動物映画「クーガー荒野に帰る/狼王ロボ」観ました

『クーガー荒野に帰る:CHARLIE,THE LONESOME COUGAR』
1967年アメリカ、ウィンストン・ヒブラー監督、ジャック・スピアーズ原作
これ面白かったです。珍しく人間との生活も多く描かれており、とくに製材所のきこりたちと遊ぶシーンが興味深い。水に浮かべた丸太を回転させて、相手を落とすゲームとか楽しそうなんですよね。みんなクーガーであるチャーリーを本当に可愛がっていて、見ていてほのぼのします。でも、チャーリーを目の仇にする小型犬チェーンソーが、バカ犬呼ばわりされてちょっと哀れ。
また、製材所の作業風景もものめずらしいし、人間の生活の為にこれだけの木々を切り倒しているのだと考えさせられました(今もこうなのかな?)。
一番好きなのは、乳搾りをする牧場主が子猫たちにミルクを浴びるように飲ませていたところに、ちゃっかりチャーリーが割り込むシーン。ちゃんと順番を待つのが律儀です。
『狼王ロボ:THE LEGEND OF LOBO』
1962年アメリカ、ジェームズ・アルガー監督、アーネスト・トムソン・シートン原作
シートン動物記は読んだことがなくても、ラストは何となく知ってました。でも、この作品はそのオチを変えてあるんですね。誇り高い狼を象徴するような物語ではなくなってしまったかもしれないけど、狼がこんなにも家族想いだと知ることができました。
わたしたち人間にとっては憎いヤツなんだろうけど、こういう姿を見るとやはり人間のエゴを思い知らされます。
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■ Comment
書いてくれないかな~?と思っていました☆ うれし~! ありがと~!
「クーガー荒野に帰る」
>珍しく人間との生活も多く描かれており、とくに製材所のきこりたちと遊ぶシーンが興味深い。
このたびのディズニー特集の中でも一番良い作品でした☆
やはり人間とのふれあいを描いているので、見やすかったのだと思います。
チェーンソーはお気の毒でしたね~!
あのミルク飛ばし、ホントに面白かったです~♪
「狼王ロボ」
高校生の時に見ていて、懐かしくて、懐かしくて、即、鑑賞しました☆
>狼がこんなにも家族想いだと知ることができました。
何もかも本能といえば終わりですけど、愛情が心に身体にインプットされていて、人間は見習うところが多いと思いました。
でも牛を飼う人にはこの存在は・・・だったのですものね、悲しいですが・・・。
どちらも、当時のアメリカ人の子供には、お勉強になる良い作品でした。
2010/07/25 11:24 miri〔
編集〕
おぉ、そんなに喜んでもらえるとは、書いた甲斐があります。
いつもありがと~!
> このたびのディズニー特集の中でも一番良い作品でした☆
> やはり人間とのふれあいを描いているので、見やすかったのだと思います。
わたしも「クーガー荒野に帰る」は今回いちばんのお気に入りです。クーガーのことや製材所のことも勉強になりましたし、猛獣であるはずのチャーリーをあそこまで受け止めてくれる気さくな人々にほのぼのしました。可愛い動物もちらほら登場しますしね♪
> 何もかも本能といえば終わりですけど、愛情が心に身体にインプットされていて、人間は見習うところが多いと思いました。
「狼王ロボ」はmiriさんの思い出の作品でしたか。ほんと、見習うところが多かったですよね。
以前「狩人と犬、最後の旅」観て”狼は恐ろしい生き物”という印象があったけれど、こうやって彼らの側からみることで家族仲間のため、仲間のために狩りをするのは当然なんだと思うことが出来ました。必要な時しか襲わない彼らと比べたら、むしろ貪欲に奪いつくす人間のほうが恐ろしい・・・。
いろいろ考えさせられます。
2010/07/26 11:51 宵乃
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2010/10/19 15:19
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