映画「バウンティフルへの旅」観ました

製作:アメリカ’85
原題:THE TRIP TO BOUNTIFUL
監督:ピーター・マスターソン
原作:ホートン・フート
ジャンル:★ドラマ
【あらすじ】テキサスで息子夫婦と暮らす老女キャリー。気の強い嫁とは口論が絶えず、故郷バウンティフルを一目見たいという彼女の願いも無視されてきた。彼女は嫁のいない隙に家を抜け出し、年金小切手を持って故郷への旅に出るが…。
おばあちゃんが主役のロードムービー。
最初は嫌な嫁から逃げ出して自由を満喫するパワフルなおばあちゃんのお話なのかと思っていたけど違いました。
思いがけずバスに乗ることができて、本当に故郷に帰れるのだと実感した途端に溢れてきた狂おしいまでの郷愁。今まで押し込めてきた感情が涙と共にこみ上げてくるシーンに、一気に惹き込まれました。
たった一度でいいから、これから先あの嫁のいる家に閉じ込められてもいいから、死ぬ前にひとめ故郷を見たい。あの土に触りたい…!
そんな思いが、一途に故郷を目指す彼女の姿からひしひしと伝わってきます。
彼女の魂の根っこの部分はまだ故郷に繋がっている。
毎日をぼんやり生きている自分には、そんな彼女の”かけがえのないものへの想い”が眩しい…。
旅のなかで出会う人々の優しさ、そう簡単には変わらない嫁や、家族の大切さを知る息子。ままならないことがあっても、すべての”縁”が素敵なものなんだと思える温かいラストでした。
ちなみに、バスで隣りに座る優しい女性テルマを演じたのは、先日観た「ゆりかごを揺らす手」で怖~いペイトンを演じたレベッカ・デモーネイ。まるで気付かなかった…。
記事と関係ないけれど、イチゴが赤くなりました!
1.5cmくらい。そのまま食べられるのかな?

あと、今ちょうど懸賞でアロエの鉢が当たりました。
クリスマスのサプライズ~☆

■ Comment
マルタおばあちゃんと、このおばあちゃん、どちらも、本当に素敵な女性!こんなイラストが描ける宵乃さんは、素晴らしいですね~!
この映画、録画してあるので、多分年明けになりますが、鑑賞します!
イチゴ、凄い!ヤッタネ!
ちょっと小さいようですが、色は良いし、食べたら感想を聞かせて下さいネ!
アロエ、凄い!おめでと-!
前にアロエの記事もあったし、当選は当然!?
あと、夫婦でシネマさん、本当に有難かったです☆
ピエロさんにご連絡しました、きっと喜んでくれると思います♪
これだから、やめられないですネ~☆☆☆
2010/12/25 20:50 miri〔
編集〕
いらっしゃいませ!
こういう素敵なおばあちゃんだと気合入ります。dvdも出ていない作品ですが、観てよかった~と思える作品でした。永久保存したいから、また再放送してくれないかなぁ♪
> イチゴ、凄い!ヤッタネ!
> ちょっと小さいようですが、色は良いし、食べたら感想を聞かせて下さいネ!
ありがとうございます!
今食べてみました~。すっぱいけれど香りがいいので、ジャム向きかも。来年は庭に植え替えようかな。
アロエの方は、実は乳液まとめ買いしたら応募券に気付いて、使い終わったのとあわせて4枚も葉書出しちゃったんですよ。持ってない種類のアロエが増えてラッキーでした。
> あと、夫婦でシネマさん、本当に有難かったです☆
> ピエロさんにご連絡しました、きっと喜んでくれると思います♪
> これだから、やめられないですネ~☆☆☆
ですよね~!これからも映画好きが集まる場として続けていきましょうね!
2010/12/26 09:54 宵乃
すみません、別の映画の話なんですけど、レビューがないのでこちらに書かせていただきます。
「アフガン零年」昨夜見ました。たしか宵乃さんのトラウマ映画?という記憶があるのですが・・・
私は最近「北の零年」というどうしようもない邦画駄作を見たばかりで、同じ零年でも全然違うな~と思いました。
映画の出来は良いと思います。もちろんそこに描かれている事は、目をそむけたくなる事だけど、あの国が、今は多少マシになって(女性が選挙の投票をしている姿を見ました)これからも良くなってほしい・・・
そういう意味で、その途中に・・・というか、こういう時代が長くあった事を、世界中の人が忘れないためには必要な映画だと思いました。
荒涼とした緑のない世界、産業がない世界、宗教を捻じ曲げて子供に押し付ける世界、日本に住んでいたら、なかなか全部は分からないと思います。
でも、2003年にここまでの映画が作れるようになって、そのことだけでも「零年」の意味は深いなぁ・・・と思いました。
長々失礼しました。トラウマ映画で思い出したくなかったら、このコメントは承認なさらないでね☆
2010/12/27 08:42 miri〔
編集〕
いらっしゃいませ!
「アフガン零年」は、もう番組表でタイトルを見た時点でいろいろなシーンが思い出されて、頭から離れなくなってたので大丈夫です(?)
> そういう意味で、その途中に・・・というか、こういう時代が長くあった事を、世界中の人が忘れないためには必要な映画だと思いました。
そうですね、このような映画がアフガニスタンで撮られたということはほんとうにすごいことだと思うし、しっかり残していかなければいけない作品だと思います。
多くの人に観てもらわなければ、泣きながら最後まで撮影に臨んだ少女も報われません。
当初考えていたという、虹をくぐる希望に満ちたラストをいつか撮れる日が来るといいですよね・・・。
2010/12/27 11:14 宵乃
初めまして。
高松在住のTiM3と申します。
本作の鑑賞記事を書いてて、その折に貴ブログ
を拝見致しました。
本作でジェラルディン・ペイジさん、オスカーをゲットされたようですね!
ついでに、レベッカさんにも助演女優賞に輝いて欲しかったトコです。
(同年のオスカーはアンジェリカ・ヒューストんさん)
たまに、観返したくなる佳作でしたね。
ではでは。
初めまして、ようこそいらっしゃいました!
ご丁寧にありがとうございます。後でTiM3さんのブログにお邪魔させていただきますね。
> 本作でジェラルディン・ペイジさん、オスカーをゲットされたようですね!
そうでしたか~、あの素晴らしい演技なら当然ですね。故郷に恋焦がれる様子が真に迫ってました。
> ついでに、レベッカさんにも助演女優賞に輝いて欲しかったトコです。
出番は少ないのに印象に残る優しさ、ロードムービーならではの心温まる交流でしたもんね。
「ゆりかごを~」の時とはまるで違う演技に、さすが女優と唸ってしまいました。
かなりツボな作品だったので、再放送したらバッチリ録画をとっておきたいと思います!
2010/12/30 10:01 宵乃
ショック!今年の初ボケを見っけ・・・
苺を食べていないと私のコメントにあったのは、この苺の事だったのですね!
でも宵乃さんが苺アレルギーでなくて本当に良かった。
>旅のなかで出会う人々の優しさ、そう簡単には変わらない嫁や、家族の大切さを知る息子。ままならないことがあっても、すべての”縁”が素敵なものなんだと思える温かいラストでした
「バウンティフルへの旅」を是非観たいです。私もロードムービが好きなのですが、青春期のものは多いけれど(男性の老年期もたまにある)女性の老年期でというのはあまり見かけません。体力的に設定が難しいのあるけれど、女性は適応力が強いからなのかな???(私は残念ながら少ない方・・・)
>優しい女性テルマを演じたのは、先日観た「ゆりかごを揺らす手」で怖~いペイトンを演じたレベッカ・デモーネイ
随分前、映画館でお正月に「ゆりかごを揺らす手」を観ています。入り込んで観たので怖かったけど、映画を楽しめた満足感が先でした。たぶん、子育てから少し解放されて久しぶりの映画館だったからでしょう!
いらっしゃいませ!
今年一番最初のコメントありがとうございます。
> 苺を食べていないと私のコメントにあったのは、この苺の事だったのですね!
> でも宵乃さんが苺アレルギーでなくて本当に良かった。
あはは、ケーキに乗った一般的なイチゴはよく食べてます。甘酸っぱいのがいいですよね~。わたしは食べ物のアレルギーはほぼないんですよ、刺激物が苦手なだけで。でも最近はヤクルトのおかげか胃腸が強くなってきて、食事が楽しいです♪
> 「バウンティフルへの旅」を是非観たいです。
この作品はすごいお気に入りで、シンプルだけどしみじみ心に染み入りました。おばあちゃんのロードムービーはほんと珍しいですよね。
精力的に山登りをしているので、bambooさんはどこに行っても適応できると勝手に思ってました。頼れる先輩というイメージです。
> 随分前、映画館でお正月に「ゆりかごを揺らす手」を観ています。入り込んで観たので怖かったけど、映画を楽しめた満足感が先でした。たぶん、子育てから少し解放されて久しぶりの映画館だったからでしょう!
なかなか怖い作品でしたよね。久しぶりに観た作品が当たりだったなんて、bambooさん目利き~!
>古典では『宵』は日没から夜中までの時間帯を呼んでいましたが、今では日が暮れて間もない夜が更けていない頃を指すようになって来ていますからねぇ~。宵乃さんのハンドルネームそのまんまですね。
あまり深く考えないでつけたハンドルネームでしたが、10時就寝のわたしにはけっこう当てはまってたんですね~。教えていただいてありがとうございます♪
今年もお互いに趣味の道を極めていきましょうね~!
2011/01/02 16:39 宵乃