映画「ある日どこかで」観た

製作:アメリカ’80
原題:SOMEWHERE IN TIME
監督:ジュノー・シュウォーク
原作:リチャード・マシスン
ジャンル:★ファンタジー/SF/ロマンス
【あらすじ】母校で初演を迎えた劇作家リチャード。そこへ見知らぬ老婦人が現れ、金時計を手渡すと「帰ってきて」と言って去っていった。数年後、その町のホテルで一枚の肖像に心を奪われた彼は、日増しに膨れ上がる“彼女”への想いに苦しみ…。
とってもロマンチックなお話でした。まあ、先は読めるしストーリーも単純なんですが、どうせなら何も知らずに観る方が面白いと思います。以下、少々ネタバレしてます。
この作品は、「強く強く想い続ければ、運命の相手に出会える」とか「きっと目が覚めたら別の世界にいる」とか、そういう夢みたいな事を一度でも考えた事がある人なら、琴線に触れるんじゃないでしょうか?
一枚の肖像に恋してしまった主人公が、少しでも相手に近づきたいと彼女に関するあらゆる記録を調べまくり、ついに彼女との接点を見つけてしまう前半は、妙に心惹かれるものがあります。
運命に導かれるように過去への旅立ちを決意する主人公。冒頭の老婦人の言葉でタイムトラベルの予感はしていたものの、彼女に会いたいと願う想いの強さ、どんな障害も振り払ってやるという執念が見ごたえありました。
タイムトラベルの方法については人によっては冷めるようですが、最近のニュートリノの実験(光速越え?)に対する人々の夢いっぱいの反応を見てたら、これくらい映画好きなら受け入れて当然かと思えたり。いいじゃない、ロマンチックで。
タイムトラベル成功後のラブラブな展開は照れてしまって苦手ですが、ある事を忘れるにはこれくらい必要なんでしょうね。肖像の美しさの秘密もわかって、なおさら終盤の展開が切ない…!
会う前から想い合っていたかのような二人…というか自力でタイムトラベルできるくらいだから、ずっと前から潜在意識で相手を認識していてもおかしくない。そんなふたりの永遠の愛が描かれてました。
観ている間より、思い返している時のほうが、この作品に酔えるかも。
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■ Comment
イラスト、本当に素敵ですね~。
夢のようなお話でしたが、このシーンこそが この映画を象徴していますよね。
>とってもロマンチックなお話でした。まあ、先は読めるしストーリーも単純なんですが、
>そういう夢みたいな事を一度でも考えた事がある人なら、琴線に触れるんじゃないでしょうか?
(そう見えないかもしれませんが)私もそういうタイプですので(爆)とっても好きな作品です☆
>冒頭の老婦人の言葉でタイムトラベルの予感はしていたものの、
このシーンだけで、この映画の好き嫌いがハッキリと分かれるシーンですね。
>彼女に会いたいと願う想いの強さ、どんな障害も振り払ってやるという執念が見ごたえありました。
>会う前から想い合っていたかのような二人・・・というか自力でタイムトラベルできるくらいだから、ずっと前から潜在意識で相手を認識していてもおかしくない。そんなふたりの永遠の愛が描かれてました。
>観ている間より、思い返している時のほうが、この作品に酔えるかも。
書かれている通りですね~。
何も知らずに見て、素直に酔いしれて、
見終わって時間が経ってから、思い返して嬉しくなるような、そんな作品ですね♪
>最近のニュートリノの実験(光速越え?)に対する人々の夢いっぱいの反応を見てたら、
あれはどうも違うようですね・・・。
でも今後も実験はする様子ですけど。
タイム・トラベルは、現実には出来ないと思っていますが、映画の中ではいろんなタイム・トラベルがあって
これからもいろんな映画を見て、喜んだり・怒ったり・笑ったり・泣いたり・したいですね♪
2012/03/26 19:45 miri〔
編集〕
このシーンは本当に良かったですよ。観た途端、描かねば!という使命感のようなものが(笑)
わたしもこう見えて、夢見がちなので、あのタイムトラベル方もキュンとしました。格好いいタイムマシンが出てくればいいってもんじゃないですよね。
> 何も知らずに見て、素直に酔いしれて、
> 見終わって時間が経ってから、思い返して嬉しくなるような、そんな作品ですね♪
そうですよね。この作品が感性に合っているひとで、まだ観てないひともたくさんいると思うので、なにも知らずに観て思いっきり楽しんでほしいです。
> あれはどうも違うようですね・・・。
> でも今後も実験はする様子ですけど。
5月にまた実験するみたいですね~。たったひとつの素粒子が光速を超えたか超えないかというだけで、「タイムトラベルが可能かも!」と一喜一憂してしまう人々(私も含む)の様子をみたら、映画の中で想いのちからでタイムトラベルするくらい受け入れてもいいじゃないと思えました。
> タイム・トラベルは、現実には出来ないと思っていますが、映画の中ではいろんなタイム・トラベルがあって
> これからもいろんな映画を見て、喜んだり・怒ったり・笑ったり・泣いたり・したいですね♪
現実でもフィクションでも、タイムトラベルの夢を追い求めることが人間らしくて素晴らしいと思います。あら探しをするより、素直に楽しむ心を大事にしていきたいですね!
イラストに選ばれたシーン、さすがです。
想いが伝わってきました。
ですが後半部がついていけずに、ながら観をしてしまいました・・・。
原作者が「運命のボタン」と同じ作家で、作風を変えた一作に挑み、
当時、舞台劇としてはかなりの成功を得たそうです。
周囲に好きだという人が多く期待を寄せすぎたのも不味かったかな!?
2012/03/27 16:48 bamboo〔
編集〕
いらっしゃいませ、イラスト見てくれてありがとうございます!
このシーンは一目惚れですね~、前半、彼女の眼差しの虜になってしまった理由もわかって、さらに切ないです。
> 原作者が「運命のボタン」と同じ作家で、作風を変えた一作に挑み、
> 当時、舞台劇としてはかなりの成功を得たそうです。
原作者が同じでしたか。「運命の~」はいまだに見てません・・・。
この作品は好きなひとは凄く好きだし、合わないひとにはピンとこない作品みたいですね。わりと相手の妄想力(笑)に任せる作風だったと思います。
宵乃さん、この映画のイラストもステキです。
クリストファー、そっくり♪表情も確かにこんなでした☆
ロマンチックな作品でしたね~。
確かに見てるときより後になって思い返しるときの方が酔えますね。
タイムトラベル自体、夢だったのかも。
なんて言ってる評論家もいました。
でもそうなると時計に謎が残りますもんね。
本当であったと信じたい『ろまんちすと』なワタシです(*´з`)
2015/02/20 15:24 mia☆mia
> 宵乃さん、この映画のイラストもステキです。
> クリストファー、そっくり♪表情も確かにこんなでした☆
ありがとうございます♪
スーパーマンとは思えないくらい繊細な雰囲気のシーンでしたよね。少しでも彼の切なさを表現できたなら嬉しいです。
> タイムトラベル自体、夢だったのかも。
> なんて言ってる評論家もいました。
え~、そんな夢のない!その人たち、なんで映画観てるの!?
そうそう、冒頭の時計を渡すくだりを無視しないでほしいです。
私も夢なんかじゃないと信じてますよ。
お互い堂々と『ろまんちすと』でいて、映画を心ゆくまで楽しみたいですね♪
泣けてきました(笑)
録画したので、きっと、いつか見直すと思います。
最も記憶にあるのは、車を走らせていて、あのホテル(?)を見つけるシーンなんですよ。なぜなのか不思議です。
いらっしゃいませ、コメントありがとうございます。
この作品は切なくて、思い返すだけで泣けてきますよね~。
> 最も記憶にあるのは、車を走らせていて、あのホテル(?)を見つけるシーンなんですよ。なぜなのか不思議です。
かなり最初の方ですよね?
彼女の想いが彼を引きとめたと考えると切ないです。何せ時空すら超える想いの強さですし。
いつか再見されたら、この謎も解けるかもしれません。
宵乃さん、こんばんは
ちと期待値上げすぎた・・かな、好きな部類の作品だし嫌いじゃないけど感涙とまでは行かず、ウル止まりでした。
タイムトラベル
〉どういう話か知らなかったけど、タイトルから、そんな気がしてました。
肖像の美しさの秘密
〉仕事用の顔から彼を見付けて自然な微笑みが顔中に拡がって、素敵な顔になっていく変化が良かったです。
思い返している時の方が
〉そうかもしれませんね。その為にも、ラストはストップモーションでなくフェードアウトにして欲しかった。
「みじかくも美しく燃え」のストップモーションは効果的だったけど、この作品はガタッと止まってしまって気持ちを何処へ落ち着かせればいいのか戸惑ってしまいました。
当方の記事は今夜遅くupします、後、予告編をリンクさせるだけなのですが。
いらっしゃいませ、こちらの作品をご覧になったんですね!
感涙祭は泣くのを期待して見てしまうところがありますよね~。この作品自体、タイトルだけは知っているという方は期待値が上がりがちだと思います。
> 〉どういう話か知らなかったけど、タイトルから、そんな気がしてました。
おぉ、さすがです!
この邦題はいいですよね。
> 〉仕事用の顔から彼を見付けて自然な微笑みが顔中に拡がって、素敵な顔になっていく変化が良かったです。
今まで忘れてたのに、一瞬でそのシーンが浮かんできました。良いシーンです。
> 「みじかくも美しく燃え」のストップモーションは効果的だったけど、この作品はガタッと止まってしまって気持ちを何処へ落ち着かせればいいのか戸惑ってしまいました。
ストップモーションだったかは思い出せませんが、確かにラストの演出は微妙だった気がします(汗)
しばらくしたらロマンティックな部分ばかり思い返すようになってたので、鉦鼓亭さんもいずれ印象が変わってくるかも?