忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「アンドロメダ…」観ました

アンドロメダ…
製作:アメリカ’71
原題:THE ANDROMEDA STRAIN
監督:ロバート・ワイズ
原作:マイケル・クライトン
ジャンル:★SF/サスペンス

【あらすじ】中西部の田舎町でほとんどの住人が謎の変死を遂げる。救出されたのは赤ん坊とアル中の老人の二人だけ。墜落した人工衛星に付着した未知の細菌が原因である事を突き止めた科学者たちは、有効な対策を探そうとするが…。

科学者たちが謎の細菌と地道に闘うお話。
派手さはないけれど、これでもかと言うほどSFらしさを味わえたし、未知のものに対する恐怖やもしもの時の自爆の恐怖でハラハラドキドキ楽しめました。とくに冒頭の”死の町”探索が不気味で恐ろしい。
SFらしさを演出するもののひとつ「防疫・滅菌手続き」はしつこいくらいで、殺菌の間違えじゃないのか、常在菌殺したら体に悪いんじゃないかとか考え始めたら気が散ってしまいました。
あと、空気感染を確かめる動物実験がリアルで本当に殺したんじゃないかと心配になったけれど、二酸化炭素で失神させたんだとか。まあ、それでも動物にとっては恐怖体験だと思うけどね。(赤ん坊も泣きっぱなしで可哀想だった…)
女性化学者がランプの点滅で倒れてしまったのは、てんかん発作だったのかな?
ちなみに原題は「アンドロメダ病原体」。直訳では”アンドロメダ菌株”です。

関連記事
「砲艦サンパブロ」観た
「ジュラシック・パーク」観ました(同原作者)
「コーマ」観た(同原作者)

■ Comment

アンドロメダ、面白かったです!
機器類は古さを感じましたけど、
研究所に入るまでの殺菌・滅菌処理の
過程の細部まできっちり描かれてたのに
驚きました。

動物は失神させてたのですかー
どうやって撮ったのかと気になってたんで
疑問が解消されました!
2010/12/31 08:46  hiro

>hiroさん

こちらにもどうもありがとうございます!
古典SFに分類されるんでしょうけど、丁寧なつくりで今でも楽しめる作品でしたね。

> 研究所に入るまでの殺菌・滅菌処理の
> 過程の細部まできっちり描かれてたのに
> 驚きました。

あれは実際にやったら大丈夫なのかな~?と不安になってしまいました。あれだけやって毛は剃らないというのも疑問。とりあえず、ピリピリした雰囲気は伝わってきました。

> 動物は失神させてたのですかー
> どうやって撮ったのかと気になってたんで
> 疑問が解消されました!

これは気になりますよね。いちおう動物愛護団体の方々の監視のもと行われたようです。
今なら失神でも怒られそうですが・・・。
今ならもちろんCGの出番ですね~。
2010/12/31 10:17  宵乃

暗い所で赤いランプを見ると思い出します

こんばんは。

今観ると、少し古さも感じるし、もうちょっと短くてもいいんじゃないか、という気はします。
でも、初めて観た時は凄く斬新に感じましたよ。
特に、いつまでも続く、あの除菌システム。(笑)
そのお陰か、すごく乾いた感じのSFになっていて、それまでのSFと違った感じがして好きでした。
ただ、決着の付けかたがね~・・・。
散々、息を詰めて観ていたのに、急につっかえ棒を外された感じ。
拍子抜け映画番付を作るとしたら「宇宙戦争」(古い方)と、いい勝負。(笑)
時間に余裕のある時、また、見直してみたい映画です。
2012/07/11 00:13  鉦鼓亭編集

>鉦鼓亭さん

いらっしゃいませ、コメントありがとうございます!
確かにちょっと長い作品ですけど、ホントこの時代に作られたと考えると斬新でした。

> 特に、いつまでも続く、あの除菌システム。(笑)
> そのお陰か、すごく乾いた感じのSFになっていて、それまでのSFと違った感じがして好きでした。

あれを実際に体験したら…と想像するとゾッとします!今考えると人間に害を及ぼしそうなレベルで逆にリスクが高まりそうですが、徹底的に描く事で世界観を確立してたという点で素晴らしかったです。お金をかけてここまで描く作品はそうそうないですしね。

> 散々、息を詰めて観ていたのに、急につっかえ棒を外された感じ。
> 拍子抜け映画番付を作るとしたら「宇宙戦争」(古い方)と、いい勝負。(笑)

古い方の「宇宙戦争」はまだ観てないんですよ。新しい方でオチを知ってしまっているので、期待しないで観たほうがいいかな。
2012/07/11 11:08  宵乃〔編集

コメント&TBありがとうございました

>てんかん発作だったのかな?

そうそう、てんかんでしたが、周りの職員は感染警報が鳴っているものだから完全に発症したんだと勘違いしてパニクッてました。

ラストのハラハラは定石ですけど、ちゃんと作れば分かっていてもやっぱ観てしまいますよね。
2014/10/24 19:09  十瑠

>十瑠さん

> そうそう、てんかんでしたが、周りの職員は感染警報が鳴っているものだから完全に発症したんだと勘違いしてパニクッてました。

あ、やっぱりそうだったんですね。
てんかんの方は結構多いから、こういう状況で発作が起こるというのはありそうで恐いです。

> ラストのハラハラは定石ですけど、ちゃんと作れば分かっていてもやっぱ観てしまいますよね。

ひねりの効いたものや新しいものもいいけど、こういうしっかりした作りの古典作品を観るとホッとします。いつの時代も受け入れられるような名作ですね~。
2014/10/25 08:57  宵乃〔編集

こんにちは

殺菌&滅菌処理の丁寧さに驚きましたね。
昨今ここまで滅菌処理を徹底的にやる映画もそうそうないのでは。
そして確かに、あそこまでやるのに毛は剃らないとか、
どういう理屈なのか不思議です。
男性陣はつるつるの手脚でよいのでは(笑)
ギャランドゥもいりません!(あるのかは疑問)

おばちゃんおっさんが会話しまくるだけの映画ですけれども、両極端の人物(赤ちゃん、おじいさん)の謎とかもあって、なかなか引き込まれた改作です!
地球爆破作戦もそのうちみまーす★
2017/05/12 15:29  maki

>makiさん

いらっしゃいませ!
滅菌処理よりも、完全に対ウイルスの防護服を着る方が楽ですし現実的ですもんね。

> 男性陣はつるつるの手脚でよいのでは(笑)
> ギャランドゥもいりません!(あるのかは疑問)

みんなツルッツルになって作業開始してたら面白かったですよね(笑)
古典SFのお勧め作品には必ず名前が挙がる作品だと思います。「地球爆破作戦」も有名なのでしょうか?
わたしも機会があったら見てみますね♪
2017/05/13 13:03  宵乃〔編集

こんばんは☆

7月のオンエアをやっと見ました☆
宵乃さんの記事と同じ時に録画したけど「見られない」と思い、削除してずっと後悔していました・・・8年もかかってしまいました(笑)。

>科学者たちが謎の細菌と地道に闘うお話。
>派手さはないけれど、これでもかと言うほどSFらしさを味わえたし、未知のものに対する恐怖やもしもの時の自爆の恐怖でハラハラドキドキ楽しめました。

細かい話が多くて、眠たくなりました(笑)。
キチンとしていると言えば言えるし、多くの映画ですっ飛ばすことを教えてくれて良い作品だとは思うのですが、何とも細かくて・・・(笑)。

終盤近くは手に汗握りました、ハラハラドキドキ楽しめました!

>とくに冒頭の”死の町”探索が不気味で恐ろしい。

そのままを描いたイラストが素晴らしいですね、ホントに恐ろしかったです!

>あと、空気感染を確かめる動物実験がリアルで本当に殺したんじゃないかと心配になったけれど、二酸化炭素で失神させたんだとか。まあ、それでも動物にとっては恐怖体験だと思うけどね。

見てるだけで怖いですものね・・・可哀想でした・・・今ならCG?

>(赤ん坊も泣きっぱなしで可哀想だった…)

まあ、あのくらいは普通だと思うのですが、アルカリ血症?はないでしょ?と思いました。

>女性化学者がランプの点滅で倒れてしまったのは、てんかん発作だったのかな?

そうですね、それで中盤に大事なことを見逃していましたよね・・・

でも一番びっくりしたのは、あんなに細かくやっていたのに、ラストはあんなに端折って、一体全体どういうこと?ってことでした(笑)。


*****************************


きもだめし企画の2作目なんですが、有名な映画の再見なのですが、数回トライしたのですが、もう怖くて怖くて・・・私にはあの映画を見る事はできましぇん(泣)。

今回は残念ですが「トレマーズ」だけでの参加となりました、お許しくださいませ~!


.
2018/08/22 18:50  miri〔編集

>miriさん

いらっしゃいませ!
8年越しの再会ですか、良い機会が巡ってきて心残りが一つなくなりましたね。

> キチンとしていると言えば言えるし、多くの映画ですっ飛ばすことを教えてくれて良い作品だとは思うのですが、何とも細かくて・・・(笑)

ホント、眠くなりますよね~。これはもう制作者の趣味なんだと思います。設定とか描かなくてもいいところまで詳細に考えるのが好きな人がいるんですよ。設定厨ってやつです(笑)

> 終盤近くは手に汗握りました、ハラハラドキドキ楽しめました!

よかったです!
細かい描写を少し省略したら、多くの人が見やすくて楽しめる作品になってたかもしれませんね。

> 見てるだけで怖いですものね・・・可哀想でした・・・今ならCG?

動物などに辛い思いをさせるのはできる限り避けてほしいですね。これからはこういう動物も減ると信じたいです。

> まあ、あのくらいは普通だと思うのですが、アルカリ血症?はないでしょ?と思いました。

泣くのが仕事とはいえ、お母さんに何か伝えるために泣くのと怖くて泣くのは違いますからね~。すぐそばに母親が待機してたとは思いますが…。
アルカリ血症はぐぐったらたくさん出てきたので、過呼吸でなるのは本当みたいです。

> でも一番びっくりしたのは、あんなに細かくやっていたのに、ラストはあんなに端折って、一体全体どういうこと?ってことでした(笑)

力尽きたんでしょうか。それとも予算を説明描写で使いすぎたかな?(笑)

> きもだめし企画の2作目なんですが、有名な映画の再見なのですが、数回トライしたのですが、もう怖くて怖くて・・・私にはあの映画を見る事はできましぇん(泣)

何度も挑戦してくださったんですね…!
頑張ってくださりありがとうございました。お好きな映画でお口直ししてください。
「アンドロメダ…」もある意味ホラーでしたし、今年もご参加ありがとうございました♪
2018/08/23 07:59  宵乃〔編集
名前
タイトル
URL
本文
非公開コメント

■ Trackback

アンドロメダ…
(1971/ロバート・ワイズ製作・監督/アーサー・ヒル、デヴィッド・ウェイン、ジェームズ・オルソン、ケイト・リード、ポーラ・ケリー、ジョージ・ミッチェル/130分)
テアトル十瑠(theatre_jules)|2014-10-24 15:16
「アンドロメダ・・・」
 今月の「ブログDEロードショー」は、この作品で参加します。  「アンドロメダ・・・」(「The Andromeda Strain」・1971年・米)    監督 ロバート・ワイズ    脚本 ネルソン・ギディング    原作 マイケル・クライトン 「アンドロメダ病原体」   ...
セピア色の映画手帳|2013-11-11 01:13
.