忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「風の中の子供」観た

 | ドラマ  com(8) 
Tag:日本 

風の中の子供
製作:日本’37
監督:清水宏
原作:坪田譲治
ジャンル:★ドラマ

【あらすじ】青山家の次男、三平は兄と違って勉強は出来ないがわんぱく盛り。兄弟は楽しい夏休みを過ごしていたが、父が私文書偽造の嫌疑で捕まり家族は苦境に陥る。家計を支えるため母親は働き、三平は叔父の家へ預けられる事になるが…。

主人公の男の子の滑舌が悪いうえに、観たのが風吹きすさぶ日で五月蝿くてよく聞き取れなかったんですが、最後に泣かされました。
途中までは割とぼ~っと観ていたんですよ。「勉強しなさい!」ばっかり言ってる母親と子供の味方をする父親の様子が今も昔も変わらないとか、結局両親ともに勉強を見てあげる気は全くないんだなぁとか思ってました。
それが、三平が友だちに、父親が警察に連れていかれると言われた頃から不穏な空気がただよってきて…。(黙ってじっと見てくる子供たちが怖い!)三平が叔父の家に預けられる頃には、すっかり物語に入り込んでました。
「悪い子にしてると家に帰すぞ」と叔父に言われたことから(いい人だけど馬鹿!)、三平があらゆるやんちゃを繰り返すんですよ。木登りから始まり、従弟を泣かせたり、たらいで川下りをしたり、河童に会いに行くといって姿を消したり…。実際に家に帰ろうとしてる場合もありますが、とにかく叔父夫婦、果ては村人全員を振り回します。
家族と一緒にいたいという三平の気持ちはわからないでもないものの、連日のように水難事故のニュースをみているので、川下りのところではひっぱたいてやりたい気持ちになってしまいました。
そんな感じで、三平の家族を思う気持ちに感動しつつ、周りを心配させる行動にイラッとするという複雑な気持ちに。
でも、家に帰って”どうする事が一番いいのか”理解して決断するところから、父親が帰ってきて「父ちゃん、父ちゃん」と呼びかけるシーン、子供たちみんなで仲良く遊びに行くラストまで、涙腺緩みっぱなしでした。観てよかったです。

■ Comment

こんにちは☆

“子供をよく描いているで・賞”
まぁまぁ良い映画でしたね。
最後の旅芸人(?)の子供とのやり取りも良かったです。

>涙腺緩みっぱなしでした。

私はこういう感じにはならなかったのですけど、どこにでもいる腕白達の、飾らないこころを描いていてとっても好感持てました。(女の子は?でしたけど・・・)

子供の事以外では、お父さんの私文書偽造の事件の顛末のお粗末さには呆れ果てますね。冤罪がいとも簡単に生まれる時代だったのでしょうね~。
日中戦争に入る頃と思いますが、まだまだ内地はノンビリとしていたような、キナ臭くなってきたような・・・。
でも、いつの時代も、子供は、腕白坊主は、こんな感じだったのだと思います。

しかし同年代の欧米の映画に比べると、悲しいくらいフィルム状態やら、俳優の素質やら・・・まぁ言わぬが花でしょうか???
2011/07/07 (Thu) 13:08  miri〔編集〕  

弊記事までTBとコメント有難うございました。

>滑舌
そうだったでしょう!
この映画を観た他の人は余り感じなかったと言っていましたが、僕は宵乃さん同様、よく聞き取れなかったので、素直に文章にしました(笑)。

(映画の中の)子供の言動には時々イライラすることがありますね。
本作のような10歳未満なら「仕方がないか」という感じにもなりますが、ティーンエイジャーが大人に対して妙に青臭い言葉を放ったりすると、それこそ腹が立ったりします。

いじわるに対して三平が好意で返すラストシーンが感動的ですね。大いに気に入りました。
2011/07/07 (Thu) 20:04  オカピー編集〕  

>miriさん

いらっしゃいませ、コメントありがとうございます。
旅芸人の子供とのやり取り・・・側転とかしながら去っていく直前ですか?
ごめんなさい、よく覚えてません。

> 私はこういう感じにはならなかったのですけど、どこにでもいる腕白達の、飾らないこころを描いていてとっても好感持てました。(女の子は?でしたけど・・・)

古きよき時代の男の子って感じでしたよね~。現代だったら、もっと陰湿ないじめとかに発展しそうなところです。女の子も、まああんな感じじゃなかったですか?
なんとなくわかめちゃんを思い出しました(笑)

> 子供の事以外では、お父さんの私文書偽造の事件の顛末のお粗末さには呆れ果てますね。冤罪がいとも簡単に生まれる時代だったのでしょうね~。

ほんとにね~。前半を真面目に見ていなかったせいなのか、あの紙切れ一枚で何が証明できるのかよくわかりませんでした。冤罪は怖いです!

> しかし同年代の欧米の映画に比べると、悲しいくらいフィルム状態やら、俳優の素質やら・・・まぁ言わぬが花でしょうか???

子供の滑舌の悪さには閉口しましたが、俳優さんたちはそんなに悪かったですかね?
フィルムのほうは、いつか修復してくれるといいんですけど・・・。有名な作品じゃないと難しいでしょうが。

あと、コメント回り行ってきました。
投票で何時間ごとと書かれるのは誤算でしたが、まあそこまで一生懸命やるひともいませんよね。もし、時間を延ばしたければ言って下さ~い!
2011/07/08 (Fri) 10:51  宵乃  

>オカピーさん

いらっしゃいませ、コメントありがとうございます!
最初は音声が劣化しているのかと思ったんですが、やっぱり滑舌の問題ですよね。
邦画なのに字幕が欲しくなるとは!

> (映画の中の)子供の言動には時々イライラすることがありますね。
> 本作のような10歳未満なら「仕方がないか」という感じにもなりますが、ティーンエイジャーが大人に対して妙に青臭い言葉を放ったりすると、それこそ腹が立ったりします。

そうですね、とくに最近の映画で多い気がします。実際に敬意や尊厳が失われてきたせいでしょうか。

> いじわるに対して三平が好意で返すラストシーンが感動的ですね。大いに気に入りました。

自分が受けた痛みを、怒りに向けるのか、思いやりに向けるのか。大人でもなかなか出来ない事を、自然にやってのけた三平は立派でした。
きっとあれから、家族や友だちと一緒に逞しく生きていくんでしょうね。
2011/07/08 (Fri) 11:04  宵乃  

> 側転とかしながら去っていく直前ですか?

そうですね~目と目で合図、って感じだったと思います☆

> なんとなくわかめちゃんを思い出しました(笑)

おぉ~そうですね~!!!そっくりでした☆

> あの紙切れ一枚で何が証明できるのかよくわかりませんでした。冤罪は怖いです!

前半で「日記・日記」と、必死に探してたけど、見つからず・・・というシーンがあって、
終わり間際にその日記が出てきたので、
それで不正をしなかったという証明ができる、との事でした。

まぁ今でも、日記や家計簿は、いろんな公の場での証拠になるそうですから
理解は出来たのですが、見つからなかったら・・・と怖かったです。

> 子供の滑舌の悪さには閉口しましたが、俳優さんたちはそんなに悪かったですかね?

子供だけでなく、全員、何を言っているのかハッキリと聞き取りにくかったですね~。
滑舌というより、私は、早口のように思って見ていました。

演技は、大人も子供も、申し訳ないけど、同年代の欧米の名作をよく見ているので
私の目から見ると、比べ物にならなかったと思います。
まぁ、子供は、そのくらいでちょうど良い作品だったと思うのですが・・・。

> フィルムのほうは、いつか修復してくれるといいんですけど・・・。有名な作品じゃないと難しいでしょうが。

これは多分、修復してこの程度ではないでしょうか?
欧米の有名な作品でも酷いのは沢山ありますよ~。

でも、フィルムの酷さを差し引いても、俳優や演出の素晴らしさで
おぎなえた作品が多いと思います。

この作品は、あくまでも子供を描いているので、
まぁちょうど良いくらいだと思いますが・・・そりゃキレイな方が見やすいけど・・・。

> あと、コメント回り行ってきました。

有難うございます☆

木曜日の夕方の集計は、時間はお任せしますので、非公開で入れておいてくださいね~。
金曜日の朝は、いつもの時間に予約投稿しましょう。
以上2点、いかがでしょうか?

では、よろしく~♪
2011/07/08 (Fri) 16:10  miri〔編集〕  

>miriさん

> 前半で「日記・日記」と、必死に探してたけど、見つからず・・・というシーンがあって、

お~、そうだったのですか。適当に観ていたとはいえ、全く記憶にないとは、あはは~。

> 演技は、大人も子供も、申し訳ないけど、同年代の欧米の名作をよく見ているので
> 私の目から見ると、比べ物にならなかったと思います。

全体的に早口だったのはそういえばそうでしたね。
演技については、わたしは外国人と日本人では日本人のほうが不自然な所など目に付いてしまって比べられないんですよね。身近に外国人がいないもので・・・。

> これは多分、修復してこの程度ではないでしょうか?
> 欧米の有名な作品でも酷いのは沢山ありますよ~。

そうなんですか?デジタルリマスター版と書いてなかったので、まだ修復の余地があるものだと思ってました。まあ、あまり手を加えなくても、いい作品はいい作品ですよね。

> 以上2点、いかがでしょうか?

了解です!
投票盛り上がるといいなぁ♪
2011/07/09 (Sat) 09:15  宵乃  

こんばんは☆

怒涛のイラスト!!!

「泥の河」も、この映画も、すっごく良いです☆

ハイペースですが、ご無理なさらないでね~♪
2013/04/09 (Tue) 18:21  miri〔編集〕  

>miriさん

いらっしゃいませ、いつもみて下さってありがとうございます!
描き始めたら止まらなくて、毎日2枚くらいならやっていけそうです。
調子のいい時にやっとかないとね!
健康第一でがんばりま~す。
2013/04/10 (Wed) 06:59  宵乃〔編集〕  
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風の中の子供
1937年 松竹  87分 監督:清水宏 出演:河村黎吉 吉川満子 葉山正雄 爆弾小僧 坂本武 岡村文子 末松孝行 長船タヅコ 突貫小僧 若林広雄 谷麗光 小津安二郎らと並び、松竹大船人情劇の基礎を築いた巨匠・清水宏監督が坪田譲治原作の児童文学を映画化。  善
RE940の自作DVDラベル|2011-07-18 22:23
映画評「風の中の子供」
☆☆☆★(7点/10点満点中) 1937年日本映画 監督・清水宏 ネタバレあり
プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]|2011-07-07 19:52
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