映画「ロッキー」観ました

製作:アメリカ’76
原題:ROCKY
監督:ジョン・G・アヴィルドセン
ジャンル:★スポーツ/ドラマ
【あらすじ】フィラデルフィアのスラム。ヤクザな仕事もしていた賞金稼ぎボクサーのロッキーは、10年来の仲だった老トレーナー、ミッキーに見捨てられてしまう。そんな時、無敵の黒人ボクサー、アポロの対戦相手の代役に、ロッキーが選ばれ…。
例の93分番組でロッキーシリーズ一挙放送をやっていたので、最初から見直してみました。やっぱりロッキーは吹替えで観たいですよね!
チンピラボクサーだけど、本当は優しくて寂しがり屋なロッキー。これから変貌していくのを知っているので、この最初のロッキーの姿にしみじみしてしまいました。小汚い部屋で亀や犬に話しかける姿なんて、寂しすぎて涙が出そう。
エイドリアンの愛と、ロッキーに賭けてくれたミッキー、そしてアポロとの試合が彼に自信を与えます。
ケンカしてとぼとぼ夜道を帰っていくミッキーを追いかけ、そっと肩を組むシーンは最高!
エイドリアンも、この頃は人見知りする冴えない娘で、今後の姿と比べてみると別人のよう。ちょっと笑えるくらいの変貌を遂げるんだけども、それもロッキーの深い愛のなせるわざでしょうか。ロッキーが彼女に自信をあたえ、それに応えようと”ボクサーの妻”として強くなっていくんでしょうね。
アポロとの試合は本当に何度観ても燃えます。結末はわかってるのに、いつのまにか拳を握り締めるほどエキサイティングしてました。音楽が一気に盛り上げてくれます。
ラストは誰でも、爽やかな気持で感動の涙を流すことでしょう。
…と、ここで終わらせるとポーリーが可哀そうですね(笑)
酒好きだしトラブルメーカーだし、エイドリアンに当たるし、あんまりいいところがないように見える彼ですが、彼もロッキーと同じく底辺から抜け出そうと必死で、ロッキーとはいわば同士。でも、そのやり方がとても彼らしくて、そのせいで周りと上手くいかない時があったりするのが憎めない!
この作品以降、とくに3、4、5あたりは「こんなロッキー見たくなかった…」と思うようなこともあるんですが、ポーリーが出ているからつい観てしまいます。何気にロッキーより愛着のあるキャラクターかもしれない♪
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■ Comment
すんばらしぃ~イラストです!!!
あぁ力がみなぎりますぅ~♪
私は恥ずかしながら昨年初見、2を今年見て、3は覚えていないけど若い時に映画館で見て、
あとは見ていないので、
>エイドリアンも、この頃は人見知りする冴えない娘で、
この感じしか分からないので、きっと4とか5になると、感じが違うのでしょうね~。
>やっぱりロッキーは吹替えで観たいですよね!
あぁ見た事ない・・・でも、チラ見とかはオンエア時に結構しているんですよ~。
でも覚えていないなぁ~声優さんはどなたでしょう???
ゆっくりと、3の再見と、4と5(それ以降もあるのかしら?)を初見したいと思いますが、
2、だけでも感じが違って(ロッキーも彼女も)宵乃さんの仰るとおりに
>ポーリーが出ているからつい観てしまいます
お兄さんだけが変わらないのかもしれませんね~???
2011/09/12 18:40 miri〔
編集〕
> すんばらしぃ~イラストです!!!
> あぁ力がみなぎりますぅ~♪
ありがとうございます、ロッキーといったらこのシーンですよね♪
音楽もセットで最高に盛り上がります!!
> >エイドリアンも、この頃は人見知りする冴えない娘で、
> この感じしか分からないので、きっと4とか5になると、感じが違うのでしょうね~。
2でもだいぶ雰囲気が変わってますが、それ以降、ロッキーと歩んできた年月を感じるような、たくましい奥さんになってます(笑)
声優は、ロッキーが羽佐間道夫さん、エイドリアンが松金よね子さん、ポーリーが富田耕生さん、ミッキーが千葉耕市さんです。
> ゆっくりと、3の再見と、4と5(それ以降もあるのかしら?)を初見したいと思います
5で一度終わった雰囲気だったんですけど、そのずっと後になって「ロッキー・ザ・ファイナル」が製作されました。これは初見でしたが、まあ2と同じくらい試合で燃えたかなぁ。ポーリーはどの作品でもブレがないです。
全部観終わると、最初の「ロッキー」を見直したくなるシリーズかも。
あと、鍵コメありがとうございました。もし15作品になったら、また打ち合わせしましょうね。
2011/09/13 11:29 宵乃
ロッキー公開時は中学生
映画音楽ばかり聴いていた中学生
ロッキーのサントラLPは鼻血が出るほど、いや鼻血を流しながら聴きました(^^ゞ
朝起きて一回、学校行く前に一回、帰って来て2回、寝る前に一回は聴いていました…
あの音楽あっての映画と言っても過言ではないと思っています…
が、スタローンのアメリカンドリームを実現したこの映画はやはり奇跡の一作なのだと思います
それまでだれも知らなかった俳優スタローンが必死になって行く姿だから素直に共感できた気がしますし、ロケの寒々しく安っぽい風景も低予算だからこそだったのではないでしょうか
たしかに3以降はいろいろ思うところはありますが、もしROCKY10とかで宇宙人とサイボーグ化されたロッキーが戦うとしても僕は観ますよ(^^ゞ
2011/10/02 13:36 |―|/‐\|\/|
> 映画音楽ばかり聴いていた中学生
> 朝起きて一回、学校行く前に一回、帰って来て2回、寝る前に一回は聴いていました…
す、すごいですね。本物のロッキーファンだ~!
あの音楽がかかると、つい体を動かしたくなります。あんな軽いフットワークはわたしには無理だけど。
> が、スタローンのアメリカンドリームを実現したこの映画はやはり奇跡の一作なのだと思います
> それまでだれも知らなかった俳優スタローンが必死になって行く姿だから素直に共感できた気がしますし、ロケの寒々しく安っぽい風景も低予算だからこそだったのではないでしょうか
そうですね~。といっても、私が観た頃にはスタローンは有名人だったので、当時の感覚はわかりませんが、確かにロッキーの演技も演技じゃないみたいに、役と一体になってましたよね。
あの荒廃した街の雰囲気もリアルでした!
> たしかに3以降はいろいろ思うところはありますが、もしROCKY10とかで宇宙人とサイボーグ化されたロッキーが戦うとしても僕は観ますよ(^^ゞ
そんなネタを前に見たな~。もしかして、「椎名百貨店」というマンガを知ってます?
ロッキーなら宇宙でも戦ってそうですね(笑)
2011/10/02 14:27 宵乃
残念ながら椎名百貨店は知らず…
椎名と言えば桔平か林檎、誠ぐらいしか浮かばない
007シリーズが一時エスカレートして宇宙まで行っちゃったのがあったでしょ?!
それにバックトゥーザフューチャー2で“JAWS19”とかやってるの思い出してROCKYでもアリかなぁ~なんて思ったのでした
一度にたくさん書き込んじゃってごめんなさいね!
2011/10/02 23:27 |―|/‐\|\/|
> 残念ながら椎名百貨店は知らず…
> 椎名と言えば桔平か林檎、誠ぐらいしか浮かばない
知りませんでしたか~。背景のボクサー映画のポスターが、時間経過とともに内容が変わって、対戦相手(主人公も?)がサイボーグやエイリアン、ゾンビなどにエスカレートしていって、最終的に原点に返るという感じのネタでした。
> それにバックトゥーザフューチャー2で“JAWS19”とかやってるの思い出してROCKYでもアリかなぁ~なんて思ったのでした
007シリーズはほとんど知りませんが、JAWS19はありましたね~!
しかも、人気は衰えずって雰囲気が漂ってました。ロッキーでもアリかもしれません。世代交代もOKなら(笑)
> 一度にたくさん書き込んじゃってごめんなさいね!
いえいえ、いつもありがとうございます!
これからもじゃんじゃんコメント下さいね。
2011/10/03 10:11 宵乃
ロッキーの事をバカにしまくるミッキー。
ロッキーにタイトルマッチの話が来る。
突然ペコペコするミッキー。
怒るロッキー。
「10年間バカにした癖に何だ!」
ガッカリして帰るミッキー。罵倒し続けるロッキー。
しかし、思い直してミッキーを追いかける。
あの場面は何度見ても涙が出ます・・・・。
ロッキーがミッキーに謝ってマネージャーを頼む台詞が聞こえないのが却っていいんです。
2011/12/04 18:00 間諜X72〔
編集〕
お久し振りです。コメントありがとうございます♪
> ガッカリして帰るミッキー。罵倒し続けるロッキー。
> しかし、思い直してミッキーを追いかける。
いいですねぇ、このくだりは今でもハッキリ思い出せます。
彼らが一緒にいた時間というものを感じさせます。
> あの場面は何度見ても涙が出ます・・・・。
> ロッキーがミッキーに謝ってマネージャーを頼む台詞が聞こえないのが却っていいんです。
そうなんですよね。このシーンが嫌いな人はいないでしょう。
スポーツ映画がこんなにもしみじみ感動できるものだと知ることができた、特別な思い入れのある作品です。
2011/12/05 10:32 宵乃
もう一つ僕が好きな場面があります。
ロッキーがアパートに帰る前に不良少女マリーに
「煙草はやめろ。」とか「汚い言葉遣いはするな。」とか説教をする。
「わかったわよ!」と言うマリー。
でも、別れ際にまたロッキーに汚い言葉を浴びせて自宅のドアを閉めるマリー。
「ちぇっ。勝手にしろ・・・・。」と言いながら帰るロッキー。
BGMは「ロッキーのテーマ」のインスト・ヴァージョン。
あの場面も好きです。
その後30年も過ぎて、マリーは「ロッキー・ザ・ファイナル」に登場します。
演じてる女優さんは、勿論別人です。
舞台で一人何役も演じる凄い女優さんだそうです。
2012/01/19 19:16 間諜X72〔
編集〕
いらっしゃいませ、コメントありがとうございます。
おー、マリーですか!
間諜X72さんの書いた詳しい描写のおかげで、記憶が蘇ってきました。あのシーンもロッキーの人柄がにじみ出てくるいいシーンですよね。
> その後30年も過ぎて、マリーは「ロッキー・ザ・ファイナル」に登場します。
> 演じてる女優さんは、勿論別人です。
> 舞台で一人何役も演じる凄い女優さんだそうです。
別人でも、マリーが年を重ねてああなったんだなぁと思えました。凄い役者さんだったんですね!
記事にはしませんでしたが、これぞ完結篇というストーリーでよかったです。
2012/01/20 07:38 宵乃