映画「シザーハンズ」観た
製作:アメリカ’90
原題:EDWARD SCISSORHANDS
監督:ティム・バートン
ジャンル:ファンタジー/ロマンス
【あらすじ】完成間際に生みの親が亡くなり、手がハサミのまま山頂の屋敷に取り残された人造人間エドワード。セールスに来た心優しいペグに発見され、彼女の家で暮らす事に。やがて、町の人気者となり、彼はペグの娘キムに恋をするが…。
久し振りに観てみました。ちょっと思い出補正がかかってたみたいで、終盤は若干「あれ?」という感じでした。面白くなかったわけじゃないけど、想い出のままにしておいた方が輝いていたかも。
とりあえず、冒頭からティム・バートン作品とは思えない明るいパステルカラーの住宅街が並び、「お?」と思っていたら、そのすぐ目の前にそびえ立つ山の異様なこと(笑)
見た目的には鬼でも住んでそうな山なんですけど、実際にはピュアな人造人間エドワードが、一人で美しい庭を手入れしたりしながら暮してるんですよね。それに比べて、街に住む人々は裏表のある自己中心的な人ばかり。そのギャップが面白い。
例外的存在ペグは、わたしの記憶より素晴らしかったです。人気者から一気によそ者扱いになったエドワードに、「専属の美容師がいるんですもの」と言って何度も髪のカットを頼む優しさ!
出会うのが20年早かったら、キムじゃなく彼女と恋に落ちてたかも?
でも、心優しい彼女も娘のキムも、男を見る目がないのが残念。心ここにあらずな旦那は、よそに女でもいるんじゃないかと疑ってしまいました。
キムの方も本当に悪い男に騙されてて、エドワードと出会ってなければどうなっていた事か。ラストは切ないものの、ふたりともかけがえのないものを手に入れて、雪景色もひときわロマンティックでした。
…どうしてよりによってハサミを手の代わりにつけてしまったのか、そんな不粋な事はとても訊けないです!