忘却エンドロール

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映画「友よ静かに死ね」観た

 | 犯罪  com(2) 
Tag:フランス イタリア 

友よ静かに死ね
製作:フランス・イタリア’76
原題:LE GANG(DANS LES GANG)
監督:ジャック・ドレー
原作:ロジェ・ボルニッシュ
ジャンル:★犯罪

【あらすじ】1945年、戦争の傷跡が残るパリ。神出鬼没のシトロエン・ギャングのロベールらは、いつものように仕事に出ていた。だが、帰って来た時の様子から、ロベールの恋人マリネットは不安に駆られる。彼女は彼との出会いを思い返し…。

カーリーヘアのアラン・ドロンがノリと思いつきと運でギャングごっこをしている感じの作品。原題はどちらも”ギャング”の事なんだけどね。
計画性は皆無だし、みんな仲良しで裏切りの気配もない。銃撃戦が始まった時はやっぱりギャングモノかと思ったけど、どうも弾が当たってる気がしないんだ。実は作中で一人しか死んでないんじゃないだろうか。
そんなちょっとぬるいギャングモノなんだけども、アラン・ドロン演じるロベールがなかなか愛嬌があって好感が持てました。
やってることは目茶苦茶でも、優しさは人一倍持ってるんですよね。感化院出の自分を実の子供のように育ててくれた夫婦、とくに半身不随になってしまった老父(ボス?)の肩を抱き、子供の頃を回想するシーンはよかった。仲間が彼を信頼しているのも、彼が大事な人を大切にする人間だと知っているからでしょう。
友達の赤ちゃんの洗礼のパーティで、男たちでわいわい遊んでいるのを眺めながら「今が永遠に続けばいいのに」と呟くマリネット。これが長く続かないとわかっているから、よけいにその幸せに満ちた風景が美しく見えました。
彼女がロベールのもとへ必死になって駆けつけるラストが切ない。

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■ Comment

おはようございます☆

鑑賞しました☆

>やってることは目茶苦茶でも、優しさは人一倍持ってるんですよね。
>実は作中で一人しか死んでないんじゃないだろうか。

自分の周りの人は大切なのに、最後に宝石店でおこなった「あの行為」は、やっぱり「仲間以外はどうでも良い」という気持ちを感じて、すっごくイヤでした。
警察署や駅でも、もちろん宝石店でも、本気で他人を殺そうとは思っていなかったと思いますが、店主夫人が「あぁいう行為」に出たのは、やはり一般人には「恐怖」だからだと思います。

>よけいにその幸せに満ちた風景が美しく見えました。

もともとギャングの妻が生んだ、ギャングの赤ん坊、その洗礼式やパーティは、私には最初からむなしくしか見えませんでした。

・・・この映画、ものすごい宣伝でした。当時、雑誌等の人気投票では、いつも1位のドロンでした。
イラスト、イイですね~。この映画の中では、唯一と言って良いほど、可愛らしい、健気なシーンでした☆さすが☆
2011/06/13 (Mon) 09:00  miri  

>miriさん

> 自分の周りの人は大切なのに、最後に宝石店でおこなった「あの行為」は、やっぱり「仲間以外はどうでも良い」という気持ちを感じて、すっごくイヤでした。

わたしもあのシーンではホントこいつばっかだなぁと思ってしまいました。
今回はヒロインが好みだったので、感情移入して彼のことも大目に観てしまいましたが(死ぬまでのいきさつを知ったら彼女でも怒るだろうけど)、好みじゃなかったらこんなによくは受け取らなかったと思います。

> もともとギャングの妻が生んだ、ギャングの赤ん坊、その洗礼式やパーティは、私には最初からむなしくしか見えませんでした。

このシーンは彼らが大物ギャングぶってるようで、なおかつ制作者が他のギャングものを意識した感が漂っていて、わたし的にはむなしさを通り越して微笑ましさを感じてしまいました。
被害を受けるひとには性質の悪いごっこ遊びなんだろうけど、これは映画ですよってそこかしこから感じられて夢物語としか捉えられないんですよね。実在のギャングをもとにしてるといっても、美化しまくっているだろうし・・・。
なので、思いっきりヒロイン視点であの風景を見られました。

> イラスト、イイですね~。この映画の中では、唯一と言って良いほど、可愛らしい、健気なシーンでした☆さすが☆

ありがとうございます。化粧をするなと言われてからスッピンをみて、その笑顔にやられました!
彼女を泣かせたロベールは馬鹿だけど、それで彼女が美しい思い出だけ持って堅気の世界に戻れたら、それはそれでよかったかな~。
2011/06/13 (Mon) 10:52  宵乃  
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