映画「ミクロキッズ」観ました
製作:アメリカ’89
原題:HONEY, I SHRUNK THE KIDS
監督:ジョー・ジョンストン
ジャンル:★SF/ファンタジー
【あらすじ】ある日、野球ボールでお隣の窓ガラスを割ってしまったロン。兄のラスに連れられサリンスキー家に謝りに行くが、ボールが当たって研究中の物体縮小装置が暴走。お隣の子供エミーとニックも含めた4人が6mmに縮小してしまう。その上、何も知らない父親によって、ゴミと一緒に家の外に出されてしまい…。
再見。結構忘れてて、予想以上に楽しめました。
お隣さんの父親がいいですね~。子供たちを気に掛けてて、奥さんともラブラブ。休日には家族でキャンプに行くなんて、アメリカの良き父親像そのもの。釣り仲間との手の合図とか可愛すぎる!
お隣のサリンスキー博士のせいで安眠妨害され、あの一家はイカレてる!と思ってるんだけども、実はサリンスキー博士にも同じように思われてたり。
一方、サリンスキー夫婦もいい両親ではあるものの、やっぱり傍から見たら変人です。庭に設置した装置で宙吊りになって草の根わけて探すシーンなど、真剣にやればやるほど笑えてしまうという。
しかも、ちょっと抜けてるから、忠犬クワークの存在を完全に忘れてるのがもどかしい。この子、鼻も利くし耳もいいし、小さくなったエミーたちをしっかり認識して言う事聞くんですよね~。この子がいなかったら、とんだホラー映画になってたと思います(汗)
そして、忘れちゃいけないのが、主役の子供たちと広大な庭のジャングル!
とくに弟二人がいいキャラしてて、博士の息子ニックは物知りで割と冷静だけど、お姉ちゃんがピンチの時には慌てまくり。エミーも常に弟を心配しているのが言葉の端々から伝わってきて、その姉弟愛に感動しました。
トンプソン兄弟もそれぞれよくて、ラスは弟よりエミーの事ばっかりで、弟ロンは嫉妬でエミーに対しては口が悪いんですよ。でも、前半は”ムカつくガキ”だった彼が、アリンコの登場で素直で優しくて子供らしい一面を見せてくれます。サソリとの対決のくだりはやりすぎ感あったけど、うっかり涙が…。
巨大な庭のセットの手作り感は好きだし、あんまり本格的なSFになったら怖い展開になりそうだし、ディズニーだからこれくらいでちょうど良かったかな。
ちなみに、原題は”ハニー、子供たちを小さくしちゃったよ!”で、博士のセリフみたいな感じですね~。