忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「ジュリー&ジュリア」観た

 | 伝記/自伝/実話  com(14) 

ジュリー&ジュリア
製作:アメリカ’09
原題:JULIE & JULIA
監督:ノーラ・エフロン
原作:ジュリー・パウエル、ジュリア・チャイルド
ジャンル:★自伝/ドラマ

【あらすじ】1949年。フランス料理に魅了さたアメリカ人主婦ジュリアは、名門料理学校に通い、やがてレシピ本執筆に情熱を注いでいく。一方、現代のNYでは、作家を夢見るOLのジュリーが、料理ブログでジュリアのレシピ524品に挑戦していた。

料理映画というより、人生を豊かにするコツを教えてくれる映画という印象でした。
まあ、料理はたくさん出てくるんですけどね。あのバターたっぷりな料理を見てたら胸焼けを起こしそうに…。あと、ロブスターを生きたまま茹でるのはダメー!
いつも行き当たりばったりで料理を作っている私には、ジュリーの「レシピ通りにやると、ちゃんとクリームになってほっとする」という言葉がわかるようなわからないような。彼女の”料理を通じてジュリアに少しでも近づきたい”という気持ちも、料理に対してそんな風に考えた事はなかったけど、特別なひとに繋がるものならどんな些細な事でも特別だと思える気持ちはわかりますね。ここらへんは先日観た「ある日どこかで」に通じるものがあるかも。

そんな彼女の尊敬するジュリアは、大柄でいきいきした人のよさそうなオバチャン。メリル・ストリープというと怒ったりカリカリしたりする役ばっかりのイメージだったけど、こんな穏やかな役も演じるとは。さすがです。
ジュリーパートで彼女が成功するとわかっているんですが、そのための努力や、彼女を支えた人々、とくに深い愛情で結ばれた理解ある夫とのことが描かれていて引き込まれます。
ジュリーが夫とケンカして、「ジュリアなら家庭を犠牲にしたりしなかったはず」とまるで実際の彼女を知ってるみたいに言っていて、料理好きで素敵な夫がいるという共通点だけでなく、本当にふたりはどこかでつながっているような気がしました。
最後はちょっと寂しいものもあったけど、ジュリーのジュリアへの想いは変わらず…むしろ大きくなって、笑顔で終わったのが良かったです。

■ Comment

こんにちは♪

ジュリアがジュリーを受け入れなかったのは、
非常に残念なラストでしたが、
それでも笑顔でいれたのはそれまでのジュリアの料理を通して
夫やたくさんの友人達と笑顔でいれたからなんでしょうね
2人がとてもいきいきとしていて、輝いていましたね
料理がまったくといっていいほど出来ない私…
ジュリーの「普通の料理好き」の能力だけでも欲しいっす!

ロブスターとか普通の家庭であんまり料理しないでしょう(笑)
見るからに大変そうっていうか 生きてる~~~~~!
2012/03/28 16:04  maki編集

こんにちは☆

素敵なイラストですね~!
同時に居なかった2人を、一緒に描いてくれて、とっても嬉しいです☆
有難う~☆

>料理映画というより、人生を豊かにするコツを教えてくれる映画という印象でした。

私は先週見て、ケンさんとこにコメントに行きましたが、
本当に良い映画で、不覚にも涙が出てしまいました。
見る前には そんな映画だとは思ってもいなかったので、本当にビックリしました♪

>まあ、料理はたくさん出てくるんですけどね。あのバターたっぷりな料理を見てたら胸焼けを起こしそうに・・・。
>あと、ロブスターを生きたまま茹でるのはダメー!

何というか、日本人にはちょっと・・・ですが、
アメリカ人にはふつーの事なのでしょうね~???

>料理に対してそんな風に考えた事はなかったけど、特別なひとに繋がるものならどんな些細な事でも特別だと思える気持ちはわかりますね。

この映画はお料理が影の主役のうちの一つで、政治状況や、家族の想い、友情などが、
全部そういう意味で、愛とは・・・につながっているのでしょうね~と思いました☆

>とくに深い愛情で結ばれた理解ある夫とのことが描かれていて引き込まれます。

これは「プラダを着た悪魔」の部下の人で、もうちょっと他の俳優はいなかったのかい?と思いました(笑)。でも主演の4人は全員うまくて素晴らしかったですね♪

>本当にふたりはどこかでつながっているような気がしました。
>最後はちょっと寂しいものもあったけど、

あの件は、ネットというモノが今現在の感じまでいっていなかった時期で、
90歳代の人ですのでね・・・仕方なかったと思います。
私は表面のその件よりも、宵乃さんの仰るように、2人の「どこかでのつながり」を、信じたいです☆

>ジュリーのジュリアへの想いは変わらず・・・むしろ大きくなって、笑顔で終わったのが良かったです。

本当に素晴らしい映画でした。
最後のシークエンスも本当に良かったです。
2012/03/28 16:32  miri

No title

コメント&トラックバックありがとうございました。

ジュリアほど強い人であれば、自力だけでも何とかやっていけるかもしれないけれど
目標とする人がいて、支えてくれる人がいてくれたら
人はがんばれるのだなぁと思えました。

>本当にふたりはどこかでつながっているような気がしました。
ジュリアはジュリーの事を認めなかったけれど、
確かにどこかでつながっていたのかもしれませんね。
単に本の通りに料理を作ったというだけで、ブログがあそこまで人気が出るとは思えないですから。
2012/03/28 20:48  マミイ編集

こんばんは。

包丁を構えるポーズ、良いですよね!
ハートマークが意外でしたが、作品のテーマとして、
料理だけの映画じゃないってことで、納得できました。
世界一の料理音痴(わたくし)でも共感できます。

ラストがあまり評判よくなかった記憶がありますが、
ボクは当人たちの事情を知らないし、
お茶を濁す感じ(笑)がほどよい感じでした。
2012/03/28 21:26  犬塚ケン編集

No title

こんばんは!!
この映画も面白かったですよね!!
メリルストリーブの件は同感です!!こんな役も演じる
なんて流石ですよね、、、ちょっとビックリしました。

エンディングが解ってるけど楽しめた映画でした!!
エイミーアダムスは本当にキュートです!!これからも彼女の
映画が楽しみです!トラックバック、ありがとうございます。
僕もさせて頂きます~♪
2012/03/28 22:09  take51

>makiさん

いらっしゃいませ!
あのラストはちょっと驚いてしまいましたが、ジュリーとジュリアの絆のおかげだと思える笑顔でした。たとえ一方的でも、少なくともレシピ本を作っている頃のジュリアには限りなく近づけたんじゃないかなぁ。
料理を作って自分も周りも笑顔になるなんて、本当に素敵ですよね。わたしもそんな風になりたいです!

> ロブスターとか普通の家庭であんまり料理しないでしょう(笑)
> 見るからに大変そうっていうか 生きてる~~~~~!

フランスの家庭料理では出るんですかね~?
生きたまま釜茹でだけはやめてほしいです・・・。
2012/03/29 07:32  宵乃〔編集

>miriさん

いらっしゃいませ、コメントありがとうございます!
せめてイラストの中だけでもふたりを一緒にしたかったんですよ。miriさんも同じ気持ちだということで私も嬉しいです。

> 本当に良い映画で、不覚にも涙が出てしまいました。
> 見る前には そんな映画だとは思ってもいなかったので、本当にビックリしました♪

ですよね、題材は料理とブログでしたが、彼女たちの生き方に学ぶことが多かったです。

> 何というか、日本人にはちょっと・・・ですが、
> アメリカ人にはふつーの事なのでしょうね~???

心ある料理人なら、生きたまま茹でると苦しませる事になるので、先に包丁を入れたりすると聞いてます。どうせ食べちゃうんですけど、なるべく残酷な方法は取ってほしくないです・・・。

> この映画はお料理が影の主役のうちの一つで、政治状況や、家族の想い、友情などが、
> 全部そういう意味で、愛とは・・・につながっているのでしょうね~と思いました☆

愛ですよね。バレンタインのパーティー?でジュリアがハートをパタパタさせているシーンも印象に残ってます。

> これは「プラダを着た悪魔」の部下の人で、もうちょっと他の俳優はいなかったのかい?と思いました(笑)。でも主演の4人は全員うまくて素晴らしかったですね♪

「プラダ~」の部下の人でしたか。ストリープもあの役の強烈な印象があったので、まるで違うイメージを作り出していて驚かされました。ホントみんな上手かったです。

> あの件は、ネットというモノが今現在の感じまでいっていなかった時期で、
> 90歳代の人ですのでね・・・仕方なかったと思います。
> 私は表面のその件よりも、宵乃さんの仰るように、2人の「どこかでのつながり」を、信じたいです☆

そうそう、90歳となると、あの頃のままとはいきませんよね。すくなくとも、レシピを作っていた頃のジュリアとはつながっていたと思います。同じ時代に生きていたらレシピ本を作る手伝いとかしながら仲良くしてそうです。
ラストも素晴らしかったですね♪
2012/03/29 08:02  宵乃〔編集

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このコメントは管理人のみ閲覧できます
2012/03/29 10:20  

>マミイさん

いらっしゃいませ!
そうですね。ジュリーが頑張れたのは、ジュリアという目標と周りの支えがあったからだと思います。そして、周りが支えてくれたのは、ジュリーの人柄と頑張りのおかげなんでしょうね。

> ジュリアはジュリーの事を認めなかったけれど、
> 確かにどこかでつながっていたのかもしれませんね。
> 単に本の通りに料理を作ったというだけで、ブログがあそこまで人気が出るとは思えないですから。

もしふたりが同じ時代にうまれて、ふつうに出会っていれば、きっとすぐに友達になれただろうなと思いました。ジュリーが勇気を出して会いに行ってたら、何か変わってたかもしれませんね~?
2012/03/29 10:57  宵乃〔編集

>犬塚ケンさん

いらっしゃいませ!
包丁を構えるポーズはケンさんの記事でも一番上に載せてましたよね。彼女の挑戦を思わず応援したくなる、可愛いシーンでした。
ハートマークはこの絵柄に合うのかちょっと悩みましたが、ジュリアの胸につけていたバレンタインのバッジが印象に残ってたし、テーマ的にもいいかなぁと思って。共感してもらえてよかったです。

> ラストがあまり評判よくなかった記憶がありますが、
> ボクは当人たちの事情を知らないし、
> お茶を濁す感じ(笑)がほどよい感じでした。

ですね~、寂しく思うところもありましたが、事実を変えることは出来ないし、ジュリーがそれを乗り越えて笑顔を取り戻したので満足でした。映画として、いい終わり方だったと思います。
2012/03/29 11:24  宵乃〔編集

>take51さん

いらっしゃいませ!
ストリープの演じた役の中では、一番友達になったら楽しそうな人柄でした。本物のジュリア・チャイルドとの比較動画も観たら、ホントそっくりでまたまた驚きました。役者さんって本当に凄いですね。

> エイミーアダムスは本当にキュートです!!これからも彼女の
> 映画が楽しみです!

彼女も魅力的で演技も素晴らしかったと思います。こちらも当人の写真を見てみたけど、雰囲気が似てました。
これからも頑張ってほしい女優さんです!
2012/03/29 11:28  宵乃〔編集

気付かなかった…。

いや~ビックリしましたよ。
まさか「ラジオ・ヒッチコック」の方にコメントが入っているなんて。
気付かないですみませんでした。

あるブログで、ジュリーは、スラング言葉を多用してブログを書いていたので、それがジュリアには受け入れられなかった大きな原因だ、と言う事が書かれたありました。
この人は英語が堪能なので、原文でジュリアのブログを読んだそうです。
私は、この映画を見た後、きっちり「ル・クーゼ」のココットを買っちゃいました。(もちろんバーゲンで)
宵乃さんは、充分にブログがんばられているじゃないですか。
イラストも脅威的なペースで!
あまり無理をなさらないで、マイペースでね。
2012/04/14 11:51  ロッカリア〔編集

>ロッカリアさん

あはは~、驚かせてしまってすみません。
ダメ元でコメントしたので、こうして気付いてコメントしに来て下さって本当に嬉しいです♪

> あるブログで、ジュリーは、スラング言葉を多用してブログを書いていたので、それがジュリアには受け入れられなかった大きな原因だ、と言う事が書かれたありました。

なんと、ジュリアさんもブログをやっていたんですか!
さすが生涯現役のスーパーおばあちゃんです。確かに、自分のレシピに挑戦すること自体は嬉しくても、汚い言葉で書かれたら不愉快にもなるかもしれませんね。ジュリーの人柄も文章から推測する事しか出来ませんし。

> 私は、この映画を見た後、きっちり「ル・クーゼ」のココットを買っちゃいました。(もちろんバーゲンで)

マグネットとおそろいですね(笑)
ついでにジュリアのレシピに挑戦してみます?もちろん一年で!

> 宵乃さんは、充分にブログがんばられているじゃないですか。
> イラストも脅威的なペースで!
> あまり無理をなさらないで、マイペースでね。

ありがとうございます。ジュリーと同じで、ブログのために映画を観ようとしている自分がいる事にハッとしたり・・・。あんまり根を詰めないように気をつけま~す!
2012/04/14 13:33  宵乃〔編集

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2016/04/07 16:18  
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