忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「夜行列車(やこうれっしゃ)」観ました

 | ドラマ  com(10) 
Tag:ポーランド 

夜行列車
チブルスキーさんは、今まで描いた男の中で一番鼻筋の通ったひとだと思う。
製作:ポーランド’59
原題:POCIAG
監督:イェジー・カヴァレロヴィチ
ジャンル:★ドラマ

【あらすじ】バルチック沿岸に向かう夜行列車。傷心の女性とサングラスの男が、手違いから同室となった。他の乗客は彼らに興味を示し、そこに彼女を追う若い恋人まで現れる。やがて、列車は殺人犯捜索のために警察に止められ…。

同室になった男女のドラマをメインにした群像劇。何かから逃げるようにしている傷心の女性と、人目を避けるミステリアスな男。彼女を追いかける若い男に、殺人犯の噂。そして、そんな彼らを好奇の目で見つめる他の乗客たちと、規則にうるさい女車掌。狭い通路には変わった乗客たちがひしめき、部屋ではふたりの交流が静かに描かれます。
割と定番のシチュエーション”女性の目にごみが入って、男性が取ってあげる”(「逢びき」とか)というのを、女性の顔の真正面からアップで映したのを始めて観た気がします。今まで「まさか、ばい菌だらけの指で…!?」と若干引いてたんだけど、この男性は医者だし女性のハンカチを使って取っていたので安心して観れました。(どうでもいい?)
全体的に哀愁漂う雰囲気があって良かったです。でも、後半で犯人を追い暴行を加える乗客たちが淡々と描かれ、それはちょっと恐い。
ラストのあっけなさは旅らしいし、女車掌がいい味だしてました。

■ Comment

こんばんは☆

この映画のお話、どこかでした覚えがありますが、
コメントは させて頂いていなかったのですね~。

また素敵なイラストでもお待ちしたいけど、
手がかじかむので、暖かくなってから~(爆)。

>同室になった男女のドラマをメインにした群像劇。

そうですよね~。
保存してあるので、いつか再見したいです。
これと「夜の終わりに」は、他の作品と違って、気楽にそう言えますよね~(笑)。

>この男性は医者だし女性のハンカチを使って取っていたので安心して観れました。(どうでもいい?)

雰囲気も医者医者していましたよね~(爆)。
冷たい視線が、それを醸し出して、上手な俳優だと思いました☆

>全体的に哀愁漂う雰囲気があって良かったです。

ハイ、チブルスキーさんを忘れられなくなった作品です☆
ジェラールさまだけでは ない ざんす(爆)。

>でも、後半で犯人を追い暴行を加える乗客たちが淡々と描かれ、それはちょっと恐い。

これは忘れました~。
今度見るときに注意して見ます!

>ラストのあっけなさは旅らしいし、女車掌がいい味だしてました。

ハイ、本当に、何もなくサーッと左右に別れる感じが、
リアルな感じを出していました☆
2012/12/18 07:20  miri

>miriさん

いらっしゃいませ、コメントありがとうございます!
間違えたところは削除しておきました。よかったかな?
個性的な俳優さんが出てると、映画の印象も似てきますよね~。

> また素敵なイラストでもお待ちしたいけど、
> 手がかじかむので、暖かくなってから~(爆)。

そういえばこれもイラストを描いてませんでした。再放送があった時か、もしくはトレーラーを探していつか描きます!

> 保存してあるので、いつか再見したいです。
> これと「夜の終わりに」は、他の作品と違って、気楽にそう言えますよね~(笑)。

あはは、「灰とダイヤモンド」と「世代」はわたしも再見する気が起きないです。戦争モノの中でも重くて暗いイメージがあります。

> 雰囲気も医者医者していましたよね~(爆)。
> 冷たい視線が、それを醸し出して、上手な俳優だと思いました☆

ですね~。なんとなく雰囲気は覚えてます。
でも、チブルスキーさんの印象が強いからな~。miriさんにとって、フランスのスターはジェラールさま、アメリカはジェンマさま、ポーランドは彼って感じでしょうか?
(日本の雷さまを忘れてた!)

> これは忘れました~。
> 今度見るときに注意して見ます!

このシーンは今でもはっきり思い出せます。怖かった~!
再見したらまたお話しましょうね♪
2012/12/18 07:41  宵乃〔編集

おじゃましてよろしいですか

夜行列車のブログがあって嬉しく思いました。
この作品について誰かと話をしたいと常々・・・

砂浜を気落ちして去ってゆくマルタのの姿が忘れられません。

チブルスキーさんは、本編で発車後に飛び乗る危険な役柄で、車掌に咎められるシーンを何度も見せていました。後日、別の映画の撮影中、同じ状況で事故死したと聞いています。それでこの映画を見ていると辛くていたたまれません。
いい俳優でしたね。

また投稿させて頂いてもいいでしょうか
2012/12/29 21:54  gene〔編集

>geneさん

初めまして、ようこそいらっしゃいました!
geneさんもお好きな作品なんですね。割とマイナーな作品なのか、わたしもオンエアで偶然観るまで知りませんでした。

> 砂浜を気落ちして去ってゆくマルタのの姿が忘れられません。

旅の間に自然と心通わせていった相手も、旅が終われば簡単にさよならしてしまう。切ないような寂しいような余韻の残るラストでした。

> チブルスキーさんは、本編で発車後に飛び乗る危険な役柄で、車掌に咎められるシーンを何度も見せていました。後日、別の映画の撮影中、同じ状況で事故死したと聞いています。それでこの映画を見ていると辛くていたたまれません。

一番印象に残っているのがチブルスキーさんでした。彼のような俳優さんが不慮の事故で亡くなってしまったというのが本当に哀しいです…。もっと多くの作品を観たかったですよね。

この作品についてお話できて嬉しかったです。色々なジャンル、年代の作品を観ているので、気になる作品があればお気軽にコメントして下さい。
またお話しましょうね~♪
2012/12/30 09:27  宵乃〔編集

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2013/01/08 23:52  

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2013/01/08 23:56  

こんばんは

早朝の墓地のシーンが印象深く思われました。

同じ列車に乗り合わせた成り行きから、犯人を捕らわれの身に追い込む立場になったマルタ、
犯人の弱々しい悲しげな視線の先に、彼女の姿が置かれています。
早朝、ほの暗さの中、彼女の片目に光るものが・・・
その視線に目を合わすことができなくなって、十字架(墓標)を陰に彼女はうつむく。
その場にいたたまれず、足早に立ち去るマルタのコート姿は切なく哀れで美しい。
 ・・・・イタリア映画「わらの男」の薄幸で悲しい女性「リタ」のコート姿とオーバーラップします。
     ・・・私には
    この作品も確か1958年モノクロ、ほぼ同時期のもの

再び列車は走り出し、その車窓から、丘の上を行く犯人と警察官の姿が影絵の様に描かれる。


マルタに十字架を絡めた構図、影絵の様に遠ざかる人影など、これがカヴァレロヴィチのセンスかなと・・・
2013/01/10 10:31  gene

>geneさん

いらっしゃいませ~、コメントありがとうございます♪
犯人逮捕の後の描写を詳しく書いて下さったので、薄れかけていた記憶がよみがえってきました。ラストと同じくらい印象に残る空虚感に満ちたシーンでしたよね。

> 耐え切れなくなってその場から足早に立ち去るマルタのコート姿は切なく哀れで美しい。
>  ・・・・・イタリア映画「わらの男」の薄幸で悲しい女性「リタ」のコート姿とオーバーラップします。

「わらの男」は未見ですが、どちらもこの時代特有の空気をもった作品なのかもしれません。
味わい深いです…。

> マルタに十字架を絡めた構図、影絵の様に遠ざかる人影などこれがカヴァレロヴィチのセンスかなと・・・

この記事にはイラストを載せてなかったので、もし再見したらそれらを見直したいです。今度こそ、描きたいシーンが見つかりそうな気がします。
2013/01/10 10:33  宵乃〔編集

イラストはチブルスキーさんで間違いなかったです☆

先日はヘンなこと書いてホントにごめんなさい!

>同室になった男女のドラマをメインにした群像劇。

この二人と女性車掌さんしか覚えていないと思っていたのですが
見ているうちに色々と思い出して

>でも、後半で犯人を追い暴行を加える乗客たちが淡々と描かれ、それはちょっと恐い。

特にこの件は、直前にスーッと全部思い出して何故か笑えてしまい、
でも後でゾーっとしました。。。

全体的にかなりお洒落な作品で、ポーランドというより
フランス映画テイストがあった感じで、音楽もとても良かったです☆

>全体的に哀愁漂う雰囲気があって良かったです。
>ラストのあっけなさは旅らしいし、女車掌がいい味だしてました。

車掌さんとスタッフらしき男性の会話もイイ感じで、
お客もアレコレ癖のあるヒトばっかりで、

巡礼者の一群とともに前の駅で降りてしまったチブルスキーさんの役の男が
なんというか・・・可哀想でした(陳腐な感想・・・)

あとは隣の夫婦の奥さんの浮気性が笑えるレベルで、
神父の人(司祭?)眠れない人、誰彼となくしゃべりたい人、
寝過ごしたカップルのあわてよう(笑)・・・

たった一晩の、日本で言えばブルートレインの人間模様、
1959年では斬新だったのかな~???

主役の二人の事は全部覚えていたので、ヘンな意味で安心して見られました。
待っていた奥さんとさっさと歩く医者の後ろ姿、
元彼の家に急ぐ彼女には未来はあるのか???
良い余韻のある、結構深い映画でしたね~☆

再見のチャンスを有難う☆
チブルスキーさんの、このイラストの場面の必死さ、可愛くて切なくて
キュン・・・でした。
2013/04/15 18:51  miri〔編集

>miriさん

あ、チブルスキーさんで合ってましたか。もう顔の見分けにぜんぜん自信がなくて(笑)
「機関車先生」の記憶もかなり自信ないです。回想シーン自体がわたしの脳内捏造映像かも…。

> 特にこの件は、直前にスーッと全部思い出して何故か笑えてしまい、
> でも後でゾーっとしました。。。

忘れていたと思っていたことも結構残っているんですよね。きっかけあればスルスル出てきて。笑えてしまったのは別の感情の記憶が混ざってしまったのかも?
わたしもなんでこんな時に笑ってしまうんだろうという時に笑えてしまう事があって、困っちゃいます。

> 全体的にかなりお洒落な作品で、ポーランドというより
> フランス映画テイストがあった感じで、音楽もとても良かったです☆

そうでしたか~。そこら辺は忘れてしまったので、再見する時はしっかりチェックします♪

> 巡礼者の一群とともに前の駅で降りてしまったチブルスキーさんの役の男が
> なんというか・・・可哀想でした(陳腐な感想・・・)

一途に追いかけてましたからね~。その姿だけ見てるとホントかわいそうになってきます。ふたりの間に何があったんでしょう?(明かされてたかな?)

> たった一晩の、日本で言えばブルートレインの人間模様、
> 1959年では斬新だったのかな~???

miriさんのコメントのおかげでなんとなくあの面子を思い出してきました。なかなか面白いキャラクターがそろってましたね。
わたしは寝台特急をメイン舞台にした作品は、これとオリエント急行殺人事件しか知らない気がします。今でも割りと珍しいかも?

> 待っていた奥さんとさっさと歩く医者の後ろ姿、
> 元彼の家に急ぐ彼女には未来はあるのか???
> 良い余韻のある、結構深い映画でしたね~☆

ラストの雰囲気はまだ印象に残ってます。旅行の終わりってどことなく寂しい気持ちになりますよね。味わい深い作品でした。

> 再見のチャンスを有難う☆
> チブルスキーさんの、このイラストの場面の必死さ、可愛くて切なくて
> キュン・・・でした。

いえいえ、こちらこそ。お話できてたくさんのシーンが蘇ってきました。
このシーンの彼は、捨てられた子犬みたいに見えてしまって(笑)
彼にこんな風に引き止められたら、大抵の女性はほだされてしまいそうです。
2013/04/16 10:51  宵乃〔編集
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