映画「ミュージック・オブ・ハート」観ました
製作:アメリカ’99
原題:MUSIC OF THE HEART
監督:ウェス・クレイヴン
ジャンル:★ドラマ/音楽/伝記
【あらすじ】シングルマザーのロベルタは、ハーレム地区の小学校でバイオリン・クラスの臨時教員となる。子供たちの心を掴み、次第に認められていくロベルタ。10年後、希望者が殺到する彼女のクラスは、市の予算削減のため打ち切られる事になり…。
貧しい地域の子供たちにバイオリンを教える事によって、自信をもって強く生きていくことを伝える女性のお話。内容も実話を基にしている事も「レッスン!」と似ているんだけども、あちらは口当たりがよくて誰でも気軽に楽しめる作品なら、こちらはじっくり映画を楽しみたい人向け。主人公ロベルタの家庭の問題から、バイオリン教室を通じての彼女と子供たちの変化、そしてクラス廃止の危機をみんなで乗り越えていく様子を描いています。先が読めても、地味でも、じわじわと感動が湧きあがるような作品でした。
いろいろな問題で苦労している子供たちが、バイオリンに触れている時の笑顔が心に残りますね。「いつもの厳しい先生が好き」というセリフからも、バイオリンが大好き、もっと上手くなりたい、という気持ちが伝わってきてきます。
音楽の力は本当に偉大だと思うし、音楽じゃなくても、芸術やスポーツや学問でもなんらかの活動でも、心から好きだと思えるものを持っているって素晴らしい。その何かと出会えるように、ずっと続けられるように、サポートしようという周りの大人たちの気持ちも素晴らしいと思いました。
ラストのコンサートを成功させたのは、(コネを最大限利用して東奔西走した友人もすごいけど)どんな困難があろうと子供たちを信じて一緒に頑張ったロベルタと、何より最後まで諦めずに練習し続けた子供たちの努力の賜物だったと思います。しみじみ感動。
…にしても、監督がウェス・クレイヴンとは。後から知ってビックリしました(笑)
- 関連記事
- 「デッドリー・フレンド」観た