映画「大いなる西部」観ました

製作:アメリカ’58
原題:THE BIG COUNTRY
監督:ウィリアム・ワイラー
原作:ドナルド・ハミルトン
ジャンル:ドラマ/西部劇
【あらすじ】結婚のため東部からテキサスに来たジェームズ。だが婚約者の父親テリルは、水源地の所有をめぐって大地主ヘネシー家と対立していた。やがて、水源地の所有者で女性教師のジュリーが、騒動を避けたがっていることを知り…。
午後のロードショーの新しいテーマ曲がこの映画のものだとわかってちょっと嬉しかったり。
それはともかく、いまいち主人公に感情移入できなかったものの、妙に爽やかで見ごたえのある作品でした。
好きなシーンは、主人公とヒロインが怖い話を言い合い、彼女の話にわざと怖がってみせるところ。その話の内容は途中で身振り手振りだけになってしまって気になるけれど、主人公がお茶目で可愛い。この二人の恋模様が爽やかでよかったです。
また、テリルが一人で決戦の場に向かうシーンで、一度は彼を見捨てた牧童頭が放っておけなくて結局ついてきてしまうところ。男の絆ですね。
風景も素晴らしいです。
気になったのは、婚約者が終盤出てこないこと!
彼女のその後がすごく気になるんですが、わたしが見逃しただけでしょうか?
暴れ馬ももっと出して欲しかったです。
あと、ヘネシー家の親父がいい味出してたんだけど、馬鹿息子の末路を見たら子育ての才能はなかったんだなぁと哀しくなりました。母親がいればね!
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■ Comment
たくさんのコメントありがとうございます♪
イラストは自分がぐっときたシーンを描くようにしているので、少しでも伝わってくれれば嬉しいですね~。
これからも頑張ります!
2011/02/27 08:55 宵乃
主人公のジェームズは硬派な器の大きさを持った男で最近だとたんと見なくなった主人公像かなぁと。
やたらと男くさいシーンの印象が強いけれど、ジュリーとの怖い話の言い合いの場面はお茶目で可愛かったです。
タイトルが示すとおり、雄大な西部の大地を感じさせる壮大な映画で見ごたえがありました。
いらっしゃいませ、コメントありがとうございます。
確かにジェームズは最近では見かけないタイプですよね。今だったら、あそこまで奥さんと信念の事で言い争ったりしませんし。奥さんを立てる事をあそこまで拒絶するのが、ちょっと可哀そうでした。
彼女がその後どうなったのか描かれてないし!
彼の垣間見せる可愛いところと、雄大な風景と、男の絆はよかったものの、その点だけ気になってしまいました。
2011/11/04 07:15 宵乃
(イラストの場面、ココから変わってしまいましたね、物語りが)
やっとこの時のオンエア保存版を見ました。
一応再見ですが、初見同様です(笑)。
>それはともかく、いまいち主人公に感情移入できなかったものの、妙に爽やかで見ごたえのある作品でした。
まぁ一応名作西部劇と言う事になっていますが、今回見て思ったのは、
55年という歳月は価値観を変えるという事です。
描かれている時代は西部の時代だから変わらないのに、
見る時代が55年違うとね・・・
この主人公は変だし、見応えはあっても変な作品という印象が消えません(笑)。
>この二人の恋模様が爽やかでよかったです。
これはどうでしょう~?
当時はまだ友人の婚約者(片思いしていたかもしれないけど?)と、
婚約者の友人かつ牧場の持主、というだけでは???
>一度は彼を見捨てた牧童頭が放っておけなくて結局ついてきてしまうところ。
俳優で一番良かったのがヘストンでしたね、若い☆
>風景も素晴らしいです。
これは文句なし、当時のメキシコロケでしょうか? アメリカ国内??
>気になったのは、婚約者が終盤出てこないこと!
>彼女のその後がすごく気になるんですが、わたしが見逃しただけでしょうか?
これはきちんと大人同士で話をして別れたのでね、
ジムとの関係はナシで良いと思いますが、
多分、父親を亡くした彼女はおかしくなると思うので、
牧童頭とあの2人の3人でケアして、結局ふた組のカップルが出来るのでは?
彼女のその後だけではなく、
この物語はいったいぜんたい何が言いたいのか分かりませんので、
全員のその後も分かんないんですよね~。
父親二人の個人的争いでおわるはずないっしょ???
東部の(海の)男が牧場買ってどうするの?
>馬鹿息子の末路を見たら子育ての才能はなかったんだなぁと哀しくなりました。
>母親がいればね!
これはちょっと違うような気がします。
素晴らしい両親がいたってダメな人間はいくらでもいるし、その反対もあります。
この場合も、本人の責任だと思いますが?
いらっしゃいませ、コメントありがとうございます!
実はこの作品、音楽と風景の美しさと、感想に書いてあるほんの数シーン(状況というより映像)しか思い出せません(苦笑)
感想を書いた時も、思った事を整理するために書いたという感じで…。他に書く作品がなかったんだと思います。
なのでせっかくコメントして下さったんですが、なんとなく思い出せそうな一部についてのみ書かせていただきますね~。ホントすみません。
> この主人公は変だし、見応えはあっても変な作品という印象が消えません(笑)
たぶんわたしも”もやもや感”が拭えない印象だったと思います。
> 俳優で一番良かったのがヘストンでしたね、若い☆
顔は思い出せないけど、一番心動かされたシーンでした。感想を書こうと思ったきっかけかな?
> これは文句なし、当時のメキシコロケでしょうか? アメリカ国内??
ホント素晴らしかったですよね。この風景のみでも西部劇と言えそうです。
> 多分、父親を亡くした彼女はおかしくなると思うので、
その後が心配な人だからこそ、婚約していた主人公が気に掛けるような描写がほしかったです。でないと、主人公にとっても物語にとってもどうでもいい存在のように感じてしまって。
> 父親二人の個人的争いでおわるはずないっしょ???
> 東部の(海の)男が牧場買ってどうするの?
西部劇だと有力者が関わっていれば個人的争いで終わる事が多い気もします。
東部男の一人勝ち(でしたっけ?)で終わったのは、時代は変わったと言いたかったのでは?
他の西部劇でも、東部の人間が西部で再出発しようという登場人物はみかけるので、もしかしたら結構いたのかもしれません。
> 素晴らしい両親がいたってダメな人間はいくらでもいるし、その反対もあります。
> この場合も、本人の責任だと思いますが?
それはそうなんですけど、この父親は完全に息子を役立たず扱いしてませんでしたっけ?
まあ、母親がいたからといってまともに育ったとも思えないですけどね~。
いかにも「大いなる西部」って感じでいいですよね!
>いまいち主人公に感情移入できなかったものの、妙に爽やかで見ごたえのある作品でした。
爽やかですよね!
>あと、ヘネシー家の親父がいい味出してたんだけど、馬鹿息子の末路を見たら子育ての才能はなかったんだなぁと哀しくなりました。母親がいればね!
うーん・・・。そう言う事ですね。父子家庭?
我が家は夫婦二人で子育てしていますが、子育ての才能があるとは言い難いです(苦笑)。
宵乃さんのイラスト。
茶色と黒のコントラストが、いいですねー!
2013/12/18 19:35 間諜X72〔
編集〕
いらっしゃいませ、いつもコメントありがとうございます。
ホント、タイトルに偽りなしという作品で、音楽も相まって西部時代の空気を感じられました。
> 我が家は夫婦二人で子育てしていますが、子育ての才能があるとは言い難いです(苦笑)。
そんな~、ご謙遜を!
間諜X72さんの言葉の端々から、温かい家族なんだというのが伝わってきますよ。
> 宵乃さんのイラスト。
> 茶色と黒のコントラストが、いいですねー!
ありがとうございます。
やはり西部劇はあの雄大な風景を描きたくなりますね~。
>気になったのは、婚約者が終盤出てこないこと!
>彼女のその後がすごく気になるんですが、わたしが見逃しただけでしょうか?
キャロル・ベイカーの事ですよね?
もしかしてスケジュールの都合とか・・・?
「西部開拓史」ではあの一家の長女を演じていました。
40代になってからはイタリア映画「課外授業」とか。
>主人公がお茶目で可愛い。この二人の恋模様が爽やかでよかったです。
グレゴリー・ペック。まさに好漢です。
ライバル(?)役のチャールトン・ヘストンも良かったです。
2013/12/21 12:16 間諜X72〔
編集〕
> キャロル・ベイカーの事ですよね?
> もしかしてスケジュールの都合とか・・・?
う~ん、女優のスケジュールの都合で終盤のシーンの撮影が出来なかったんだとしたら、そうとう大物女優ってことですかね?
> 「西部開拓史」ではあの一家の長女を演じていました。
> 40代になってからはイタリア映画「課外授業」とか。
あ~、西部開拓史の!
同じ西部劇でもずいぶん印象が違います。
「課外授業」は未見ですが、きっとベテラン女優っぷりを発揮してるんでしょうね。
> グレゴリー・ペック。まさに好漢です。
> ライバル(?)役のチャールトン・ヘストンも良かったです。
グレゴリー・ペックでないと、この爽やかさは出せないですね。
チャールトン・ヘストンの役は…ごめんなさい、もう記憶の彼方に…(汗)
コメントありがとうございました♪