映画「タワーリング・インフェルノ」観ました

製作:アメリカ’74
原題:THE TOWERING INFERNO
監督:ジョン・ギラーミン、アーウィン・アレン
原作:トーマス・N・スコーシア、フランク・M・ロビンソン、リチャード・マーティン・スターン
ジャンル:★パニック/アドベンチャー
【あらすじ】フランシスコで超高層ビル”グラス・タワー”の式典が行われる。しかし、配線に不備が見つかり小火が発生。ビルの設計者ダグは、社長がおしすすめたコスト削減の事実を知る。最上階に多くの人を閉じ込め、ビルは瞬く間に炎に包まれてゆく。
再見ですが、新しいテレビで観たので迫力が伝わってきて面白かったです。やはりパニックものは大きい画面の方がいいですね。
内容をまだ覚えているにも関わらずハラハラし通しで、『うおー!?』とか『あぶねー!!』とか思わず声がでるほど。ダグと女性と子供たちが崩れた階段を降りるシーン、落ちかけたエレベーターをヘリで救助に行くシーンなんかは画面に釘付けでした。隣りのビルへロープづたいで救出するシーンも、自分がもし…と考えると背筋が寒くなります。
二度目ということもあって、登場人物をしっかり把握できたのもよかったです。さりげなく猫が印象的。
ラストは、悲しい別れがあり、これから償っていこうという責任者の姿もあり、まだまだ闘志を燃やしている者もあり…俳優が豪華なだけではない、ドラマもしっかりみせてくれる、観終わって大満足のパニック映画でした。
ちなみに、タイトルは原題どおり。意味は”そびえ立つ地獄”です。
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■ Comment
確か、(今回放送は)ハイビジョンでしたので当方では録画できませんでした。丁度5年前に書いた記事ありましたのでTB致しました。
今回のイラストは、R・ワグナーの恋人の最期のシーンですか?あんな場面でイヤリングしてたんですね。^^
(J・ジョーンズだったら、上のコメントが恥ずかしいけど)
>さりげなく猫が印象的。
ラストでF・アスティアが淋しそうに抱いていた・・かな?
原作も面白かったですが、4人の共著だったとは忘れてました。
いらっしゃいませ、コメントありがとうございます。
イラストは、ダグの恋人の目の前でヘリが爆発するシーンですね。あはは~、なんか東洋人顔になってしまったし場所もはっきりしないので、わからなくて当然だと思います。
> ラストでF・アスティアが淋しそうに抱いていた・・かな?
そうなんですよ、あのおじいちゃんに感情移入していたので思わずうるる、ときてしまいました。猫が救出されるシーンは緊張が続く中ほっと一息できる和やかなシーンですし、登場回数は少ないのに印象に残ります。
> 原作も面白かったですが、4人の共著だったとは忘れてました。
書き写していて首を傾げてしまったんですけど、4人で本を書くってどんな感じなんでしょうね~。大筋、ドラマ、専門知識、執筆など担当を分けてるのかな?
2010/12/04 10:36 宵乃
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2010/12/04 23:17
やっぱり、飛び降りてしまうんでしょうね。
オトナになってから本作を観ると・・
あのカップルの最期が一番印象的でした(×_×)
> やっぱり、飛び降りてしまうんでしょうね。
日本では昔、消防士が下で待ち構えて飛び降りろと言っているのに、着物だかスカートだかがめくれるのが恥ずかしくて焼死した女性たちがいたそうです。国民性の違いでしょうか。
> オトナになってから本作を観ると・・
> あのカップルの最期が一番印象的でした(×_×)
わたしはやはり、詐欺師くずれのおじいちゃんですね。
観る人によって、いろいろなひとに感情移入できるのも面白いです。
2011/02/27 08:52 宵乃
詐欺師くずれのおじいちゃんと淡い恋をする老貴婦人ですね。
「慕情」のジェニファー・ジョーンズです。
小さい子供を守ろうとして転落死。悲しかったです・・・・。
そして実生活ではジェニファー・ジョーンズの娘さんも・・・(涙)。
2012/12/06 19:39 間諜X72〔
編集〕
> 詐欺師くずれのおじいちゃんと淡い恋をする老貴婦人ですね。
> 「慕情」のジェニファー・ジョーンズです。
いらっしゃいませ!
ホントあのふたりには泣かされますよね。「慕情」のヒロインだったひとですか~、まったく気付かなかったです。
> 小さい子供を守ろうとして転落死。悲しかったです・・・・。
> そして実生活ではジェニファー・ジョーンズの娘さんも・・・(涙)。
そうだったんですか…。この作品の二年後の事だったようですね。暗示しているようで、なんだか恐ろしいです…。
こう言う映画は監督も脚本家も悩むでしょうね。
それぞれ見せ場を与えなければならないし。
近頃第二作が公開された「エクスペンダブルズ」が良い例でしょう。
この「タワーリング・インフェルノ」。
市長役のロバート・ヴォーン、ウィリアム・ホールデンのどうしようもない婿を演じたリチャード・チェンバレン(後に「SHOUGUN」の主役)の存在も良かったです。
2012/12/07 22:47 間諜X72〔
編集〕
> こう言う映画は監督も脚本家も悩むでしょうね。
> それぞれ見せ場を与えなければならないし。
> 近頃第二作が公開された「エクスペンダブルズ」が良い例でしょう。
「エクスペンダブルズ」はいまいち入り込めなかったです。
物語的なバランスを考えつつ、俳優さんやファンも満足させなければならないから、こういう映画はホント大変でしょうね。
> この「タワーリング・インフェルノ」。
> 市長役のロバート・ヴォーン、ウィリアム・ホールデンのどうしようもない婿を演じたリチャード・チェンバレン(後に「SHOUGUN」の主役)の存在も良かったです。
あの男の憎たらしさが効いてましたね。人災の罪深さというのを考えさせられました。
「うおー!」とか「あぶねー!!」はわかるわかる(笑)
私あのカートとか(あれ、カートと呼んでいいのか?)
「やべー!これやべーよ!!」とか思ってましたもん
いくら隣のビルとはいえ、足元スカスカで、風は直で浴びるし、怖いですよねえ!
そして、ましてやあのくずれかけた展望エレベーターでの上に乗ってひっかけて…のシーンとか、自分だったらと考えると失神しそうです
ほんと、冒頭の文ではないですけど、命をかけて救助・消防活動する消防士はヒーローですよね
韓国版のほうは劣化版ですが、つい最近のものなので見ごたえはありました
消防ものってバックドラフトもそうですけどハズレがない気がするので、機会があればどうぞ。
いらっしゃいませ!
やっぱり声出ちゃいますよね~(笑)
ホント、カートとか人乗れるの?って感じでしたし、生きた心地がしなさそうです。
> そして、ましてやあのくずれかけた展望エレベーターでの上に乗ってひっかけて…のシーンとか、自分だったらと考えると失神しそうです
いっそのこと殺して!って叫びたくなるくらい怖そう…ゾワゾワ!
「ポセイドン・アドベンチャー」も怖いけど、長時間あの”高さ”を感じていなければならないこちらの方が心臓に悪いです。
そんな恐怖の中、命がけで誰かを守り、救おうとする消防士や一般の方々は、本当にヒーローですね。心から尊敬します!
> 韓国版のほうは劣化版ですが、つい最近のものなので見ごたえはありました
> 韓国物にありがちの上流階級のものを優先して助けるなど、エゴが見え隠れしてます。いやらしいけれど現実なんでしょうね。
うわぁ、それはありそう…。劣化版でもお国柄の違いがあって興味深いです。
消防モノは結構好きだし、機会があったら見てみますね。
宵乃さん。おはようございます。
「タワーリング・インフェルノ」「キングコング」のジョン・ギラーミン監督が9月27日に亡くなっていたんですね。89歳。
今知ったのですが、イギリス・ロンドン出身なんですね。
ご冥福をお祈り致します。
>あの男の憎たらしさが効いてましたね。人災の罪深さというのを考えさせられました。
人災も怖いです。
リチャード・チェンバレン。好演でした(笑)。
2015/10/02 07:47 間諜X72〔
編集〕
おはようございます。
ジョン・ギラーミン監督、89歳ですか。大往生ですね。
多くの名作を遺せて監督冥利に尽きるでしょう。
BSプレミアムあたりで特集組んでくれそうだから、追悼もかねて監督の作品を観たいです。
> 人災も怖いです。
> リチャード・チェンバレン。好演でした(笑)。
人災だと原因となった人も被害を被った人も、それぞれの家族も不幸になりますからね。
少しでも減らすよう、この作品も役立ったかも。彼の好演もあることだし!
観ましたが、思ったより盛り上がらなかったような気がします…自分のせいでしょうけど。
「ポセイドン・アドベンチャー」のほうが、いいなあと。くらべるものでもないですけど。
いらっしゃいませ!
見るタイミングによって嵌る時とそうでない時がありますよね。
どっちがより好きかと聞かれたら、私も「ポセイドン・アドベンチャー」の方が好きです。「タワーリング~」はどちらかというと群像劇寄りだった気がするので、感情移入のしやすさが違う?