忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「泥の河」観ました

 | ドラマ  com(9) 
Tag:日本 

泥の河
製作:日本’81
監督:小栗康平
原作:宮本輝
ジャンル:★ドラマ

【あらすじ】日本が高度成長期を迎えようとしていた昭和31年。大阪・安治川の河口で食堂を営む板倉晋平の息子・信雄は、ある日、対岸に繋がたみすぼらしい船に住む姉弟と知り合う。その船には夜近づいてはいけないと父から言われ…。

お父さんの存在感ある演技と、子供たちの素朴な演技がよかったです。
信雄の両親が本当にいいひとなんですよ。親がどんなことをしてようと、子供には関係ないと、息子に新しい友達が出来た事を素直に喜びます。姉弟を夕食に招いた時は、ものすごい空気読んでフォローしまくって、誰よりも精一杯なお父さんが微笑ましかった(笑)
そんなお父さんの子だからこそ、信雄も他の子供たちが”きっちゃん”を避けても、変わらず仲良くできるんですよね。”きっちゃん”も信雄のにじみ出る優しさを察知して、出会った瞬間から一生懸命に友だちになろうとする姿が健気でした。
子供たちがボロ船のボロい渡し板を通るたびに冷や冷やしてしまったけど、彼らの友情を守ってあげたいなぁと思わせるささやかな幸せの風景でした。

終盤、余所見をしたせいか、どうしてお父さんが彼らとお祭りに行く約束を破ったのかわからなかったんですけど、そのちょっとした悪いことが重なって、あんな別れにつながってしまったのが切ない…。
信雄を船に引きとめようと、生きている蟹にアルコール?で火をつける遊びを見せたのも、きっとお父さんが昔やってくれたのを真似したんでしょうね。信雄のお父さんが手品を見せてくれたから、彼もお父さん直伝の遊びを見せたかったんだと思います。
ラスト、「きっちゃーん!」となんども名前を呼びながら船を追いかける信雄の姿に、涙が止まりませんでした。
深い余韻を残す名作だと思います。

…ところで、今回はイラストがないので、カブトムシに引き続き庭でみつけたオニヤンマの写真でも載せようかと思ってたんですが、もう寒くて動けないと思ってたのにカメラを探しているうちにいなくなってしまいました。元気に飛んでた時期はスピードが速すぎて撮れなかったしなぁ…残念!
もしかしたら来年も現れるかもしれないけど、その場合、高い確率でうちの庭で飼ってるメダカを糧にして成長していると思われ、複雑な気分です…。

■ Comment

こんにちは☆

>深い余韻を残す名作だと思います。

素晴らしい映画でした。
多分今年の邦画ナンバー1になると思うので、記事は年末に・・・。

>オニヤンマの写真でも載せようかと思ってたんですが、もう寒くて動けないと思ってたのにカメラを探しているうちにいなくなってしまいました。元気に飛んでた時期はスピードが速すぎて撮れなかったしなぁ・・・残念!

これは残念!見せてもらいたかったです!
また機会があれば是非!!

>高い確率でうちの庭で飼ってるメダカを糧にして成長していると思われ、複雑な気分です・・・。

おぉ・・・何と言って良いやら・・・
まずはメダカちゃんが沢山増えますように~♪
2011/09/28 (Wed) 16:03  miri〔編集〕  

>miriさん

> 多分今年の邦画ナンバー1になると思うので、記事は年末に・・・。

お~、そうでしたか!
わたしは人情部分ばっかりの感想になってしまったので、miriさんの記事を楽しみにしてますね。

> これは残念!見せてもらいたかったです!
> また機会があれば是非!!

こんなに近くで見たのは初めてで、ホントに大きかったです。15センチはありました!
もし写真を撮れる機会があったら、今度こそ激写したいと思います。

> >高い確率でうちの庭で飼ってるメダカを糧にして成長していると思われ、複雑な気分です・・・。
> まずはメダカちゃんが沢山増えますように~♪

一部のオニヤンマは絶滅危惧種に指定されているので、ヤゴをみつけてもどうする事もできないですしね~。
なんとかメダカたちがたくましく生きていくのを祈るばかりです。
2011/09/29 (Thu) 07:34  宵乃  

おはようございます☆

夫婦でシネマさんから下記のお言葉を頂きましたので、お伝えします。
宜しくお願いいたします。

> ブログDEロードショーは、最初の数回しか参加出来なくてごめんなさい。
> でも機会があったらまた参加したいと思いますのでその時はよろしくお願いします。

*********************************

「泥の河」明日アップしますので、TBさせて頂きますね~。

>お父さんの存在感ある演技と、子供たちの素朴な演技がよかったです。
>信雄の両親が本当にいいひとなんですよ。以下略

本当に良い映画でした☆

>終盤、余所見をしたせいか、どうしてお父さんが彼らとお祭りに行く約束を破ったのかわからなかったんですけど、

昨夜確認しましたが、大きな理由はなく、大人の男同士の付き合いで
すっかり忘れていたという感じだったと思います。

>ラスト、「きっちゃーん!」となんども名前を呼びながら船を追いかける信雄の姿に、涙が止まりませんでした。
>深い余韻を残す名作だと思います。

あのラストは「人情紙風船」のラストと、同じように受け止められた、素晴らしいラストシーンでした。
この映画も公開時から知ってはいたのですが、見逃したままになっていて、本当に有難いオンエアでした。
知らない時代、関係ない場所・話なのに、泣けて困りました。
2011/12/26 (Mon) 08:41  miri〔編集〕  

>miriさん

いらっしゃいませ!
ご連絡ありがとうございます。また参加してもらえると嬉しいですね♪

> 「泥の河」明日アップしますので、TBさせて頂きますね~。

楽しみに待ってます♪
この作品はラストを思い出しただけで、うるっときます。心に残る名作でした。
お父さんのすっぽかした理由も教えてくださってありがとうございます。とってもいいお父さんだけど、時にはうっかりする事もありますもんね。

> この映画も公開時から知ってはいたのですが、見逃したままになっていて、本当に有難いオンエアでした。
> 知らない時代、関係ない場所・話なのに、泣けて困りました。

NHKさまさまです。色々な作品との出会いがありました。
この作品は世界中のひとに観てもらいたいです!

あと、先日の「フォロー・ミー」の事ですが、ブログに書いた事に間違いがあると困るので、調べるきっかけを頂いてこちらこそありがとうございます。合作の事も直せましたし。
それと、「バグダットカフェ」は最近観て感想を書こうと思いつつ、オンエアした作品を優先していてタイミングを逃していたところです。あさってくらいにアップして、miriさんの感想もじっくり読ませていただきますね!
しつこいけどもう一つ、「マイ・ガール」は丁度主人公と同じくらいの頃に観て、軽くトラウマになってます。いつか再見したいですね~。
2011/12/26 (Mon) 10:59  宵乃  

またまたお邪魔します☆

>お父さんのすっぽかした理由も教えてくださってありがとうございます。とってもいいお父さんだけど、時にはうっかりする事もありますもんね。

ごめんなさい、この件ですが、自分の感想文を読み直したら
違うのではないか?と、気になってきました。
(感想文に答えらしきものが書いてあるのです!!!)

昨夜は全部見直したのではなく、ちょこっと見ただけですので、
今日時間が取れれば、この件より後を、丁寧に見直したいと思います。
間違っていたらゴメンナサイ!!!

>NHKさまさまです。色々な作品との出会いがありました。
>この作品は世界中のひとに観てもらいたいです!

せっかく視聴料を支払っているのだから、これからも名作のオンエアを待ちたいです!
「泥の河」まずは日本人全員に見てほしいです(爆)。

>あと、先日の「フォロー・ミー」の事ですが、ブログに書いた事に間違いがあると困るので、調べるきっかけを頂いてこちらこそありがとうございます。合作の事も直せましたし。

いえいえお互いさまですし、私の方が宵乃さんから教えて頂く事が多いですよ~♪

>それと、「バグダットカフェ」は最近観て感想を書こうと思いつつ、オンエアした作品を優先していてタイミングを逃していたところです。あさってくらいにアップして、miriさんの感想もじっくり読ませていただきますね!

これは、なんとまぁ、二人でロードショーではありませんか~!!!
嬉しいです☆
あの感想はfc2にも写しましたので、宵乃さんの記事のアップ後にTBさせて頂きますね☆

・・・ところで、宵乃さんはどのような方法で、この映画を鑑賞されたのでしょうか?
もし良かったら教えてくださいませんか?

レンタルにもなかったし、一年かけて探していました。
あ、もちろんアマゾンにはあるのですが、ジェラールさま優先だったので・・・(爆)
私は不思議なご縁で、ある方からDVDを頂けたのです。

>しつこいけどもう一つ、「マイ・ガール」は丁度主人公と同じくらいの頃に観て、軽くトラウマになってます。いつか再見したいですね~。

私と同年齢の主人公の話を、
実年齢として同じくらいの時に宵乃さんが見ているだなんて、
これもご縁かと・・・。

11歳であの映画は、辛いと思います☆
きっと今なら、違う感想が得られるのではないでしょうか?
いつか再見なさったら、是非、感想をお聞かせくださいね~。
2011/12/26 (Mon) 13:16  miri  

Re: またまたお邪魔します☆

あらためてコメントありがとうございます。
そうですか~、急がなくてもいいので、お父さんのすっぽかした理由が判明したら教えてください!

> せっかく視聴料を支払っているのだから、これからも名作のオンエアを待ちたいです!
> 「泥の河」まずは日本人全員に見てほしいです(爆)。

そうですよね、高い視聴料を払ってるんだから、その分楽しみたいです。
日本人全員に見せるなら、やっぱり学校かな。高校生くらいなら日本史の戦後の授業で使えそうです。

それにしても「バグダッド・カフェ」は本当にすごいタイミングでしたね♪
わたしは普通に近所のTUTAYAで借りられたんですが・・・地域によって品揃えがぜんぜん違うんでしょうか。
でも、やはり観るべきひとのところには、自然に機会が巡ってくるものなんですね!

> 私と同年齢の主人公の話を、
> 実年齢として同じくらいの時に宵乃さんが見ているだなんて、
> これもご縁かと・・・。

本当に不思議と縁がありますね~。
わたしもいつか良いタイミングが来ると信じて、待ちたいと思います!
2011/12/26 (Mon) 14:27  宵乃  

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このコメントは管理人のみ閲覧できます
2011/12/26 (Mon) 17:37    

No title

 宵乃さん、こんばんは
 コメント、TB、ありがとうございました!

信雄のお父さんが手品を見せてくれたから、彼もお父さん直伝の遊びを見せたかったんだと思います。
〉これは、成る程と思いました。確かに充分有り得ますね。
僕は「禁じられた遊び」の葬式ごっこを思い出してました。(汗)

天神祭りの日のお父さん
僕の推測は、
舞鶴=自分の故郷、戦争、戦地から命からがらの帰還地、その日暮らしの日々、前の女(女房?)と今の女房との因縁の地、その女が明日をも知れぬ身、自分の歩んだ道への揺らぎ、その他諸々が一遍に押し寄せてきて、何も変わらない、何もないのは分かっていても居てもたってもいられず、衝動的に舞鶴へ向かったのだと思います。
街をほっつき歩き海を見て、ようやく少し気分が落ち着いて帰って来たんじゃないでしょうか。
でなきゃ、男が商売(子供との約束より重い)ほっぽり出して行方不明になんかなれない。
しっかりした親父さんだけと、車夫、ゴカイ採りの爺さんの死で、思う所有りで内面はどんどん煮詰まってて、そこへ昔の女房となり、遂に、あの日、自己爆発しちゃったのかなと。

長々、すいませんでした。
2017/09/12 (Tue) 20:14  鉦鼓亭  

>鉦鼓亭さん

> 僕は「禁じられた遊び」の葬式ごっこを思い出してました。(汗)

確かにね~。子供の頃は残酷な遊びをしてしまうものです(汗)

あと、お父さんがなぜ約束を守らなかったかの推測もありがとうございます。
たぶん初見時はセリフが全部は聞き取れず、お父さんの故郷だとか前の女がいたことに気付かなかったみたいです…。

> でなきゃ、男が商売(子供との約束より重い)ほっぽり出して行方不明になんかなれない。
> しっかりした親父さんだけと、車夫、ゴカイ採りの爺さんの死で、思う所有りで内面はどんどん煮詰まってて、そこへ昔の女房となり、遂に、あの日、自己爆発しちゃったのかなと。

そうですね、お店までほったらかしてましたもんね~。おかげでお父さんの人間らしさが増しました!
2017/09/13 (Wed) 06:53  宵乃〔編集〕  
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