映画「ゴッド・ギャンブラー」シリーズ観ました
記憶喪失の真の原因。
読み:ごっどぎゃんぶらー
原題:賭神
製作:香港’89(Iのみ)
監督:バリー・ウォン
ジャンル:★アクション/コメディ/ギャンブル
【あらすじ】ギャンブラーの頂点に立つ”賭神”コウは、やくざに頼まれ賭博勝負を引き受ける。しかし、ひょんな事から記憶喪失になり、その原因を作ったトウは彼を引き取る。子供の様になってしまったコウだったが、ギャンブルの才能は健在で…。
シリーズを観たと言っても完全版とII・IIIと完結編だけで、他にも色々あるらしいんですが、今のところギャオで観れるのはこれだけでした。
感想はというと、文句なしに面白かったです。
まずは、しょっぱなからカッコいいギャンブル・アクション(こんなジャンルあるのかな?)を見せてくれます。
私はギャンブルとかぜんぜん知らないのでなんと言う勝負なのかは分かりませんが、麻雀牌を取り合って棒のようなもので切り結び、それに弾かれて牌が空中を舞ったりします。サイコロ博打の壺振りでも、「これ本当にギャンブルなのか!?」と疑いたくなる程の力技が炸裂しました。
そしてギャンブラーの皆さん、強いのは賭け事だけではありません。
一見穏やかな表情の主人公ですが、逆恨みで命を狙われるのは日常茶飯事。ナイフを持ってようが銃を持ってようが涼しい顔でやっつけてしまいます。渋い護衛ロンさんのアクションも必見です。
ところが、そんな非の打ち所のない主人公が、あるチンピラのせいで記憶喪失になっちゃうんですよね。
ここから一気にハートフル・コメディに変貌です。
彼らは、記憶喪失どころか子供返りしてしまった彼を”チョコレート”(彼の好物)と名付け、ギャンブルの才能を最大限に利用しようとします。
でも、なんだかんだやってるうちに本当の友情が芽生え…。
とまあベタな展開なんですが、テンポのいいギャグと痛快なアクション、そしてホロリとくる場面もあって目が離せない面白さとなっています。
これは完全版だけに言えることではなく、正当な続編である完結編ではドラマ部分が重みを増し、完全版に引けを取らない見ごたえ充分な作品に仕上がってました。
機会があれば、他の作品も観てみたいと思います。