忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「ピノイ・サンデー」観ました

ピノイ・サンデー
製作:台湾/日本/フィリピン/フランス’09
原題:台北星期天
監督:ウィ・ディン・ホー
ジャンル:★ドラマ/コメディ

【あらすじ】台湾に暮らすフィリピン人出稼ぎ労働者ダドとマヌエル。彼らは日曜日には台北の教会で同胞と顔を合わせ、家族へ荷物を送ったりして異国での寂しさを紛らわしていた。そんなある日、ふたりは道ばたに捨てられたソファをみつけ…。

よりによって不倫相手の誕生日に別れを切り出し、傷つけてしまったと自己嫌悪に陥るダド。そして、追いかけていた同郷出身の美女に馬鹿にされ、落ち込むマヌエル。そんな時、ひょんなことから理想のソファを拾い、お金も車も無いから、はるばる(本来バスで行き来する距離)寮まで歩いて運ぼうとするお話。

門限を破れば強制送還もありえる肩身の狭い出稼ぎ労働者が、異国の街をさまよいます。ただ「仕事の後、寮の屋上のソファでビールを飲みながら星空を眺めたい」という小さな夢のために…!
男ふたりがさまよう系の話が好きな私としては、かなりツボでした。
しんみりしつつもどこか楽観的な雰囲気が混在する作品で、早く帰りたいダドと並々ならぬ執念でソファを持ち帰ろうとするマヌエルがおりなす珍道中です。
せっかく同郷のよしみで車に乗せてもらえそうになっても、ソファを一日置いていくなんてできないと断ってしまったり。ダドがこっそりリサイクル屋(?)にソファを渡しても、取り戻そうとして迷子になったり…(というか既に迷子だったけど)。他にも様々なトラブルに見舞われながら、なんとしてもソファを持ち帰ろうと奮闘します。

ついに門限に間に合わなかった彼らが見る、ひとときの夢、ソファに揺られて歌うシーンが幻想的で楽しかった。(このシーンがあるから録画を消せない!)
「自分には家族も恋人もいない」とこぼしていたマヌエルでしたが、いつもとなりにはダドがいて、ラストには新しい夢も見つけられてよかったです。幸せな気分になれる作品でした。
ちなみに英語題「PINOY SUNDAY」とは”フィリピン人の日曜日”、台湾語題「台北星期天」は”台北の日曜日”という意味だそうです。

■ Comment

こんにちは

帰省する前に録画していた映画「キャプテン・アブ・ライド」を昨日観て、やりきれなくなっていました。
予告編で観た「ピノイ・サンデー」だったら・・・と見逃したのを残念がっていたら、ちょうどまたオンエアーされて飛びついた私です。
先ほど観終え、明るくなれそうですよ(*^_^*)。
「ピノイ・サンデー」は書きかけ中ですが、完了したらTBして下さいね。

それにしても「レイトン教授~」の声優さんの言葉がはっきりして聞きやすいのにびっくりしました。帰省中、姪から『お母さんが(私の妹)がはまっている」と聞いたので、宵乃さんのをちょっと偵察してみたの。
2010/10/20 15:02  bamboo編集

>bambooさん

いらっしゃいませ!
奇遇ですね~、今ちょうど「キャプテン アブ・ラーイド」の記事にコメントしてきたところです。
「ピノイ・サンデー」の記事がアップされたらTBさせていただきますね♪

> 予告編で観た「ピノイ・サンデー」だったら・・・と見逃したのを残念がっていたら、ちょうどまたオンエアーされて飛びついた私です。
> 先ほど観終え、明るくなれそうですよ(*^_^*)。

おお、ラッキーでしたね!
あの作品は今回のアジア作品の中で一番明るくて楽しい作品でした。永久保存しておくつもりです♪

> それにしても「レイトン教授~」の声優さんの言葉がはっきりして聞きやすいのにびっくりしました。帰省中、姪から『お母さんが(私の妹)がはまっている」と聞いたので、宵乃さんのをちょっと偵察してみたの。

ゲーム好きの妹さんがいらっしゃるんですか~。それとも劇場版のほうかな?
最近のゲームはグラフィックも音声も頑張ってるから、ゲーム好きのわたしでもしょっちゅう驚かされます。
いつか買ってプレイしたら、また記事を書きますね!
2010/10/20 15:40  宵乃

こんにちは☆

昨夜見ました☆
宵乃さんの、このイラスト(と記事)を覚えていたので、
今年の再放送を録画して、やっとの事で見ました♪

>男ふたりがさまよう系の話が好きな私としては、かなりツボでした。

それは良かったですね~!

>ついに門限に間に合わなかった彼らが見る、ひとときの夢、ソファに揺られて歌うシーンが幻想的で楽しかった。(このシーンがあるから録画を消せない!)

とても良いシーンでしたね~♪

>ラストには新しい夢も見つけられてよかったです。幸せな気分になれる作品でした。

たしかに良い映画でしたが、私は好きではないタイプの作品でした。
鑑賞後に、監督や俳優達の話を聞いて、ドキュメントタッチではなく、
こうして完全な創作で作って、良かったなぁ~と、しみじみ思いました。

監督も俳優も作品も、全部良かったですが・・・あまり好きではない作品です。
でも、イラストは大好きなので、私のワード感想文に載せさせてくださいませ~(ペコリ)

追伸:ジェシー・ネルソン、とは「アイ・アム・サム」の監督です。
   私も1作しか知りません。(爆)
   ただ、「サンシャイン・クリーニング」を見た頃は、まだ、
   1月の企画の事を鮮明に覚えていた頃でしたので、自分の感想文に書いてあって、
   それを今まだよく覚えているので、書いてしまったのです。長々すみません。
2011/11/15 16:02  miri〔編集

>miriさん

いらっしゃいませ。こちらのイラストをずっと覚えていてくれたなんて嬉しいです♪
ソファだけは気合を入れて描きました(笑)

> 鑑賞後に、監督や俳優達の話を聞いて、ドキュメントタッチではなく、
> こうして完全な創作で作って、良かったなぁ~と、しみじみ思いました。

ドキュメントタッチで作る予定でもあったんでしょうか?
わたしもこの作品はこのままが一番だと思います。

> 監督も俳優も作品も、全部良かったですが・・・あまり好きではない作品です。
> でも、イラストは大好きなので、私のワード感想文に載せさせてくださいませ~(ペコリ)

好みではなかったのに最後まで観てくれてありがとうございます。
イラストを気に入ってもらえただけで本当に嬉しいです。どうぞ使ってください♪

> 追伸:ジェシー・ネルソン、とは「アイ・アム・サム」の監督です。
>    私も1作しか知りません。(爆)

今調べてみたら、彼が脚本をしている「ストーリー・オブ・ラブ」と「グッドナイト・ムーン」は見たことがありました。内容は全く覚えてないけど!
それにしても、ある意味、miriさんに強烈な印象を与えた作品なんですね~。
2011/11/16 10:14  宵乃

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2011/11/16 11:28  
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