ジョニー。恐怖から近くの民家に逃げ込んだバーバラだったが、そこには同じように襲われ逃げ込んだ黒人青年ベンがいた。外部との連絡が取れない中、家は同じように様子のおかしい人々に取り囲まれてゆき…。
地味に一人で続けている肝試し企画5作品目。古い作品だし、映像的にもそれほど怖くないだろうなぁと思いつつ鑑賞です。
いやぁ、驚きました。この時点でもうゾンビものは完成してたんですね~。女性がほぼ足手まといなのと、グロイシーンで手作り感出てる事以外は、今のゾンビものと大差ないというか、これ以降はぜんぶ真似しただけみたいな。ゾンビとの戦いより、人間同士の衝突が怖いっていうのも、今ではお馴染みになってます。
ゾンビが人肉を食べると言いつつ、そこら辺にいるゾンビは生前とほとんど変わらない綺麗な状態っていうのは変でしたね。でも、普通に見える人がいきなり襲い掛かってくるっていうのが意外と怖かったり。
しかも、ヒロインはショック状態で無能だし、頭を撃てば倒せるのにぜんぜん気付かなくて、妙にハラハラさせられました。
というか、数人で前後左右たいまつ掲げて移動するのが一番安全だったのでは?
火に対してメッチャ怖がるゾンビがちょっと可愛かったです。火葬されるのが怖いのかな(笑)
でも、道具を使ったり、車を壊してから人間を襲おうとしたり、意外と知能が高いのはビックリ。まだ脳がフレッシュだから?
ラストはクールで、いいホラー映画観たな~って感じでした。他のロメロ作品も観てみたいです!
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■ Comment
ゾンビ映画の元祖ですね。ちょうど私も「リターン・オブ・ザ・リビングデッド」こと邦題「バタリアン」を再見したばかりです。バタリアンの作中にこの映画に言及があったので、興味がありました。
他にもこの作品をオマージュしている映画が多いそうです。この映画は興行的には失敗したそうですが、ジワジワと反響を呼び、今では巨大なゾンビ産業の原点となりましたね(笑) 「バイオハザード」も原点をたどればこの映画に行き着くのではないでしょうか。
次は「バタリアン」などいかがでしょうか。幼少期に見たときはホラー映画でしたが、大人になってから見るとコメディ映画になってました(笑)
2012/09/15 12:27 Deka-E
これと、「サンゲリア」がゾンビ映画の初点というところでしょうか
宵乃さんもヒロインにイライラしたとこのことで、ちょっと笑っちゃいました
きっと見た方みんながそう思ってることでしょうね!
ゾンビ映画の原点から、今のゾンビ映画もそう変わらないってのは、凄い事ですよね。宵乃さんが言われてたとおり、グロ描写が多くなっていってるかシチュエーションを多少変えてみたりするぐらいでしょうか
この作品ではゾンビがどうして襲ってくるのかの理由も明かされませんから、余計に完成されてる感覚が強いですね
これは死体がきれいですが、「サンゲリア」のほうは土中から這い出てくるので、ウジやミミズなんかの虫たちに巣食われた死体です(水中でサメと格闘するゾンビとかわけわからん描写もありますが)
鑑賞する事があったら食事時を避けてみてみてくださいね。
宵乃さん、こんにちは。
>これ以降はぜんぶ真似しただけみたいな。
「ゾンビ」というスタイルが確立された映画でしたね。
>というか、数人で前後左右たいまつ掲げて移動するのが一番安全だったのでは?
スローな動きに見えるけれども、ボヤボヤしてるうちに大群になって押し寄せてくるから
意外とあなどれませんよね。
逃げたとしても相手は疲れを知らない死人だから、
こっちが先に疲れてしまうだろうし
火が消えるまで追いかけてきそうだし・・・。
なかなか怖いですよね。
いらっしゃいませ!
お~、「バタリアン」を観たところでしたか。そちらは観た事がなくて、わたしも気になっていたところです。
> ジワジワと反響を呼び、今では巨大なゾンビ産業の原点となりましたね(笑) 「バイオハザード」も原点をたどればこの映画に行き着くのではないでしょうか。
ですね~、観てみて本当にゾンビ映画の原点だという事がよくわかりました。この作品あっての、今の視覚的にも楽しめるゾンビ映画ができたんですよね。
記事を書くかはわかりませんが「バタリアン」にも挑戦してみたいと思います!
いらっしゃいませ!
このヒロインの役に立たなさは、さすがにイラっとしちゃいますよね。最近の映画では女性も大活躍ですし、本気で足を引っ張るだけのキャラをヒロインに持ってくるのも…。製作者へのイラつきも加わっている気がします。
> この作品ではゾンビがどうして襲ってくるのかの理由も明かされませんから、余計に完成されてる感覚が強いですね
ですね~、世界観を作りこむのはいいですけど、どこまでそれを明かすかでサスペンスが引き立ったり、逆にスケールが小さく感じられたりするって事が良くわかります。無駄のない引き締まった作品でした。
> これは死体がきれいですが、「サンゲリア」のほうは土中から這い出てくるので、ウジやミミズなんかの虫たちに巣食われた死体です(水中でサメと格闘するゾンビとかわけわからん描写もありますが)
あはは、ゾンビらしいゾンビの原点ですか~。水中でゾンビとサメが格闘なんて、明らかにゾンビが不利なんですが…。でも、サメに感染したら人類がヤバイか(笑)
機会があったら挑戦してみます!
こんにちは!
面白い作品をご紹介ありがとうございました。かなり気に入りましたよ~。
ノロノロしてるんだけど、なかなか手強いですよね。後半で登場する警察側の冷静さに驚いてしまいました。
> 逃げたとしても相手は疲れを知らない死人だから、
> こっちが先に疲れてしまうだろうし
> 火が消えるまで追いかけてきそうだし・・・。
あ、いや、ガソリンを取りに行くシーンでというのを書き忘れました。小心者のおじさんの火炎瓶援護も「え、それだけ!?」って感じだったので、素直にかたまってたいまつで移動した方が、物資の節約にもなってよかった気がしました。
まあ、結局ガソリンに引火して大惨事だったんでしょうけど。
やっぱりゾンビより、足を引っ張る身内が怖いのかな(笑)
宵乃さん、こんばんは
バーバラ
>このイラつくキャラ、何処かで観たようなと思ってたら、「駅馬車」の大尉夫人だ。(笑)
守ってもらって当たり前、思考停止、娼婦(本作では黒人)への上から目線。
「駅馬車」のインディアンをゾンビに変換すると、あの夫人も大尉がゾンビになったら守り甲斐もなく向こうへ行きそう。(笑)
「ゾンビ」
ヒロインは、僕もこっち、というか、ああいう顔立ちとヘアスタイルが好みなんで。(汗)
ベットのシーン、完全なマネキンで可笑しかった、何か、理由が有るんでしょうか、もう男に対して感情がないとか、近々、生命が尽きる暗示だとか?
あのラストは、ニューシネマで育った世代から見ると、結構、見慣れたものなんで・・・。(大汗)
> 「駅馬車」のインディアンをゾンビに変換すると、あの夫人も大尉がゾンビになったら守り甲斐もなく向こうへ行きそう。(笑)
駅馬車の夫人がどんな人だったか思い出せませんが、このヒロインがウザかったことは印象に残ってます。ゾンビ映画の大元ということで見る価値はあると思いますが、面白さ的には一部のホラー好き向けという感じですよね。
> ヒロインは、僕もこっち、というか、ああいう顔立ちとヘアスタイルが好みなんで。(汗)
だいたいの人がこっちのヒロインが好きだと思います(笑)
> ベットのシーン、完全なマネキンで可笑しかった、何か、理由が有るんでしょうか、もう男に対して感情がないとか、近々、生命が尽きる暗示だとか?
う~ん、ベットのシーンが思い出せない…。すみません。
> あのラストは、ニューシネマで育った世代から見ると、結構、見慣れたものなんで・・・。(大汗)
ラストから忘れていくタイプなもので…。ショッピングモールで楽しんだり、略奪者と戦うところが印象に残ってます。
コメントありがとうございました。