忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「情婦」観ました

情婦
製作:アメリカ’57
原題:WITNESS FOR THE PROSECUTION
監督:ビリー・ワイルダー
原作:アガサ・クリスティ
ジャンル:★ミステリー/サスペンス

【あらすじ】ロンドン。金持ちの未亡人を殺した容疑者レナードの依頼で、病みあがりの敏腕弁護士ロバーツが弁護を引き受ける。彼はレナードが犯行時刻に帰宅していたと証言できる唯一の証人、妻クリスティーネをあえて呼ばない事にするが…。

たぶん10年ぶりくらいに再見しました。
やっぱりいいですね。細かいストーリーは全く覚えてなかったので、最後も『うわ、またやられた!!』ってな具合です。たとえ覚えていてたとしても、魅力的な登場人物ばかりなので充分すぎるくらい楽しめますけどね。いやホント、映画好きでこれを観たことがないひとは損してると思います。それくらい大好きです。
ラストの「まだこの映画を見ていない方のために結末は決してお話しにならないように」というテロップにも素直に従いましょうとも!

冒頭の軽いノリから騙されました。病み上がりの弁護士と彼に手を焼く看護婦の攻防が楽しい!
あまり彼女が口うるさい(つまり彼が患者らしくしない)のでステッキで頭を殴ってやると言えば、「葉巻が折れますよ」と中に隠してあった葉巻を没収。階段に取り付けられた昇降機を彼女が使えば、「それはわたしのだ」とさっきまで嫌がっていたのに嬉々として乗りだす…。依頼人の話を聞く気になったきっかけが”胸ポケットの葉巻”だったりするくらいで、まさかこの後こんな真面目な展開になっていくとは思いもよらないんですよね。
そして、裁判で彼が見せるベテラン弁護士の存在感!! 看護婦さんがしびれちゃうのも当然という感じでした。
もちろん、クリスティーネを演じるマレーネ・ディートリッヒも素晴らしかったです。この作品にこんなにものめり込めるのは、彼女の演技の賜物でしょう。
今観ても色褪せない法廷ものの傑作だと思います。

原題は小説と同じ「検察側の証人」。邦題はいろいろと誤解を招きそうですが、観た後に意味がわかって切なくなる、案外いい邦題だと思いました。でも、これで観るのをためらう人がいるだろうから、それはもったいないなぁ。

関連記事
「第十七捕虜収容所」観ました
「翼よ!あれが巴里の灯だ」観ました
「ナイル殺人事件」観ました(アガサ・クリスティ原作)

■ Comment

お邪魔いたします☆

>病み上がりの弁護士と彼に手を焼く看護婦の攻防が楽しい!

宵乃さんは、あのお二人がご夫婦だって事は、ご存知でしたよね?
私は初めて知った時は、ビックリしてひっくり返ってしまいました~!!!
でも、それを知った後は、あぁだからあんなにコンビな感じがピッタリ合うのね~って思いました。

最近、チャールズ・ロートン主演の別の映画を見て、もうすぐアップしますけど、四苦八苦しています。
深刻な映画で、感想文が長い間書けない作品って少ないのですけど・・・。

イラストが本当に可愛らしくて、このシーンだけでストップすると、良いおじいちゃんって感じですよね~!

>今観ても色褪せない法廷ものの傑作だと思います。

この映画についてはうまく書けないけど、未見の人は是非見てね、って感じですよね~!
私にとっては法廷ものナンバー1かもしれません☆
2010/09/16 15:52  miri〔編集

階段横エスカレーター

この昇降機を他の映画でも観た覚えがあるんですよ。確か、おばあちゃんが乗ってて、故障してビューンって飛ばされちゃう。
「グレムリン」だったかなぁ。

先日の「翼よ!」と同じ年にワイルダーが作った名作ですね。
TB致しました^^
2010/09/16 17:19  十瑠〔編集

宵乃さん(^^)こんにちは!
いつもありがとうございます。

自分の記事にコメントを頂き早速、宵乃さんの記事を拝見しようと伺ってみたらトップになんと素敵な笑顔のウィルフリッド卿のイラスト。
思わずこちらもニッコリしちゃいました。(^^)

この映画は自分も文句なしに傑作だと思います。
自分の中のサスペンス映画、法廷ものでもトップクラスに君臨した名作です。(^^)

確かにタイトルとパッケ-ジの画ではなかなか手に取るのが困難な作品かも知れません。自分もそうでした。
しかし、本当に騙されたと思って鑑賞して欲しい作品ですよね。そして大いに、このミステリ-に騙されて欲しいです。タイトルの意味もなるほどと理解出来ると思いますしね。(^^)

自分も大好きな映画です。(^^)

タイトルやパッケ-ジだけで判断せず、多くのレビュ-や評価を参考に是非、見て頂きたいですね~ 
仰る通り、観ないのは本当にもったいないなぁ と激しく同感です。
2010/09/16 17:38  ユウ太

>miriさん

こんにちは、耳寄り情報ありがとうございます。
あの二人が夫婦だったとは知りませんでした。ほんとに息ぴったりでしたもんね~!

> 最近、チャールズ・ロートン主演の別の映画を見て、もうすぐアップしますけど、四苦八苦しています。
> 深刻な映画で、感想文が長い間書けない作品って少ないのですけど・・・。

わたしは書けなくなることがしょっちゅうあります・・・。そういう時は気分転換したり、なげやりな感じで終わらせてしまったり。いつでもすらすら書けるようになりたい!

> イラストが本当に可愛らしくて、このシーンだけでストップすると、良いおじいちゃんって感じですよね~!

葉巻を吸ったりお酒を飲んだり、患者としてはかなりのワルでしたね。こんな可愛いところや法廷での厳しい表情とのギャップが素敵です。

わたしもこれが法廷モノで一番すきかな~(複数あるかもだけど)
2010/09/17 10:15  宵乃

>十瑠さん

コメント&TBありがとうございます。

昇降機でビューンですか(笑)
それは観たことはありませんが、わたしもこの昇降機が登場する映画を観たことがある気がします。外国ではこんな昔から個人で導入されてたんですね。

> 先日の「翼よ!」と同じ年にワイルダーが作った名作ですね。

再見してみて、ワイルダーは天才なんだとしみじみ思いました。ほんと面白い作品ばかりですよね。
2010/09/17 10:35  宵乃

>ユウ太さん

いらっしゃいませ、こちらこそいつもありがとうございます!
ウィルフリッド卿、気に入って頂けて嬉しいです。このシーンは和みますよね~。

> この映画は自分も文句なしに傑作だと思います。
> 自分の中のサスペンス映画、法廷ものでもトップクラスに君臨した名作です。(^^)

これは多くの映画ファンが同じ気持ちだと自信をもって言えますよね!
わたしも邦題に騙されてはじめは避けていたので、せめてパッケージくらいは法廷モノだとわかるよう変えて欲しいと切に願っています。多くの人にこの”騙される快感”を味わって欲しい!
タイトルなどで損している分、応援したくなるんですよね~。
2010/09/17 10:45  宵乃

名画なんですね…

アガサ・クリスティーが好きだと言いながらも「情婦」は観ていないのですヾ(;;゚Д゚)ノ ェエ工?!?!

「検察側の証人」は何度も読んでいるんですが(^^ゞ

この本のタイトルが凄く良いと思っていたので「情婦」が「検察側の証人」の映画化された作品のタイトルだと知った時は驚きました

ただ、映画は映画だからな…と、自分を納得させてはいたのですが、宵乃さんを始め、ユウ太さんまでもこのタイトルには不満が… やっぱり…

初めて読んだのが高校生の頃…
その時と、最近読んだ感想はやっぱり結末の衝撃ってことは変わらないのですが、若いころは単にどんでん返しに驚いただけだったような気がします
今はローマインの情の深さに衝撃を受けたりします

名作・・・
これから観れる幸福!
いつみようかな(^^♪
2010/09/18 12:52  |―|/‐\|\/|

>HAMさん

いらっしゃいませ。
HAMさんは映画の方は未見でしたか~。わたしも本の方は未読なので、本と比べてどうなのかはわかりませんが、この作品を観た時の衝撃は凄かったです。
時間と元気のある時にじっくりご鑑賞ください。

> ただ、映画は映画だからな…と、自分を納得させてはいたのですが、宵乃さんを始め、ユウ太さんまでもこのタイトルには不満が… やっぱり…

そうですね、このタイトルにも味わいはありますが、やはりそれが原因で避けられてしまうというのは由々しき問題だと思います。配給会社はそこら辺、考えなかったんでしょうかね~?

> その時と、最近読んだ感想はやっぱり結末の衝撃ってことは変わらないのですが、若いころは単にどんでん返しに驚いただけだったような気がします
> 今はローマインの情の深さに衝撃を受けたりします

わたしもこの映画を始めて観た時は、どんでん返しばかりに目がいってました。今回、再見できて登場人物の魅力もじっくり味わえたと思います。何度でも楽しめるのが、ただの”どんでん返し映画”とは違うところでしょうね。
さて、わたしも原作を読まないと!
2010/09/18 15:27  宵乃

凄過ぎる・・・・・。

こんな良い映画があったとは・・・・・・・。
ネタバレを避けます。
どんでん返し。参りました。
もう何も言えません・・・・・。

弁護士を演じた役者と看護婦を演じた女優が実生活では夫婦。息が合った演技。
そして「間諜X27」のマレーネ・ディートリッヒの素晴らしい演技。脚線美。当時56歳。すごいですねー!

こんな名画を今まで知らなかった自分が恥ずかしいです。
2010/10/15 19:18  間諜X72〔編集

>間諜X72さん

おぉ~、ご覧になったんですね!!
わたしも初めて観た時は、

> どんでん返し。参りました。
> もう何も言えません・・・・・。

↑とまったく同じ気持ちになりました。衝撃体験ですよね!

> そして「間諜X27」のマレーネ・ディートリッヒの素晴らしい演技。脚線美。当時56歳。すごいですねー!

マレーネ・ディートリッヒの迫真の演技に息を呑みます。56歳だなんてほんとビックリ!
「間諜X27」という作品も素晴らしいそうですね。恥ずかしながら今まで知りませんでした。間諜X72さんの名前の由来にもなっているようで、一番お好きな作品でしょうか?
若かりしディートリッヒの脚線美もみてみたいですね~。

> こんな名画を今まで知らなかった自分が恥ずかしいです。

そんなことないですよ!
タイトルがタイトルですし、知らずに損している方はたくさんいますよ。そんな不遇な作品に出会った幸運を喜びましょ~!
わたしもこの作品からえた驚きと感動を、間諜X72さんと共有できて嬉しいです。
2010/10/16 09:59  宵乃

こんばんは~

イラストが凄いイイ味ですね~!
昇降機、結構楽しんでましたよねー。

序盤は、ユーモアラスですが中盤から
引き締まりましたよね。
意外にも名伯楽は名探偵でした。

情婦って意味を調べると愛人。
どこがとおもったけど、
最後には言い得て妙でなるほど!。

面白かったです☆
2011/03/08 21:38  hiro

>hiroさん

いらっしゃいませ、イラストも見てくれてありがとうございます!
昇降機のシーンはかなりツボでした。可愛いおじいちゃんです。

> 序盤は、ユーモアラスですが中盤から
> 引き締まりましたよね。

そうなんですよね~。あのギャップには唸らされました。
看護婦さんの態度が変わってしまうのも納得です!

> 情婦って意味を調べると愛人。
> どこがとおもったけど、
> 最後には言い得て妙でなるほど!

そうそう!結構味わい深い邦題なんだけども、観るのをためらわせる原因にもなってしまう・・・困った邦題です。せめてパッケージを変えてほしいところですね。
2011/03/09 13:19  宵乃

☆おお、ご覧になられたんですね☆

タイロン・パワーは、本作が遺作となってしまったそうですね(×_×)

俳優としてのスキルを総て、注ぎ込まはったんでしょうか。。

本作、ホンマにあの「キスしたいかい?」の辺りの映像がモノクロならではの素晴らしさでした。

あれがカラーだと、ちょっと崩れてたやろなぁ・・
2011/03/09 21:47  TiM3編集

>てぃむさん

> タイロン・パワーは、本作が遺作となってしまったそうですね(×_×)
> 俳優としてのスキルを総て、注ぎ込まはったんでしょうか。。

そうだったんですか・・・。本作では演技派俳優に囲まれて、渾身の演技を見せてましたね。

> 本作、ホンマにあの「キスしたいかい?」の辺りの映像がモノクロならではの素晴らしさでした。
> あれがカラーだと、ちょっと崩れてたやろなぁ・・

すみません・・・ちょっとそのシーンは思い出せません。弁護士のおじいちゃんに気を取られすぎていたかも?
再見することがあったら、彼に注目してみますね!
2011/03/10 10:37  宵乃

☆いえいえ・・☆

>すみません・・・ちょっとそのシーンは
>思い出せません。

それこそは「酒場に登場する女」の放ったセリフでした。。
分かりにくい書き方でしたね(x_x)

>弁護士のおじいちゃんに気を取られすぎて
>いたかも?

仕事(弁護)に取りかかるぞ! って雰囲気になった瞬間、
口うるさい看護師をどやし付けるような感じになって、
その辺の(チャンネルの)切り替わり方が好きでした(=^_^=)
2011/03/11 19:05  TiM3編集

Re: ☆いえいえ・・☆

> それこそは「酒場に登場する女」の放ったセリフでした。。
> 分かりにくい書き方でしたね(x_x)

いえいえ、わざわざご説明くださってありがとうございます!

> 仕事(弁護)に取りかかるぞ! って雰囲気になった瞬間、
> 口うるさい看護師をどやし付けるような感じになって、
> その辺の(チャンネルの)切り替わり方が好きでした(=^_^=)

ああ、わかります!
プライベートと仕事はきっちりわける、できる男って感じでしたね。
対極にいるのがコロンボかも(笑)
2011/03/12 09:56  宵乃

No title

「情婦」の画像検索から辿り着きました。
ビックリです。見覚えのある絵だな〜って思って来て見たら、お友達じゃないですか。(笑)
こちらの画像おかりしてよろしいでしょうか?

確かに「映画好きでこれを見てない人は損してる」そう思える映画でした!
2013/11/09 21:58  かえるママ21

こちらもコメントありがとうございます♪

> 「情婦」の画像検索から辿り着きました。
> ビックリです。見覚えのある絵だな〜って思って来て見たら、お友達じゃないですか。(笑)

わ~、かえるママさんに絵柄を覚えてもらえて嬉しいです♪
もちろん使って下さって結構ですよ~。

> 確かに「映画好きでこれを見てない人は損してる」そう思える映画でした!

本当にそうですよね!!!
この作品を好きなひとが増えて、ファンとしても喜ばしいです。
では、お話できるのを楽しみにしてます♪
2013/11/10 12:05  宵乃

No title

やっぱりこの映画はいいよなあ。

でも「どこがいいの?」

と聞かれると、「そんなことどうでもいいからとにかく見ろ」としかいえないタイプの映画ではあります。ミステリだからしかたありませんが……。

ミステリ映画だったらマイベストの一本ですね(^^)
2013/11/10 18:00  ポール・ブリッツ編集

No title

かえるままも、只今記事アップしましたー。

そうですね、看護婦さんとの関係がとても面白かったです。
2013/11/11 10:30  かえるママ21

>ポール・ブリッツさん

本当にこの作品はいいですよね~!

> でも「どこがいいの?」
> と聞かれると、「そんなことどうでもいいからとにかく見ろ」としかいえないタイプの映画ではあります。ミステリだからしかたありませんが……。

あはは、確かに。
もう、余計な情報は何も入れずに観てほしいです。そして、あの感動を味わってほしい!

そういえば、私家版オールタイム・ベストの方に伺うのを忘れてました(汗)
今から参りま~す。
2013/11/11 12:39  宵乃〔編集

>かえるママ21さん

ご報告ありがとうございます!
今から伺いますね。

> そうですね、看護婦さんとの関係がとても面白かったです。

ここが一番お気に入りです♪
2013/11/11 15:48  宵乃〔編集

こんばんは

宵乃さん こんばんは!!

ウィルフリッド卿の可愛らしさに癒されますねぇ。

タイトルは宵乃さんのお書きになられている通り、観終ったらある程度納得できるのですが、・・・DVDのジャケットだけでも
変えてもらいたいなぁと切に願う次第です。

2013/11/14 17:58  きみやす

>きみやすさん

> ウィルフリッド卿の可愛らしさに癒されますねぇ。

ありがとうございます。
大好きなシーンです(笑)

> タイトルは宵乃さんのお書きになられている通り、観終ったらある程度納得できるのですが、・・・DVDのジャケットだけでも
> 変えてもらいたいなぁと切に願う次第です。

もったいないですよね~。
今度こそは法廷モノだとばっちりわかるジャケットにしてほしいです!
2013/11/15 13:42  宵乃〔編集

No title

 宵乃さん、こんばんは

イラストのシーン、可笑しかったですね。
それまで謹厳、横柄を崩さなかったのに、初めて見せる愛らしさ。
まるで孫と初めて遊園地に行ったみたいな顔でした。
(ステッキの葉巻を没収された時の情けない顔も良かった)

ジョンブルの傲慢を絵にしたようなオヤジが、法廷では一転、検察側の立証を鮮やかに引っくり返していく頼もしいオヤジに変身。
その辺も、観ていて実に楽しかったです。

マレーネ・ディートリッヒも素晴らしかったです>
存在感がケタ外れで、出てくるだけで場をさらいますね。
彼女の持つ品格が、この作品の品格も上げていると思いました。
2014/05/04 22:36  鉦鼓亭編集

>鉦鼓亭さん

> まるで孫と初めて遊園地に行ったみたいな顔でした。

あ~~~、それだ!!
なんかもう遊園地に行けばウィルフリッド卿に会える気がしてきました(笑)
おばあちゃんに「孫の前で吸わないのっ!」とか言われて葉巻を取り上げられてたりね。
微笑ましい!

> ジョンブルの傲慢を絵にしたようなオヤジが、法廷では一転、検察側の立証を鮮やかに引っくり返していく頼もしいオヤジに変身。

このギャップに痺れますよね~。
緩急のつけ方もさすがという感じでした。

> 存在感がケタ外れで、出てくるだけで場をさらいますね。
> 彼女の持つ品格が、この作品の品格も上げていると思いました。

再見することがあったら彼女を描きたいです!
この作品は彼女とウィルフリッド卿と看護師さんしか思い出せなくて、あの男の印象は消え去りました(笑)
ディートリッヒの作品でおススメは?と聞かれたら、一番にこの作品を教えて上げたい!
2014/05/05 11:49  宵乃〔編集

No title

 宵乃さん、こんばんは

昨日、「情婦」の検索をしてましたら、吃驚する事が書いてありました。
プロの人達の対談に書いてあったそうで・・・。

あの、ヤンチャな狸親父、本当に強かなヤンチャ親父でした。
殺人教唆で訴えられる行為をしてたのですよ。(笑)
あのナイフの存在をディートリッヒに気付かせたのはウィルフリッド卿なんです。
あの時、卿は片メガネを手元でクルクルさせてたのですが、
その反射光をデートリッヒの目の前に有るナイフに当ててたのです。
光はずっとナイフにしか当たってませんから、偶然では有りません(確かにディートリッヒは、その光でナイフに気付いています。確認しました)。

僕は全然、気付きませんでした。(汗)
2014/05/06 22:19  鉦鼓亭編集

No title

追伸

(何度も再生してみて)
神のなせる偶然かもしれません。
でも、あのムッツリしたタヌキ顔、中々、油断なりません。(笑)
どちらか考えるのも「遊び」として面白いと思います。
2014/05/06 22:30  鉦鼓亭編集

>鉦鼓亭さん

> あの時、卿は片メガネを手元でクルクルさせてたのですが、
> その反射光をデートリッヒの目の前に有るナイフに当ててたのです。
> 光はずっとナイフにしか当たってませんから、偶然では有りません(確かにディートリッヒは、その光でナイフに気付いています。確認しました)。

うひゃー、怖い、怖いです!
何食わぬ顔でそんなことをしてたんですか!?
わたしも全然気付きませんでした。やはり映画は一人で観てても見逃している事って多いんですね。とくにミステリーでは。

> 神のなせる偶然かもしれません。
> でも、あのムッツリしたタヌキ顔、中々、油断なりません。(笑)
> どちらか考えるのも「遊び」として面白いと思います。

どちらとも取れるように演技しているなら本当にさすがとしか…。
ミステリー映画の金字塔「情婦」における、永遠のミステリーですね(笑)
再見する時は、その奇跡のようなシーンをしっかり観たいと思います。
情報ありがとうございました♪
2014/05/07 07:45  宵乃〔編集

大好きな作品です

宵乃さん今晩は、エコーさせていただきます。


ワイルダー作品の中では1番好きな作品ですね、今回は2度目の再見でした
クリスティー作品は大好きで長編は全部読んでいるのですが短編が
あまり好きではないので短編集だけは読んでなかったんですよね
なのでこの作品がクリスティー原作だったことに気がつくのが遅れました
といってもいまだに原作読んでませんが(^^;

やはり脚本の素晴らしさもありますがメインキャストの個性が融合して
とても楽しく笑わせてもらいかつ真剣なミステリーとして成立し
法廷シーンでも魅了されてしまいました。
やはりクラシック作品というのは今の映画界の基礎となった作品
たちですから若い映画好きの世代の方々にも積極的に過去の名作を
見て欲しいって思いますね~
2017/07/26 19:51  ねむりねこ

>ねむりねこさん

いらっしゃいませ!
この作品を一番好きな作品にあげる人は多そうですよね。
原作が短編だったというのには驚きました。映画原作は、緻密に作られた長編よりも自由度の高い短編の方が向いているのかな?

> といってもいまだに原作読んでませんが(^^;

映画がここまで完成していると原作を読んでイメージが崩れるのも怖いですもんね。無理に読まなくてもいいと思います。ねむりねこさんを魅了するこの作品をいつまでも大事にして下さい♪

> やはりクラシック作品というのは今の映画界の基礎となった作品たちですから若い映画好きの世代の方々にも積極的に過去の名作を見て欲しいって思いますね~

ですよね~。ただでさえ手に取りにくい邦題なので、観た私たちが積極的にネタバレ無しで宣伝していかなくては!
2017/07/27 06:59  宵乃〔編集

No title

ちなみに原作の「検察側の証人」を再読する過程で調べていて気がついたけど、

あの美しい外人妻を演じたマレーネ・ディートリヒさん、1901年生まれなんですな。

「情婦」が公開されたのは1957年……。

しょええええええええっ! 由美かおるどころの話じゃない!(笑)

で、百戦錬磨の老弁護士、ロバーツ卿を演じたロートンさん、1899年生まれなんですな。

お前ら2歳しか歳違わなかったのかよ!(笑)


いや、役者ってすげえなあ。キャストする監督も監督だけど(笑)

原作短編「検察側の証人」はクリスティ作品の中ではよくいってもCクラスですので、読まないほうがいいです。戯曲化するときに、クリスティが結末をちょっと変えたところ、批評家大絶賛のロングラン作品になりました。ワイルダー監督はその戯曲を忠実に再現しています。そのせいか、「東西ミステリーベスト100」では、唯一、戯曲として193位にランクインしています。あのミステリの女王のおばさんには勝てません(^^;A
2019/11/02 15:45  ポール・ブリッツ〔編集

>ポールさん

> お前ら2歳しか歳違わなかったのかよ!(笑)
> いや、役者ってすげえなあ。キャストする監督も監督だけど(笑)

マジですか!?
あの二人が2歳違い…女優さんの努力の成果と、お二人の演技力のたまものですかね~。さすが名優。

> 戯曲化するときに、クリスティが結末をちょっと変えたところ、批評家大絶賛のロングラン作品になりました。ワイルダー監督はその戯曲を忠実に再現しています。

ほ~、戯曲化がなかったら今日の再ドラマ化の流れにこの作品はノレなかったかも?
チャンスをものにするアガサさんもすごいです!
2019/11/03 10:13  宵乃〔編集

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
2019/11/04 18:46  
名前
タイトル
URL
本文
非公開コメント

■ Trackback

「情婦」
 「人に言えない観てない」シリーズ、今年も密かに進行中。  「情婦」(「Witness for the Prosecution」・1957年・米)    監督 ビリー・ワイルダー    脚本 ビリー・ワイルダー        ハリー・カーニッツ    原作 アガサ・クリスティ 「検...
セピア色の映画手帳|2014-05-04 22:38
情婦(映画)
今回の記事は『情婦』(1957年、監督:ビリー・ワイルダー)です。 ミステリー映画史に残る名作として高い評価を得ている法廷ミステリー劇の傑作。 あまりに見事な脚本にはひたすら圧倒されるばかりです。本当に面白かった。 出演はタイロン・パワー、マレーネ・ディー...
ブログ de ビュー|2011-08-07 22:08
No970 情婦 2011年024
STORY 病癒えたロンドン法曹界の長老ウィルフリッド卿(チャールズ・ロートン)は、看護婦に付き添われて事務所に帰る。が、酒、煙草、そして得意の刑事事件もダメだといわれ、大いにクサっていた。そこへ弁...
嗚呼,魅惑の映画道+Σ|2011-03-08 21:24
情婦
映画の最後に"結末は決してお話にならないように"と忠告があるように 内容を話しすぎると面白くなくなるので、あらすじなんかは触れないで...
ピエロと魔女|2010-11-01 21:29
情婦
(1957/ビリー・ワイルダー監督・共同脚本/チャールズ・ロートン、タイロン・パワー、マレーネ・ディートリッヒ、エルザ・ランチェスター、ジョン・ウィリアムス/117分)
テアトル十瑠|2010-09-16 17:13
2-479 情婦
Witness for the Prosecution (情婦) 1957年・アメリカ 1月12日(火)パブリック・エネミーズを見...
映画鑑賞の記録|2010-09-16 15:53
.