でぶにゃんこ”ジャン=リュック”
製作:フランス/ドイツ’07
原題:2 DAYS IN PARIS
監督:ジュリー・デルピー
ジャンル:★ロマンス/コメディ
【あらすじ】付き合って2年になる恋人マリオンの里帰りに付き合い、パリに2日滞在することになったアメリカ人のジャック。だが、あまりにオープンな人々に、彼はカルチャーショックを受けてばかり。その上、街では彼女の元カレに次々と遭遇し…。
これはもう、会話のリズムが好き。「恋人までの距離(ディスタンス)」では主演、「ビフォア・サンセット」では脚本にも参加した監督の作品で、わたしはこういう観光気分を味わえる会話劇というのが妙に好きみたいです。
内容はあるようなないような(でも愛はある)…ですが、このリズムが合うひとならいくらでも観てられるんじゃないでしょうか。あけっぴろげなフランス人のきわどい会話の数々に、ジャックといっしょになっておおいにカルチャーショックを楽しめばいいと思います。
まあ、フランス人に知り合いはいないので本当にこんな人たちなのかはよくわからないし、アメリカ代表みたいになってるジャックも標準的なアメリカ人なのかかなり疑問(どちらかというと変わり者のような?)
気に入ったのは、冒頭で嘘の道順を教えたアメリカ人観光客にばったり再会するシーン。「何が”スモール・ワールド・ネットワーク理論”だ」とこぼしていた彼が、こんな時にこんな再会を果たすなんて…。マリオンの元彼遭遇率もすごいんですけどね。
他にもいろいろ冒頭から笑わせてくれたんですけど、時間が経ったので忘れてしまいました(笑)
再見しても初見と同じように楽しめそうです。