忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「ポセイドン・アドベンチャー(1972)」観ました

ポセイドン・アドベンチャー(1972)
製作:アメリカ’72
原題:THE POSEIDON ADVENTURE
監督:ロナルド・ニーム
原作:ポール・ギャリコ
ジャンル:★パニック/アドベンチャー

【あらすじ】大晦日の夜、パーティで賑わう豪華客船ポセイドン号を海底地震によって発生した大津波が襲った。一瞬の内に船は転覆。生き延びた人々の中から、牧師のフランクに賛同した数名が、天地が逆転した船内からの脱出に挑む。

久し振りに再見…って思ったけど、いつも93分番組で観てたから、初見と言ってもいいかも。吹替え版も好きだけど、やはり完全版は違いますね~。
何といってもマーティンさんの魅力に今まで気付かなかった自分にビックリです。確かに、牧師さんの行動力とリーダーシップは主人公向きだし、ロゴ刑事みたいにかき回す役(でも嫌な奴ではない)も必要だし、ベルおばさんのような泣かせる役どころも重要だけど(心臓発作の最大の要因は飛び込み?)、控えめマーティンさんの冷静さと優しさはなくてはならないものだったと思います。
もし彼がいなかったら、お姉ちゃんと同じ様に怪我したウェイターを降ろして、上に登る手段(&時間)がなくなってたかもしれないし、「わたしたちが上に行っては?」と提案した彼のおかげで助かったと言っても過言ではないはず!
そして、怒りっぽいロゴの気を逸らせて落ち着かせたのも彼だし、絶望した歌手ノニーを励まし、最後まで面倒見たのも彼でした。
ノニーなんて、普通のディザスター作品だったら、さんざん周りの足を引っ張った挙句に死んじゃいそうなキャラクターじゃないですか。それを、周りと衝突させることもなく(ハシゴでロゴがちょっとイラついてたけど)、誰だって自分の事を考えてしまうような状況で、最後まで見捨てず助けるのって凄くないですか?
みんなそれぞれ好きですけど、マーティンさんにばかり目が行ってしまう117分間でした(笑)

関連記事
映画「クリスマス・キャロル(1970)」観ました
映画「ポセイドン(2006)」観た(同原作者)

カテゴリ「ホラー/パニック」の関連記事

  • 映画「ポセイドン・アドベンチャー(1972)」観ました
    映画「ポセイドン・アドベンチャー(1972)」観ました
    2012/06/12

■ Comment

懐かしい作品

日比谷の有楽座で弟と観ました(弟も映画好きだけど、今日に至るまで一緒に見た最初で最後の映画~笑)。

マーティン役はレッド・バトンズですね、僕の好きな役者さんなんですよ。
この人、いつも脇なんだけど、脚本選びが上手いのか、いつも主役並の印象を残す人。
「史上最大の作戦」、「ハタリ!」、「ひとりぼっちの青春」。
特に「ひとりぼっちの青春」は良くて、あれでアカデミー助演男優賞を取らせて上げたかった。
(ノミネートされたんだけど、もう一人、同作品でノミネートされてたギグ・ヤングに持っていかれました)。
落ち込む(欝になる)映画のオールタイム第2位に選ばれた作品ですから、宵乃さんには余りお勧めできませんけど。(笑)
「ポセイドン・アドベンチャー」でも、目立たず、優しいクセに、大事な所では一本通す、いい役を上手く演じてました。
「飛べ!フェニックス」の副機長みたい感じでしたね、牧師と刑事に挟まれて。

ベル夫人、リンダ、牧師、皆、どんな最期だったか覚えてるのですが、R・マクドウォールのボーイは何処で亡くなったんだろう、早い時間帯だった気がするのですが、ちょっと教えて頂けないでしょうか。
「猿の惑星」では、C・へストンに真っ向対抗してたのに、こちらでは殆んど見せ場もなく・・・でしたよね。(笑)

※何でも、ハックマンの演じた牧師は、プロテスタントでも実践主義・行動主義の教派だそうで、彼は、その中でも過激な思想の持ち主という設定だそうです。
昔、評論家が言ってました。
2012/06/12 22:45  鉦鼓亭〔編集

>鉦鼓亭さん

いらっしゃいませ!
弟さんと一緒にご覧になった唯一の作品ですか~、それは特別な思い出ですね。

> マーティン役はレッド・バトンズですね、僕の好きな役者さんなんですよ。
> この人、いつも脇なんだけど、脚本選びが上手いのか、いつも主役並の印象を残す人。

お~、そういう役者さんだったとは…、いつも縁の下の力持ちのような役割をしているんですね。教えてくれてありがとうございます。
鬱映画2位という「ひとりぼっちの青春」、彼が出てるなら観たいけど…う~ん悩む!

> 「ポセイドン・アドベンチャー」でも、目立たず、優しいクセに、大事な所では一本通す、いい役を上手く演じてました。
> 「飛べ!フェニックス」の副機長みたい感じでしたね、牧師と刑事に挟まれて。

そうそう!子供の頃は気付かなかったけれど、ホント素敵なんですよ~。
彼がいなかったら空中分解してたでしょう。副機長と同じく日本人の共感をさそう役だったと思います。

> R・マクドウォールのボーイは何処で亡くなったんだろう
> 「猿の惑星」では、C・へストンに真っ向対抗してたのに、こちらでは殆んど見せ場もなく・・・でしたよね。(笑)

行き止まりになってしまい通気孔を這い出たところで、ハシゴを登ったじゃないですか?
あのシーンで、ロゴさんと一緒に最後に登り始めたんですが、船が揺れて落ちてしまったんです。ロゴさんが迫る海水に潜って追いかけたんですが見つからず…。それを見てノニーちゃんがビビッちゃったんですよ(笑)
見せ場は少なかったけど、上に登れたのも、通気孔の場所を教えてくれたのも彼だったから、やはりなくてはならない存在でしたね~。

> ※何でも、ハックマンの演じた牧師は、プロテスタントでも実践主義・行動主義の教派だそうで、彼は、その中でも過激な思想の持ち主という設定だそうです。
> 昔、評論家が言ってました。

そうなんですか。彼は皆を助けたい、助かりたいという気持ちより、自分の信念の強さを証明しようとしているところがあって、あんまり好きになれませんでした。殉教者ってやつですよね。
リメイク版では描きづらかったのか、消されちゃいましたし(笑)
2012/06/13 07:09  宵乃〔編集

ポセイドンは4回観てますが

最初からマーティンさんが一番好きでしたよ!

やっと、「ある公爵夫人の生涯」の記事が完成しましたのでTBしました。
ポセイドン両方とも好きな作品なので思い入れが深いです。

2012/06/14 15:37  しずく〔編集

>しずくさん

おお!さすが、最初からマーティンさんの魅力に気付くとは!
昔はやっぱり目立つ方に目が行っちゃってたからなぁ。
登場人物それぞれにドラマがあるし、活躍の場もちゃんと用意されてるし、なおかつ仲間の誰かのせいで仲間が亡くなるという事がないのがいいですよね。これからも良い作品を再見したいです。

> やっと、「ある公爵夫人の生涯」の記事が完成しましたのでTBしました。

TBありがとうございます。
後でうかがいますね♪
2012/06/15 06:59  宵乃〔編集

こんにちは。

私もマーティンさんが好きですが、やっぱりロゴとの対立があっての見せ場が多かったですね。ほとんどの人をカバーしての頑張りには本当に頭が下がる思いですが、彼の想いを継いだロゴもよかったです。
パニックモノとしては「タワーリング・インフェルト」と並ぶ金字塔ですね。

この緊迫の中、もう時間がなかったはずですが、さらに「とんでも」続編を作ってくれたのにはまいりましたねぇ。(^^;

トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきました。
2012/06/24 15:08  白くじら編集

>白くじらさん

いらっしゃいませ、コメントありがとうございます!
白くじらさんもマーティンさんが好きという事で嬉しいです。まあ、牧師さんとロゴ、ベルと彼女を支えた旦那、船に詳しい弟くん、通気孔の場所を知っていたボーイもなくてはならない存在でしたけどね~。ノニーとお姉ちゃんとロゴの嫁はえーと…男性陣のやる気をアップさせる役割?(笑)
わたしもラストのロゴの表情にはぐっと来ました。でも、嫁の末路はいかにもお話の都合上って感じで納得いかなかったなぁ。

> この緊迫の中、もう時間がなかったはずですが、さらに「とんでも」続編を作ってくれたのにはまいりましたねぇ。(^^;

黒歴史ですか。この作品を人に勧める時は「続編には手を出すな!」と釘を刺さないといけませんね、あはは。
2012/06/25 07:38  宵乃〔編集

こんにちは☆

迫力のイラストです!
凄い☆

やっとこの時のオンエア録画を見ました。
ちゃんと見るのは3回目で、チラ見があるように思いますが、
印象に残ったシーンと、大まかな流れは覚えていましたが、
詳細は忘れていたので、新鮮な目で見られました♪

>「わたしたちが上に行っては?」と提案した彼のおかげで助かったと言っても過言ではないはず!

その通りですよね~!
今回は私もこのヒトに目が行き、あの俳優さんってこういう役が多いような気がしますが、独身の雑貨屋さんのオジさんで、細かいところに目が行くのがなかなか雰囲気出ていたし、あの新年パーティの時の話がちゃんと伏線になっていたなぁ~って思いました。

>確かに、牧師さんの行動力とリーダーシップは主人公向きだし、ロゴ刑事みたいにかき回す役(でも嫌な奴ではない)も必要だし、ベルおばさんのような泣かせる役どころも重要だけど(心臓発作の最大の要因は飛び込み?)

ジーンハックマンはこの頃の売れっ子で、それまではバート・ランカスターがやってたような役柄を引き受けたけど、よくやったって感じですよね☆

マーティが最初に大写しになった時は嬉しかったわ・・・ホントうまくて個性あふれる俳優さんでした。奥さんが死んだのは、あれはこの映画の話上、必要でしたから仕方なかったですね・・・。

シェリー・ウィンタース(「陽のあたる場所」のアリスですよ☆)の発作の要因は、日ごろの“生活習慣”だと思います。飛び込みは引き金かと???

>絶望した歌手ノニーを励まし、最後まで面倒見たのも彼でした。

身寄りのいない者同士のこの二人が、うまくいってくれると良いな~と思ってしまいましたが、きっと病院でお互い全快したらサヨナラなんでしょうね~(寂)。

>ノニーなんて、普通のディザスター作品だったら、さんざん周りの足を引っ張った挙句に死んじゃいそうなキャラクターじゃないですか。

これはちょっと・・・ひどくない???と思ってしまいましたが(笑)私自身があそこにいたら、このキャラに一番近いような気がするからです(爆)。

まだ「転校生」とか色々と残っているけど、少しずつ再見しています。
今夜中に追記しますので、お時間頂けたらお願いします☆
2012/09/24 17:18  miri編集

追伸です☆

追記をアップしたのですが、頂いていた下記コメントへのお返事を書いていなかったので・・・。

> でも、久し振りに観たら、牧師さんは助かる事より神に証明するために行動しているように見えてしまって、あんまり好きになれませんでした。
> いや、ちゃんと命を大切にする気持ちがあるのはわかるし、彼がいなければみんな助からなかったんですけど、それを上回る意地みたいなものを感じてしまって…。

あまり好きになれなかったというご意見は、宵乃さんの見方ですので、
それはそれで今回は良かったのではないでしょうか?

私はどんなに型破りでも、彼が「牧師」である事を考えれば、
イエス様の望まれる事を(この場合は、少人数でも、助けること)
するというだけのことだったと思います。

神父ではないから、普通の人間のように暮らしても、
でもやっぱり違うと、私は思うのです☆
2012/09/24 20:33  miri編集

>miriさん

いらっしゃいませ、イラスト気に入っていただけたようで嬉しいです♪

> 今回は私もこのヒトに目が行き、あの俳優さんってこういう役が多いような気がしますが、独身の雑貨屋さんのオジさんで、細かいところに目が行くのがなかなか雰囲気出ていたし、あの新年パーティの時の話がちゃんと伏線になっていたなぁ~って思いました。

miriさんも彼に目が行きましたか。地味だけど、しっかり役割を持ったキャラクターで、俳優さんの雰囲気もあって、いいですよね。パーティの時から何気に存在感ありました。生残ってくれて本当に良かった!

> ジーンハックマンはこの頃の売れっ子で、それまではバート・ランカスターがやってたような役柄を引き受けたけど、よくやったって感じですよね☆

バート・ランカスターがやっていたような役柄というのは悪役の事かな?
牧師さん役は、今までのイメージと全然違ったんでしょうか。この作品でイメチェンに成功!?

> マーティが最初に大写しになった時は嬉しかったわ・・・ホントうまくて個性あふれる俳優さんでした。奥さんが死んだのは、あれはこの映画の話上、必要でしたから仕方なかったですね・・・。

彼もこの作品には欠かせない人物ですよね。奥さんの死は話上必要なんでしょうけど、悲劇は突然訪れるものなんだろうけど…。今までの犠牲者の退場の仕方と比べるとあっけなく感じてしまいました。

> シェリー・ウィンタース(「陽のあたる場所」のアリスですよ☆)の発作の要因は、日ごろの“生活習慣”だと思います。飛び込みは引き金かと???

要因はそうでしょうけど、ゆっくり入ればあのタイミングで発作は起きなかったかもしれないな~と。空を見せてあげたかった!

> 身寄りのいない者同士のこの二人が、うまくいってくれると良いな~と思ってしまいましたが、きっと病院でお互い全快したらサヨナラなんでしょうね~(寂)。

あはは、そりゃ寂しすぎますよ。確かにつり橋効果は長続きしませんが、1,2年は一緒にいてもいいと思うし、その期間で良い関係を結べるかどうかじゃないですか?

> これはちょっと・・・ひどくない???と思ってしまいましたが(笑)私自身があそこにいたら、このキャラに一番近いような気がするからです(爆)。

あくまでディザスター映画でのお約束というか。現実ではわたしもあんな感じになってしまうだろうし、周りの足は引っ張るだろうけど、あっさり死んでほしくはないですね(笑)

> 私はどんなに型破りでも、彼が「牧師」である事を考えれば、
> イエス様の望まれる事を(この場合は、少人数でも、助けること)
> するというだけのことだったと思います。

まあ、意地張っていたのは口先だけで、心の中ではとにかく助けられるだけ助けよう!という気持ちだったんでしょうね~。今では、ああいう言葉で自分を奮い立たせていたと思えます。
2012/09/25 09:46  宵乃〔編集

お久しぶりです。

パソコンが絶不調で遠ざかっていました。

さて、この映画。
先頃亡くなったアーネスト・ボーグナインもいいですよね。
また、元娼婦と言う設定の奥さん役ステラ・スティーブンス。
「砂漠の流れ者 ケーブル・ボガードのバラード」でも、娼婦役を好演していました。
奥さんが熱風に巻き込まれて死亡。牧師に怒る警官。
これもまたやるせない場面でした・・・・。
2012/10/12 19:58  間諜X72〔編集

>間諜X72さん

お久しぶりです、コメントありがとうございます!
パソコン不調ですか~、ホント困りますよね。

> 先頃亡くなったアーネスト・ボーグナインもいいですよね。

彼の個性が光ってました!
この再見をするまでは、彼が一番印象に残ってたと思います。

> また、元娼婦と言う設定の奥さん役ステラ・スティーブンス。
> 「砂漠の流れ者 ケーブル・ボガードのバラード」でも、娼婦役を好演していました。

あ~「砂漠の流れ者」に出ていた方でしたか。観る人が観ればニヤリとできる設定なんでしょうか。

> 奥さんが熱風に巻き込まれて死亡。牧師に怒る警官。
> これもまたやるせない場面でした・・・・。

このシーンがあってこその、ラストの空の輝きですよね~。そこに来られなかった人の分までしっかり生きようという想いが伝わってきます。
2012/10/13 08:47  宵乃〔編集

こんにちは

あれ、マーティン賞賛されてた!
拙記事レスコメのところにかいたのですが、
彼もまたヒーローでしたよね、と。
みなさんや宵乃さんがおっしゃられているとおりだと思います
この作品は宗教的な意味合いでも、その対比が面白く描かれていますが、無残にも「生き残る」覚悟を決めた人たちだけが生き残るというわけでもないのが、とても現実的だったと思います
私ならパーサーの指示に従って、その場で動けなかったかもしれません
そう考えると、牧師の言う事にしたがったとはいえ
先導されても動けた彼ら仲間は少なくとも「意思」があったのだと、思えます
2014/03/01 14:02  maki編集

>makiさん

> あれ、マーティン賞賛されてた!

あはは、コメントした時にはマーティンさんのことをすっかり忘れていたという…。
見た直後はこんなに褒めちぎっていたのに!
こんな控えめなところもいいと思います(笑)

> 無残にも「生き残る」覚悟を決めた人たちだけが生き残るというわけでもないのが、とても現実的だったと思います

自然の力の前に、人間は無力ですよね…。助かるか助からないか、結局のところほとんど運によるものだったのかもしれないと思うと哀しくなります。

> 先導されても動けた彼ら仲間は少なくとも「意思」があったのだと、思えます

わたしも高いところに登るのは怖いし、動けなかっただろうなぁ。
ご高齢な夫妻はホント頑張ってました。ノニーは考える気力もなかった気もしますが、それでも立って歩いて前へ進んでいましたもんね~。あの状況で”変化”を選べたのは、確かに「意思」がないと無理だったかも。
2014/03/02 14:09  宵乃〔編集

こんなスレがあったのですね

2012年以降の書き込みが少ないけれども、先程CSで再びこの
作品を見まして、もう2014年も残り少ないですが書き込み
したいと思いました・・・でも、此処の様なスレが存在したとは
少しばかり驚きの思いでございます。

数多くの「パニック映画」は多いですが、これ程の名作は
ほかに類を見ないのでは無いかと思いますね。それぞれの
登場人物を上手な手法と簡潔なシーンでその個性を分かり易く
表現した後であの修羅場ですから・・・。

登場人物の中では個人的にはやはりマーティンさんが好きですし
神父やロゴ刑事にも思い入れはあります(俳優としては意外かもしれませんがロゴ刑事役のアーネスト・ボーグナインさんの大ファンです)
し、リンダ役のステラ・スティーブンスには胸焦がれた時もありましたし、パメラも可愛いですしね・・・勿論、リンレイも可愛い!


「身寄りのいない者同士のこの二人が、うまくいってくれると良いな~と思ってしまいましたが、きっと病院でお互い全快したらサヨナラなんでしょうね~(寂)。」

と、以前に書き込みした方がおられましたが私はそうは思いたくないですね。年は離れていますが、ノニーならマーティンさんの人柄は究極のあの状況の中でなら十二分に理解したと思いますよ、本能的に。だって・・・救出された直後の短いけどあの「抱擁」心からマーティンさんを信じてる顔だもの・・・。
多分、ノニーの方がもう離れられない状態だと思いますね。

もしかしたら今は「雑貨屋」を二人で営んでたりしてね、仲の良い夫婦として。

しかしながら脚本家のスターリング・シリファントさんは凄いなあと思いますよ。これ程の「人間のエゴと優しさ」をこの様に脚本にしてしまうなんてね。これも師匠の教えなのかな?

あ・・・ちなみにシリファントのお師匠さんで、この映画の脚本の原案を思いついた方がおられます。それは意外な超有名人です。
さて、誰でしょうか?・・・(ヒント 私もこの師匠の影響で人生を変えられて 、今は武術家としても後進の指導に明け暮れてます)。


2014/12/03 00:29  リー〔編集

>リーさん

はじめまして、ようこそいらっしゃいました♪
やはりこの作品は人気が高いようですね。
記事を書いたのは2年以上前になるのに、またまたコメントもらえて嬉しいです。

> それぞれの登場人物を上手な手法と簡潔なシーンでその個性を分かり易く表現した後であの修羅場ですから・・・。

そうそう、登場人物のキャラクターをしっかり描いているからこそ、その後の極限状態での人間模様が活きてました。「タワーリング・インフェルノ」と並んで、パニック映画の金字塔だと思います。

> 登場人物の中では個人的にはやはりマーティンさんが好きですし

マーティンさんは本当に影の主役と言ってもいいですよね。素晴らしい俳優さんたちの中でしっかり存在感を発揮してました。
ボーグナインさんも好きですよ~。以前「マーティ」や「北国の帝王」でイラストを描いたことがあって、特徴のしっかりしたお顔立ちなので描きやすいんです(笑)
渋くて迫力ある演技も素晴らしいです。

> 救出された直後の短いけどあの「抱擁」心からマーティンさんを信じてる顔だもの・・・。
> 多分、ノニーの方がもう離れられない状態だと思いますね。
> もしかしたら今は「雑貨屋」を二人で営んでたりしてね、仲の良い夫婦として。

そうですね、わたしも彼らには町の人に愛されるような夫婦になって欲しいです。
ただ、兄妹のような関係から男女の関係になれるかどうかは、彼次第かなぁ…。愛ゆえに兄役に徹し、彼女にふさわしい男を探しかねない(笑)

> しかしながら脚本家のスターリング・シリファントさんは凄いなあと思いますよ。これ程の「人間のエゴと優しさ」をこの様に脚本にしてしまうなんてね。

脚本家さんが「タワーリング・インフェルノ」の方だったのか!
本当によく人間を描けています。極限状態というのは、人間性を描くのにはピッタリの舞台なんでしょうね。

> あ・・・ちなみにシリファントのお師匠さんで、この映画の脚本の原案を思いついた方がおられます。それは意外な超有名人です。
> さて、誰でしょうか?・・・(ヒント 私もこの師匠の影響で人生を変えられて 、今は武術家としても後進の指導に明け暮れてます)。

あ~、お名前がリーさんなのはブルース・リーから取ったんですね!
彼の影響で武術家になってしまうとは…。時代を超えて偉大な人物の光を届ける映画は凄いと思いますし、それを受け取って自分のものにしたリーさんも素晴らしいと思います。
そして、まさかブルース・リーがこの作品の原案を考えたなんて驚きです。大好きな映画なのにまだまだ知らないことがたくさんあるなぁ。

本当にコメント頂けて嬉しかったです。よかったらまた気軽にお寄り下さい♪
2014/12/03 11:41  宵乃〔編集

お見事!

久しぶりに観ましたが、よくできていますねー。
ラストで、船首のほうには人はいない、となったのは、ちょっと待って、船首のほうに行った人たちがいたよね、亡くなったと言い切れるの?と疑問が生まれてしまいましたが…。
あと、救助に来たのがヘリコプター1機だけなのが、そんだけ!?と思っちゃいました。最速で駆けつけた1機なのかもしれませんが。

マーティンさん、潤滑油のような存在で素晴らしいですよね。ノニーなんて彼がいなかったら、おしまいでした。脱出中、ずっと一緒でカップルのようでしたね。

人物それぞれに、ちゃんと個性をもたせながらも、スリルのある脱出行でも魅せて、それでも昔は2時間以内にまとめていたことが多かったんですよね~。
2016/09/06 07:03  ボー編集

>ボーさん

いらっしゃいませ、コメントありがとうございます。
この作品は本当に傑作ですよね!
何度見ても楽しめる貴重な作品です。

> 船首のほうに行った人たちがいたよね、亡くなったと言い切れるの?

確かに、自分の目では確認してなかった気がします。船首の方が沈んでいた気がするので、無理かなぁということでしたっけ。まあ助けに行けそうもない感じでしたし…。
ヘリについては、ボーさんもおっしゃる通り最速で駆けつけた1機なのだと思います。近くには船も来てるんじゃないかな?
ショボい続編で、船などが集まってる様子があったような…なかったような?

> マーティンさん、潤滑油のような存在で素晴らしいですよね。ノニーなんて彼がいなかったら、おしまいでした。脱出中、ずっと一緒でカップルのようでしたね。

ですよね!
今まで気付かなかったのが不思議なくらいの功労者でした。これからもノニーと支えあっていってほしいです。

> 人物それぞれに、ちゃんと個性をもたせながらも、スリルのある脱出行でも魅せて、それでも昔は2時間以内にまとめていたことが多かったんですよね~。

最近は、映像美で魅せられないとDVDを買ってもらえないのかな?
見応えがすごいから、この作品はてっきり二時間超えてると思ってました。驚きです。
2016/09/06 08:14  宵乃〔編集
名前
タイトル
URL
本文
非公開コメント

■ Trackback

「ポセイドン・アドベンチャー」
パニック大作映画のクラシックともいえそう。
或る日の出来事|2016-09-06 06:52
ポセイドン・アドベンチャー
1972年(THE POSEIDON ADVENTURE) 監督:ロナルド・ニーム 製作:アーウィン・アレン 原作:ポール・ギャリコ 脚本:スターリング・シリファント 音楽:ジョン・ウィリアムス 自由だ。自分のやり方で神を見出す自由。 大晦日の夜、ニューヨークからアテネに向けて最後の航海に…
MOVIE-DIC|2012-06-24 14:42
.