映画「グラン・ブルー 完全版/デジタル・リストア・バージョン」観た

エンゾを描きたかったけど、夏なのでやっぱりブルー!
製作:フランス/イタリア’88
原題:LE GRAND BLEU: VERSION LONGUE
監督:リュック・ベッソン
ジャンル:ドラマ/ロマンス
【あらすじ】イタリア人の潜水チャンピオン、エンゾは、子供の頃に彼が唯一認めていたジャック・マイヨールを、シチリア島タオルミナで開催される競技会に招待する。自動車事故の調査でジャックに出会った保険調査員ジョアンナも追ってきて…。
久しぶりにこの作品を堪能しようとドキドキしながら観始めたものの…なんか記憶と違う!
そうか、わたしが高校生くらいの時に観たのは、ディレクターズ・カット版の「グラン・ブルー オリジナル版」だったのんですね…。記憶からすっぽり抜け落ちていたジョアンナが、今回は可哀そうで仕方がなかったということは、彼女のシーンが増えたんでしょうか?
まあ、細かい違いはわからなかったけれど、彼女へ感情移入すればするほどラストが哀しいので、わたし的にはエンゾが記憶に焼きついたオリジナル版のほうが好きです。完全版はやたら長いし。
でも、たぶん増えているはずのダイビングシーンは変わらず素敵でした。わたしもイルカさんと友達になりたい!!とマジで夢見てしまった(笑)
「海底の静けさの中でじっと沈黙して、人魚のために死んでもいいと決意すると、人魚たちがその愛を確かめに近づいてくる。その愛が真実で、純粋で人魚の意にかなえば、ぼくを永遠に連れていく…」というセリフがラストの行動に繋がるなら、”イルカ=人魚=海に命を捧げた者”ってことなんでしょうか。そうすると、あのイルカは父親でありエンゾでもあるのかな。
ダイビングをしていると、こんな風に海に誘われてしまうのかと思うと、ちょっと怖いです。天井から水面が迫るシーンはグッときたけど。
コインを潜って拾う子供時代のふたりや、小さな車から堂々と出てくるエンゾ、エンゾママの前でパスタをモリモリ食べるジョアンナ、イルカと戯れるジャックなど、楽しい雰囲気の前半が印象に残りました。
2018/10/30 再見
どのバージョンを見てないのか覚えてなくてとりあえず録画しておいたやつを鑑賞。こっちじゃなかった…。
どうしてもジョアンナに対する彼の仕打ちが…。だんだん嫌いになってきたかもしれない。
しかしジョアンナは仕事大丈夫なのかね?いくら何でも遊びすぎな気がする。
それはともかく、音楽映画祭ということでBGMに集中してみました。環境音を意識したBGMなのでまるで海の中にいるかのよう。リラックス効果が半端ないです。
海の青も美しいし、イルカちゃんが可愛くて可愛くて…。これだけで価値のある作品ですよね。
あと、エンゾとマイヨールの友情が見られる前半も良かったです。
でも、グレートブルーじゃなければもう見ないかな。
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■ Comment
>エンゾを描きたかったけど、夏なのでやっぱりブルー!
イイですよ~! このブルー♪
海も光もイルカも、本当に素晴らしいです。
この作品、一昨年、映画を見る事を再開してから、
初めて2回に分けて見た映画で、ものすごく印象に残っています。
とにかく、長かったですね~。このヴァージョンを見たのです。
>ダイビングをしていると、こんな風に海に誘われてしまうのかと思うと、ちょっと怖いです。
そんなふうに、誘われてみたいようなきもしますね~!
(ダイビングはもちろん、できません(爆))
>天井から水面が迫るシーンはグッときたけど。
>コインを潜って拾う子供時代のふたりや、
>エンゾママの前でパスタをモリモリ食べるジョアンナ、
>イルカと戯れるジャックなど、
これら全部、よく覚えています。
・・・でも日本人が悪く描かれていたので、その点は悲しかったです。
ジャック役の人の事実の出来事も、頭から離れません。
美しい海と、いろんな想いを残してくれた素敵な映画でした。
2011/07/31 18:59 miri〔
編集〕
のキャラが、何となく『天空の城ラピュタ』とか『紅の豚』の頃のスタジオジブリっぽい感じが入ってて、
その辺が好きでした(=^_^=)
かつてはベッソンも、宮崎駿も、イキイキしてたんですよねぇ(・ω・) ←今はアカンのかよ!
2011/08/01 07:00 TiM3〔
編集〕
> イイですよ~! このブルー♪
> 海も光もイルカも、本当に素晴らしいです。
ありがとうございます!
グラン・ブルーってだけあって、描きごたえのあるブルーでした。
内容のほうも長くて見ごたえがありましたね~。
> そんなふうに、誘われてみたいようなきもしますね~!
> (ダイビングはもちろん、できません(爆))
あはは、わたしもダイビングはやったことないけれど、この映画を観てると無性に海に行きたくなります。マンタとかイルカとかと一緒に泳いでみたいなぁ。
> ・・・でも日本人が悪く描かれていたので、その点は悲しかったです。
西部劇で描かれるインディアンみたいに、日本人もいろいろなところでネタにされてたんですよね。日本初公開版ではカットされたらしいです。
> ジャック役の人の事実の出来事も、頭から離れません。
> 美しい海と、いろんな想いを残してくれた素敵な映画でした。
そうですね、一体何があったのか・・・。
いつかオリジナル版をオンエアすることがあったらまた観てみたいです。
2011/08/01 10:03 宵乃
> エンゾ母子のキャラが、何となく『天空の城ラピュタ』とか『紅の豚』の頃のスタジオジブリっぽい感じが入ってて、その辺が好きでした(=^_^=)
あ~、そうか!そうですね、わたしもそういうところが好きなのかもしれません。
ベッソン監督は宮崎駿のファンなのかな。あ、でも日本人をあんな風に描いているから違うか・・・。
> かつてはベッソンも、宮崎駿も、イキイキしてたんですよねぇ(・ω・) ←今はアカンのかよ!
あはは、作風が変わったのは確かですね(笑)
2011/08/01 10:27 宵乃
さすがです^^!
夏に観ておきたい海映画ですね~。
ドラマ、冒険、スリルと映画でもなんでも揃う海!
あー海に行きたい><
こんにちは!
やはり夏はすずしげなブルーがいいですよね。
> ドラマ、冒険、スリルと映画でもなんでも揃う海!
> あー海に行きたい><
泳ぐのが苦手なわたしも、思わず海に思いを馳せてしまいました。
海への愛が込められた作品です!
2011/08/04 10:04 宵乃
イラストのブルー、本当にステキです!!
>コインを潜って拾う子供時代のふたりや、小さな車から堂々と出てくるエンゾ、
>エンゾママの前でパスタをモリモリ食べるジョアンナ、
>イルカと戯れるジャックなど、楽しい雰囲気の前半が印象に残りました。
私も前半シーンは好きです。
後半は人魚姫の逆バージョンのように思いました。
ジョアンナ視点で観ると悲しいですよね。
本物のジャック・マイヨールさんは晩年、74歳で自殺してしまって
机の上にはグラン・ブルーのビデオが置いてあったそうです。
どんな想いでこの映画を観たのかなぁ・・・と思いました。
ジャックさん自身は親日家らしいですね。
ダイビング大会の日本人のところは事故が多発してすごく怖かったので
箸休め的な存在で私は楽しく観れました。
> イラストのブルー、本当にステキです!!
ありがとうございます。イルカといえばラッセンなので対抗してみました嘘ですごめんなさい(笑)
この映画の美しいブルーを見ていると、ほとんど泳げないのに潜ってみたくなります。海の魔力を封じ込めてある作品なのかも!
> 私も前半シーンは好きです。
> 後半は人魚姫の逆バージョンのように思いました。
> ジョアンナ視点で観ると悲しいですよね。
本当に悲しくなってしまいます。居なくなってしまうことより、自分では引き止められなかったというのが辛い…。人魚姫の逆バージョンですか~、確かにイメージぴったりです!
> どんな想いでこの映画を観たのかなぁ・・・と思いました。
最期にこの作品をですか…。生前の彼を知るひとになら伝わるメッセージだったのかもしれませんね。海への郷愁のようなものだったのかな。
> ダイビング大会の日本人のところは事故が多発してすごく怖かったので
> 箸休め的な存在で私は楽しく観れました。
わたしはやや苦笑ぎみで観てしまったけど、それまでの張り詰めた空気は和らいでました。リュック・ベッソンもきっと、悪意はなかったですよね。