忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「戦火のナージャ」観た

 | 戦争ドラマ  com(2) 
Tag:ロシア 

戦火のナージャ
製作:ロシア’2010
原題:UTOMLYONNYE SOLNTSEM 2
監督:ニキータ・ミハルコフ
ジャンル:ドラマ/戦争

【あらすじ】1943年5月。大粛清に乗じて、元恋人の夫で革命の英雄であるコトフを陥れたKGB幹部のドミートリ。だが、反逆罪で銃殺された筈の彼が生きていた。捜索を命じられたドミートリだったが、彼に匿われていたコトフの娘ナージャもそれを知り…。

過去イラストを見ていたら、無性にナージャを描きたくなって、続編を観ちゃいました。イラストは回想シーン。
三部作だそうで、「太陽に灼かれて」の7年後が舞台になってます。でも、前作から16年ぶりの完成で、ナージャは同じ子を使ってるので年齢が可笑しな事に(笑)
まあ、それは気付かない振りをしてあげるとして、前作とはまた違う雰囲気の作品に仕上がってました。戦争の酷さを全面に出しているような。
なかでも、ナージャの乗る赤十字の船での惨劇と、コトフが前線で体験した15分間の戦闘。そして、ナージャが「自分が(神に)生かされたのは父親を探すため!」と自分に言い聞かせなければならなかった出来事は惨たらしく、人間の愚かさをまざまざと描いていました。
エピソード一つ一つは印象的で見ごたえがあるものの、第二部でひと段落つくこともなく、途中でぶつっと終わっていて残念。第三部と併せて見ないと評価しづらいものがあります。
また、ふたりには神様がついてると言わんばかりの奇跡が何度も起こりすぎて、ちょっとありがたみなくなってますね。幾つかの困難は彼らの努力で乗り越えて、ここぞという時に彼らの想いに応えるように奇跡が起こるほうが良かったと思います。
ちなみに、原題は「太陽に灼かれて2」です。

関連記事
「太陽に灼かれて」観ました

■ Comment

こんにちは☆

たいへん失礼いたしました。

実は私、このタイトルの映画が、あの映画の続編だと知らずに見て、
もちろん見ている途中で気付いたので、仰天して、
そのうえ、3部作だという事は、ついさっき知りました(笑)。
ネットで情報を見ないときは、こんなもんです(大笑い)。

宵乃さんの記事も、そういうわけで
私の見た映画の記事があるとは、全然気付かず・・・ごめんチャイ☆

>イラストは回想シーン。

素晴らしいイラストです!!!
宵乃さんのイラストは素晴らしいけれども、
このシーンの使い方にもちょっと疑問を感じました。
1回だけなら良かったんだけど・・・。

>7年後が舞台になってます。でも、前作から16年ぶりの完成で、

え~っ!!!
そんな年齢なんだ~!!!
私ってばすっかり騙されて、思春期だと思いました☆

>・・・惨たらしく、人間の愚かさをまざまざと描いていました。
>エピソード一つ一つは印象的で見ごたえがあるものの、第二部でひと段落つくこともなく、途中でぶつっと終わっていて残念。
>また、ふたりには神様がついてると言わんばかりの奇跡が何度も起こりすぎて、ちょっとありがたみなくなってますね。
>幾つかの困難は彼らの努力で乗り越えて、ここぞという時に彼らの想いに応えるように奇跡が起こるほうが良かったと思います。

もう仰る通りで!!!

こう言っちゃあ悪いけど
前作は本当に秀作だったけど、この映画はとってつけた感が否めなくて
作らなくても何の差し支えもなかったので
自分のためなんだろうな~と思いました☆

>反戦の気持ちは伝わってくるけど、ぶつ切りな終わり方といい、奇跡の安売りといい、ちょっと評価しづらいものがありました。

私的には反戦の気持ちすら、伝わりにくい作品でした。
「皆が死んでも、私ら親子だけはOK」ではちょっと・・・???
そこのところを はき違えていると思います。

あと、他の2作品についても有難うございました。
こちらこそ、とんちんかんなこと聞いて、ごめんなさい。
頭がおよろしくなくって・・・ほほほ・・・。

では、いつの日にか
>三部作の最後「遥かなる勝利へ」を観ないことにはなんとも…。
この映画を見ませう。
今度はヘンな期待ナシで見られるし、タイトルを忘れないようにせねば(笑)。


.
2013/12/05 13:27  miri〔編集

>miriさん

> 実は私、このタイトルの映画が、あの映画の続編だと知らずに見て、
> もちろん見ている途中で気付いたので、仰天して、
> そのうえ、3部作だという事は、ついさっき知りました(笑)。

タイトルから三部作だと分かるようにしてほしいですよね~。
知名度もそんなにないし、miriさんのように観て初めて知った人も多いかと思います。

> 宵乃さんの記事も、そういうわけで
> 私の見た映画の記事があるとは、全然気付かず・・・ごめんチャイ☆

いえいえ、関連記事のリンクがあったのでコメントする記事を間違えたのかと思ってしまったけど、よく考えたらあんまり目立たないですもんね。わたしもいろいろ見逃したり忘れちゃったりはしょっちゅうなので気にしないで下さい。

> 宵乃さんのイラストは素晴らしいけれども、
> このシーンの使い方にもちょっと疑問を感じました。
> 1回だけなら良かったんだけど・・・。

ありがとうございます!
わたしも同じ事を思いましたよ~。ちょっとしつこかったですよね。
やっぱり可愛い娘を見せたくて仕方がないのかな(笑)

> >7年後が舞台になってます。でも、前作から16年ぶりの完成で、
> そんな年齢なんだ~!!!
> 私ってばすっかり騙されて、思春期だと思いました☆

素朴な魅力があるので、思春期くらいにも見えないこともないですね。
わたしは観てから知ったんだったかな?
よく思い出せないや。

> 作らなくても何の差し支えもなかったので

ですよね(笑)
ホントその通りで、観ていてもったいなく思ってしまいました。
最初から決めていたことなのか、1の評判がよくて調子に乗っちゃったのか知りませんが、やはり引き際は肝心です!

> 「皆が死んでも、私ら親子だけはOK」ではちょっと・・・???
> そこのところを はき違えていると思います。

それも観ていて頭をよぎりました。
まあ、反戦映画をつくりたい気持ちはあったと信じたいですが、どうしても親子愛を中心にして特別扱いしたくなっちゃったのかなぁ…。

> >三部作の最後「遥かなる勝利へ」を観ないことにはなんとも…。
> 今度はヘンな期待ナシで見られるし、タイトルを忘れないようにせねば(笑)。

わたしもタイトルを忘れそうで(笑)
結構重苦しい描写がまたありそうだし、せめて納得のいく終わり方をしてほしいところです。
2013/12/06 11:35  宵乃〔編集
名前
タイトル
URL
本文
非公開コメント

■ Trackback

.