忘却エンドロール

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海外ドラマ「アガサ・クリスティ ミス・マープル」シーズン5 まとめ感想

ジャムの大瓶のフタを開けようとしたら、手を滑らせて、お気に入りの何度落としても割れなかったコップと、パン祭りでGETした強化磁器のお皿の上に落として割ってしまいました。幸い大瓶は割れませんでしたが、一度に2個って…残念ながらエイプリルフールネタじゃないので若干凹んでます。
それでは、とりあえずジュリア・マッケンジー版「ミス・マープル」シーズン5の感想から。

『蒼ざめた馬:MARPLE: THE PALE HORSE』

【あらすじ】旧友ゴーマン神父が殺され、亡くなる直前に投函した手紙がミス・マープルのもとに届く。そこには9人の名前と黙示録の一節を示す”蒼ざめた馬”という文字が。彼女は死の真相を明らかにする手がかりを探し、古い宿にたどり着くのだった。

この事件の全貌には驚かされました。何も知らずに犯罪の片棒を担がされてるかもしれないなんて!でも、マープルらしくはないです。心配してくれる警部さんをないがしろにして、積極的に捜査し、罠を張るおばあちゃんが、品のいい老婦人といえるだろうか?マープルよりポワロ向きだったかなぁ。<2023/07/03再見>見直してみるとマープルさん、友人を亡くしてかなり怒ってらっしゃる?しかも、関連すると思われる殺人事件がボロボロでてきたら、早く止めなければと意気込むのもわからないでもないです。まあ、相変わらず罠を仕掛けて情報を引き出したり、犯人を騙したりするところは楽しそうにも見えましたが(汗)今回の刑事さんも良いひとで、なんとなくワトソン君を思い出しました。

『チムニーズ館の秘密:MARPLE: THE SECRET OF CHIMNEYS』

【あらすじ】従妹の娘バージニアに招かれ、歴史あるチムニーズ館を訪れたミス・マープル。かつてダイヤ盗難事件が起きたその館に、取引のためオーストリアの伯爵もやってくる。様々な人々の思惑が交錯する中、夜中に伯爵が銃で殺され…。

原作を知らないわたし的には、今回のなかで一番面白かったです。登場人物も少なめでわかりやすかったし、犯人の動機もありえそうでよかった。警部さんも素敵。こちらのカップルは素直に応援できたしね。<2023/07/17再見>初見と同じく楽しめました。大まかには推理できたし、マープルさんの噂を聞いて静かにライバル心を燃やしながらも、お互い譲り合いつつ推理する警部さんがやっぱり素敵。英国紳士って感じだよね。”逮捕権を持つ哲学者”と呼ばれているところもいい。あと、過去の不倫を美化してるように見えたけど、それでも今回の殺人は娘にとって悲しすぎてね…。ラスト、恋人よりも姉妹の絆が希望になってるところが良かったです。

『青いゼラニウム:MARPLE: THE BLUE GERANIUM』

【あらすじ】無実の者が死刑になろうとしていると、警視庁を引退した友人サー・ヘンリーに訴えるミス・マープル。彼女は事件を順を追って説明していく。それは、富豪の妻メアリーが占い師に”青いゼラニウムは死を意味する”と言われた事で始まった…。

回想形式で進んでいくタイプで、マープルさんっぽかったです。でも、壁紙のトリックは、話を信じなかったせいで彼女が死んだとも取れるのに、誰も色の変わった部分を確認しようとしないのは不自然だと思う。あと、推理が瞬く間に展開されてついていけませんでした。ラストはいつも通り、あるカップルが幸せを掴むんだけど、あんな男じゃ祝福できないですよね~。<2023/07/24再見>今回も途中で女性の顔が見分けられなくて推理できなかったけど、初見時と同じくラストのカップルを祝福するような目線が気になりました。だって今回の事件を振り返ると、諸悪の根源はあの浮気男でしょ?奥さんの情緒不安定も、犯罪者スズメバチに付け込まれた女性二人も、自殺の件も、ぜんぶあの男の女性関係に端を発してる訳だし。死を覚悟して愛を貫こうとしてても、生活を共にして平凡な面を見たらまた浮気心が疼きそうなんだよな。

『鏡は横にひび割れて:MARPLE: THE MIRROR CRACK'D FROM SIDE TO SIDE』

【あらすじ】セント・メアリ・ミード村に、ハリウッド女優マリーナ・グレッグが年下の夫と共に引っ越してきた。さっそく開かれたチャリティー・パーティに地元の人々も集まる。だがそこで、彼女の大ファンであるヘザーがカクテルを飲んだ後に死んでしまい…。

この原作の映像作品を観るのは確か3度目だけど、パーティーの様子の見せ方が一番変だった気がします。元夫と若い女優を見て固まったんじゃないと思ってるなら、なんですぐに彼女がその時見たものを確認しに行かないんでしょう。この行動派マープルなら、強引にお宅訪問してもおかしくないのに。この作品でしか観られないのが、わが子を訪ねるシーン。わたし的には子供への愛情があった方が入りやすいですけど、これは媚びてる感じがしたかな。<2023/07/30再見>初回感想では我が子を訪ねるシーンに不満があったみたいだけど、今回はむしろこのシーンがあったから犯人の動機が伝わってきて良いと思いました。あれってたぶん自閉症だよね?当時どれくらい自閉症について理解されていたんだろう…。しゃべらない、目を合わせない、触れられるのを嫌がる、何かのきっかけで突然叫びだすなどの反応を何の知識もない状態で目にしたら、親は子供に憎まれていると思ってしまうかもしれないし、自分のせいだと思い詰めてしまっても仕方ないと思う。そして、それが無知な他人によってもたらされたとわかったら…。旦那さんだけは最後まで妻を支えようとしていたのが救いでした。

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