映画「ダブル・ミッション」観た
製作:アメリカ’2010
原題:THE SPY NEXT DOOR
監督:ブライアン・レヴァント
ジャンル:★アクション/コメディ
【あらすじ】冴えないセールスマンを装う敏腕CIAエージェントのボブは、シングルマザー・ジリアンとの結婚を考え、引退を決意。子どもたちの心を掴むため、彼女の留守中、面倒を見ることになるが、長男イアンがボブのPCからロシア当局の秘密データをダウンロードしてしまい…。
スパイものという事で期待しないで観たんですが、すっごい楽しかったです。
いつものジャッキーのコミカルなアクションもいいし、ひねた性格の子供たちの活躍が楽しい!
彼の冴えない姿しか知らない子供たちは、こんなのが父親になったらサイテー!と、ボブもたじろぐ追い出し作戦を繰り出します。その行動力もさる事ながら、(ボブの)秘密道具を使いこなすセンスも凄いんですよ。みんなジャッキーに負けないくらいいきいきしてて、最後までテンポよく観せてくれました。
子供たちと心を通わせていく過程も、ファミリー映画としてしっかり描かれていたと思います。とくに、一番難しい時期にある長女ファレンとは、屋根の上で対等に話すシーンがあったり、ボブの事を信頼し優しい表情を見せるようになったり。スパイだとわかって一瞬で懐いてしまった調子のいい弟イアンや、素直な末っ子ノーラも可愛かったけど、家族の絆をいちばん感じさせたのは彼女でした。
あと、アホ全開な敵一味も好きですね~。脱獄して恋人?に服を用意させるんだけど、それが変なのばっかりで、最終決戦でもボスオーラゼロ!
そのせいか退場もあっけなかったり…。ご愁傷様です(笑)
とくに活躍しなかったけど、画面にちらほら映るにゃんこにも和みました。
観終わって「ジングル・オール・ザ・ウェイ」の監督だったと知って納得。ワハハと笑って観られるファミリー映画です。