映画「ミス・ポター」観ました

製作:イギリス/アメリカ’06
原題:MISS POTTER
監督:クリス・ヌーナン
ジャンル:ドラマ/伝記/ロマンス
【あらすじ】1902年ロンドン。裕福な家庭に育った32歳の独身女性ビアトリクスは、幼い頃から身近な動物たちが友達だった。やがて、編集者ノーマンの協力によって絵本を出版。ベストセラーとなり自信をつけた彼女は、いつしかノーマンと惹かれあう。
今回、イラストを描くためにピーターラビットをまじまじ見てみたけれど、可愛いなコノヤロー!映画の中でも、紙の中でアニメーションするのがメルヘンチックでよかったです。
ビアトリクスが絵に語りかける姿は傍から見たら心配ですが、あんなふうに自分の生み出した物語のキャラクターを愛せるのっていいですよね。むかし英語の教科書で彼女の半生とかナショナル・トラスト(歴史的名所や自然的景勝地の保護を目的としたボランティア団体)について読んだことがあり、やっぱり彼女は素晴らしい女性だったんだなぁと再確認しながら観れました。
素敵だったのは、機関車の蒸気に包まれてのキスシーン。でも、その後に全力でフラグを強調していて思わず笑ってしまいました。あれはやりすぎ。
全体的な印象としては、地味だけど優しい愛すべき作品という感じ。美しい風景や可愛い動物たち、彼女の人柄をみていくうちに穏やかな気持ちになれます。
ちなみに、映画のなかででてきた湖は実際に彼女が過ごし、遺贈したダーウェント湖だそうです。
■ Comment
>可愛いなコノヤロー!
これを書かれた時の一人称は“オレさま”でしょうか?
この映画、アップされると思って待っていました☆
私はアップしませんが、鑑賞し、涙しました。
描いた動物たちが動き出すのは、本当に素晴らしかった~☆
>むかし英語の教科書で彼女の半生とかナショナル・トラスト・・・
おぉ~!それではこのお話、最初から入りやすかったのですネ?
私は全然知らなかったので、大自然を愛する心が基本的に“愛”なんだなぁ・・・とか色々と感じました。
途中で、この先どうなるのかが、何となく分かるのですが、
最後まで大自然を愛する心で引っ張ってくれて、目の離せない、涙ぽろぽろの作品でした♪
2010/06/18 15:06 miri〔
編集〕
> これを書かれた時の一人称は“オレさま”でしょうか?
いやいや、「オレ」だなんて言いませんよ~。言ったのは今までの人生で数回だけです(笑)
> この映画、アップされると思って待っていました☆
> 私はアップしませんが、鑑賞し、涙しました。
> 描いた動物たちが動き出すのは、本当に素晴らしかった~☆
お、ばれてましたか。ピーターが描きたくて、先にアップしてしまいました。
彼女の、美しい自然や”ともだち”、恋人や家族などへの愛が溢れていて、観ていて幸せな気分になる作品ですよね。miriさんの仰るとおり、教科書で読んだこともあって入りやすかったです。
でも、ピーターたちが動き出したのにはびっくり。嬉しくて自然と笑顔になってました。
最後は駆け足ぎみでしたが、心があったかくなる優しい作品だと思います。
2010/06/19 05:15 宵乃
TVでオンエアーされると知り、宵乃さんに『是非観てね』とコメントしようかと随分迷いました。
余計なお世話かも?ハートに響いたらブログでアップされるだろうからと思い直しました。
やっぱ、鐘が鳴りましたね。
ポターがナショナルトラスト運動の先駆者的存在だったのを、本で読み、ずっと気になっていた絵本作家でした。私は上映を待ち焦がれ、即映画館で観賞したんんですよ。女優さんもぴったりで、☆印を何個も付けたいぐらいに好きな映画でしたね。これも消えてしまったブログに映評を書き込んでたのに・・・。
あなたが描いたイラストも可愛いですよ。モノクロに抑えてあるのが良い!
(告白) 松たか子が好演している分、むちゃくちゃ後味の悪い映画でした。エンドロールで立つ気力もないぐらいにキツカッタ。ベストセラーだけど私好みではないー。こんな映画が受ける世の中の方が怖ろしい・・・でした。
オオハナレンゲの花を知っていますか?時々お花も載せていらっしゃるようなので興味あればどうぞ!昨日雨の中で山中に咲いていたlittle ladyをアップしていますので。
「私の中のあんた」が図書館から届き、やっと読み始めました。
録画した すべての迷える女性たちへ-も途中まで観ていますよ。続きが気になるので今日中には観るつもり!〈邪魔が入らぬように)
いらっしゃいませ。鐘がなりましたよ~、あはは。
わたしのために悩んでくださったようで、ありがとうございます。BS2でオンエアされる映画は、未見のものは必ず観ていたりします。映画中毒なので(笑)
> ポターがナショナルトラスト運動の先駆者的存在だったのを、本で読み、ずっと気になっていた絵本作家でした。私は上映を待ち焦がれ、即映画館で観賞したんんですよ。女優さんもぴったりで、☆印を何個も付けたいぐらいに好きな映画でしたね。これも消えてしまったブログに映評を書き込んでたのに・・・。
bambooさんの大好きな作品でしたか。消えてしまった記事、ほんとうに残念でしたね。わたしもbambooさんの映評を読んでみたかったです。
あと、「告白」さっそく鑑賞なさいましたか。宣伝からして後味悪そうな重~い雰囲気が漂ってました。わたしが観る時は心の準備をしっかりしたいと思います。
花の名前はほとんどわからないけれど、可愛いお花をみるのは大好きです。いつもbambooさんのブログでお花や緑の画像に癒されてま~す!
今日はあいにくの雨ですが、読書や映画鑑賞にはもってこいですね。では、よい一日を♪
2010/06/23 07:29 宵乃
宵乃さんが描いたピーターも
可愛いなコノヤロー!です。(笑)
>地味だけど優しい愛すべき作品
まさしく仰る通りだと思います。
ココロがほんわかする映画でしたね。
> 宵乃さんが描いたピーターも
> 可愛いなコノヤロー!です。(笑)
ありがとうございます(笑)
あの可愛さが伝わるか心配だったんですよ。フワフワ感をだすのに苦労しました。
> ココロがほんわかする映画でしたね。
こういう作品はときどき無性に観たくなります。
ほんわかしたい時に、また観たいですね。
2010/07/25 09:02 宵乃
一昨日に再見しました。再見しない私にとって本当に稀有なことです。
5年前に書いた自分のコメントをすっかり失念し、似ている人がいるものだと読み進めると私じゃありませんか!
亡くなった婚約者ノーマンの姉・ミリーに心惹かれたのを思い出しました。
ミリーはエミリー・ワトソンが演じていたのね。いずれは義姉となるはずだったミリーとの3人との関係性が素敵でした。母親も「こんな素晴らしい絵を描く女性にぜひ会いたい」と息子・ノーマンに頼んで招待します。
一方、ビアトリクスの母親は娘が絵本作家であることも良しとせず、ノーマンを「身分が違いすぎる」「商売人はほこりを持ち込む」などと結婚相手に相応しくないとして旧泰然とした考えの持ち主。初見した折り図書館で母娘間を調べ、2人の間にかなりな確執があったと分かり、びっくりしました。
今回は細雪を観た直後でもあり、時代背景を追ってみました。
ポターが活躍した時代は1902年で、細雪は第2次世界大戦(1937~1941年)前夜のあたり。
ポターの方が約35年ぐらいも旧いのに、良家の娘たちの異なった生き方に唖然とします。日本では結婚するために見合いの席が何度も設けられるストーリー、片や英国ではナショナルトラスト運動まで発展する絵本作家のストーリーでしょ。
まあ同時代にもさまざまな生き方をする女たちがいたのはさて置きあれこれ思いを巡らせる良い機会でした。
2015/11/27 14:48 bamboo〔
編集〕
> 5年前に書いた自分のコメントをすっかり失念し、似ている人がいるものだと読み進めると私じゃありませんか!
実はそれ、私もやったことあります!
しかも、それを読み返して「当時はそんなことにも気付いたんだ!?」となった時は凹みました…(苦笑)
> ミリーはエミリー・ワトソンが演じていたのね。いずれは義姉となるはずだったミリーとの3人との関係性が素敵でした。
詳しくは思い出せませんが、血の繋がった家族よりも他人の方が分かり合えることってありますよね。
ポターも彼女と出会ってなければ、自分を貫けなかったかも。
> ポターの方が約35年ぐらいも旧いのに、良家の娘たちの異なった生き方に唖然とします。日本では結婚するために見合いの席が何度も設けられるストーリー、片や英国ではナショナルトラスト運動まで発展する絵本作家のストーリーでしょ。
ホント驚きの差でした。その2作品を比較するというのも意外性があって面白いです。
ポターと同じ時代に、日本にそんな先進的な女性はいたのかな~?
海外旅行はできそうにないけど、もしするとしたらコッツウォルズが良いですね。
ピーターに会えそうです♪