忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「シリアの花嫁」観ました

シリアの花嫁
製作:イスラエル・フランス・ドイツ’04
原題:THE SYRIAN BRIDE
監督:エラン・リクリス
ジャンル:★ドラマ

【あらすじ】イスラエル占領下のゴラン高原、マジュダルシャムス村。そこで暮すドゥルーズ派の人々は、シリアへの帰属意識から無国籍を貫いていた。そんな中、境界線の向こうへ嫁ぐ日を迎えた花嫁モナは浮かない顔をしていて…。

忙しいのもそろそろ終わりそうですが、疲れてるので難しいことは省いてサクっと感想いっちゃいます。
とにかく、花嫁モナの姉アマルが格好いい!
自身も家庭の問題を抱えていて、ひとりの時に泣いていたりするんですが、何よりも家族の絆を大切にしています。モナが笑顔で嫁げるように、バラバラになった家族をひとつにしようと奔走するんですね。
というか、家族の絆をかろうじて保っていたのは彼女だったようで、ロシア人と結婚して絶縁状態にあった弟とも手紙のやり取りを続けていました。一人で泣いていたアマルのもとへやってきて、どうしてここがわかったのかという問いに、アマルの手紙の一節を諳んじる弟ハテム。僕もこの手紙が支えだったと語るシーンは涙腺が緩みます。
手紙という家族の絆が心の支えとなり、彼らが挫けず頑張れたように、モナにも強く生きてほしいから”決して消える事のない家族の絆”を感じさせてあげたい。そんな想いが伝わってきました。

やがて、アマルの頑張りも報われ、しきたりやプライドに縛られていた父親はハテムの肩を抱いて和解。家族の強く温かく絆に、モナの表情にもアマルのような凛とした強さが…。
ラスト、一人でシリアに向かって歩きだすモナの姿と、”希望”という意味の名を持つアマルの笑みが深い余韻を残します。

■ Comment

こんにちは☆

とても雰囲気の出ているイラストですね☆ 
色使いも良いし、本当に素敵☆

先日はコメントを有難うございました。
記事になさったので、TBさせて頂きました。

>彼らが挫けず頑張れたように、モナにも強く生きてほしいから”決して消える事のない家族の絆”を感じさせてあげたい。そんな想いが伝わってきました。

う~ん、イイ事書くぅ~♪
うまく書けなかったけど、私もたしかに、そういう事を感じました☆
素晴らしい映画でしたね!

ところで、非公開コメントを有難うございます。
それでは、そのように、させて頂きますね。

あと、当時は○○へ行こう、とかいうタイトルが流行っていたように思います。
テレビドラマとあまり変わらないような邦画しか見られなかったのは、
前にも書いたけど、やはり音で聞いて言葉がわかるから、
画面を凝視しなくてはならない洋画は、難しかったからですの、ほほほほほ・・・。

では、そういう事で、よろしく~!
2011/05/03 11:08  miri〔編集

こんばんは。

これは劇場で見ようか迷った映画です。
題材も興味深くて。

イラストもゴラン高原の空気が伝わる感じです。
いや、適当に言ってますが(笑)。
でも『アラビアのロレンス』の時も思いましたが、
宵乃さんは中東の風景がお好きなんではないでしょうか?
2011/05/04 01:18  犬塚ケン編集

>miriさん

> とても雰囲気の出ているイラストですね☆ 
> 色使いも良いし、本当に素敵☆

ありがとうございます。最初はモノクロにしようかと思ったんですが、あまりにもオバサンぽっくなってしまって、急遽カラーにしました。背景は適当なんですけどね~アハハ。

> うまく書けなかったけど、私もたしかに、そういう事を感じました☆
> 素晴らしい映画でしたね!

個人ではどうにも出来ないことはたくさんありますが、家族という小さな集まりの中で”良い循環”が行われれば乗り切れるものなんだと痛感しました。
あちらの国の問題の勉強にもなったし、普遍的な家族愛のドラマとしても素晴らしかったですよね。

> あと、当時は○○へ行こう、とかいうタイトルが流行っていたように思います。
> テレビドラマとあまり変わらないような邦画しか見られなかったのは、
> 前にも書いたけど、やはり音で聞いて言葉がわかるから、

タイトルの流行って、結構ごっちゃになって困ります(笑)
わたしも目が疲れたときは邦画を見たくなるし、疲れていたらお気楽なものを見たくなります。重厚な作品が観たいときにそういうのをみると「なんだこれ」って思ったりしますが、必要な時もあるからどんな作品でも需要はあるんでしょうね~。
2011/05/04 08:58  宵乃

>犬塚ケンさん

いらっしゃいませ、コメントありがとうございます。
これは機会があったらご覧になったほうがいいですよ、うるわしき姉妹愛が見られます。
まあ、年齢はちょっと上ですけど(笑)

> でも『アラビアのロレンス』の時も思いましたが、
> 宵乃さんは中東の風景がお好きなんではないでしょうか?

背景はもろ手抜きなんですが、褒めてくれてありがと~!
そうですね、わたし中東の光の加減と白い町並みが好きっぽいです。砂漠も地中海も好きだし、黒髪も好きです。コントラストがはっきりしていて、色がごちゃごちゃしてないのがいいのかな?
夜景ならまた違ってくるかも。

あと、実は「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」は悪役が生理的に受付けなくて、あんまり真面目に見てなかったんですよ。
彼女に興味が湧いてきたからいつかちゃんと再見しますね~!
2011/05/04 09:21  宵乃

再度のTBをありがとう☆彡

>疲れてるので難しいことは省いてサクっと感想いっちゃいます。
とにかく、花嫁モナの姉アマルが格好いい!

さくっが効いて、背景となる御託をすっ飛ばした宵乃さんの素直な感想に目から鱗でした。
シリアの花嫁に関する色んな感想を読みましたが、あなたのが一番心に響きました。
イラストのアマルが映画より穏やかでお姉さんっぽく描かれているのは、きっとその反映なのでしょうね。

>モナにも強く生きてほしいから”決して消える事のない家族の絆”を感じさせてあげたい。そんな想いが伝わってきました。
モナの表情にもアマルのような凛とした強さが・・・。
ラスト、一人でシリアに向かって歩きだすモナの姿と、”希望”という意味の名を持つアマルの笑みが深い余韻を残します。

アマルの笑みー、やっと納得できたような気がします。
私にアマルは無理なのですが、宵乃さんはできそうな女性!!

今日は、昨日まで九州に降っていた雨がそちらにざぶざぶ降っているのでしょうか。
私は雨が大好きなので久しぶりに雨粒の音を聴きながらゆっくり過ごせましたが・・・。
2011/05/12 12:40  bamboo〔編集

Re: 再度のTBをありがとう☆彡

いらっしゃいませ。TB届きましたか、よかった~。

> シリアの花嫁に関する色んな感想を読みましたが、あなたのが一番心に響きました。
> イラストのアマルが映画より穏やかでお姉さんっぽく描かれているのは、きっとその反映なのでしょうね。

ありがとうございます。難しい事は苦手なので、単純に家族愛の映画として書いてしまいましたが、心に響いたとまで言っていただけて嬉しいです。あのシーンのアマルは格別キレイだったと思いました!

> アマルの笑みー、やっと納得できたような気がします。
> 私にアマルは無理なのですが、宵乃さんはできそうな女性!!

いやいや!私なんて流されやすい人間なので、あそこまで自分を強く持ってられませんよ~。わたしからすれば、bambooさんのほうが強い意志で家族の絆を守っていそうなイメージです。

> 今日は、昨日まで九州に降っていた雨がそちらにざぶざぶ降っているのでしょうか。
> 私は雨が大好きなので久しぶりに雨粒の音を聴きながらゆっくり過ごせましたが・・・。

雨がお好きでしたか。わたしも嫌いではないのですが、ふとんを干したいので一日くらいカラっと晴れてほしい今日この頃です。
でも、雨の日の緑はきれいですよね~♪
2011/05/13 07:27  宵乃
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