「新・三銃士」が最終回でした・・・
第40話「銃士隊長ダルタニアン」
ミレディーの処刑の日が近づいた。執行は国王の計らいでロンドンからパリへ移され、噴水広場で行われることになった。平穏を取り戻しつつあるパリの街。国王は戦争のない世の中を誓い、ボナシューとコンスタンス、ダルタニアンと三銃士も、元の生活に戻っていた。そんななか迎えた、処刑執行の日。勇気と友情を、そして、それぞれに人生の再スタートをかけたミレディー救出作戦が始まった。(NHK番組表より)
いやぁ、第39話で次回予告を聞いたときはビビリました。まさか最終回とはね…。
はっきり言って、これからどう盛り上げるのかを楽しみに耐えてきたところがあるので、この最終回には拍子抜けでした。だって、主人公の成長がなんか納得いかないんだよ!
だいたい、この40話の間に、一体どれだけの時間が経ったことになってるんでしょうね?
口が上手くなったり悪知恵が働くようになったのはいいんですよ、ダルタニアンらしいし。でも、修行シーンも実戦経験もほとんどないのに、ロシュフォールに勝っちゃうって!?
しかも銃士隊長って!?
ロシュフォールは実の息子に手加減しただけかもしれないですけど、銃士隊長が務まるのかはなはだ疑問です。今までほんの数人でしか行動した事のない人間が、これから増えるだろう銃士隊を纏め上げられるのか?
そして、前回ダルタニアンの実の父親だと判明したロシュフォール。「枢機卿、万歳」が自分を騙す魔法の言葉なのかなぁと前から思っていたのですが、結局、あえてリシュリューの下についていた理由はわからずじまい…。何がしたかったんだロシュフォール!
救出劇についてはいつものノリでよかったです。(私の中では主人公の)プランシェと、憎めないオッちゃんボナシューが頑張ってました。ミレディは颯爽と旅立っていったけれど、彼女らしくていいんじゃないでしょうか。あと、マンステールの顔見せにはビックリ。今回のためだけに中身作ってたとは!!
枢機卿をやりこむところとかはダルらしくていいんですけど、あの書面にはミレディの名前は書かれてないんですよね。どうやって馬屋番にまで貶めたんだ…?
ボナシューは相変わらずコンスタンスの前ではでれでれ(でもうそ臭い)。プレゼントに例のダイヤモンドのネックレスをプレゼントしてしまいました。あ~あ、またフラグ立てちゃって…。
アンヌ王妃も相変わらず…このまま復活したバッキンと国を傾けてゆくのかな。
そして、身ごもったケティとラブラブのプランシェ。どなたの子だか知らないけれど、ダルよりよっぽど大人なプランシェが父親になってくれるなら幸せになれるでしょう。
わたし的には残念な最終回でしたが、「王妃の首飾り編」辺りまでは本当に楽しめたと思います。
いつか原作でも読んでみようかな?
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■ Comment
三谷幸喜は好きな脚本家です。時々ハズレもあるのですが・・・全ストーリーを観たいので、10月からの再放送を見逃さないようにしなくっちゃ~と思っています。
今日は一日で千円デー。出かけた用事ついでに『フローズン・リバ』ーを観れるかしら?商業ペースに乗れないけれど秀作を上映してくれるセントラル劇場は風前の灯でがんばっています。応援しなくっちゃね。
bambooさんは三谷幸喜さんがお好きでしたか。
わたしも「古畑任三郎」や「THE 有頂天ホテル」 はお気に入りです。
「新・三銃士」は記事で文句垂れてしまいまいしたが、わたし個人の感想なので気にせず再放送を楽しんで下さいね~。
> 今日は一日で千円デー。出かけた用事ついでに『フローズン・リバー』を観れるかしら?商業ペースに乗れないけれど秀作を上映してくれるセントラル劇場は風前の灯でがんばっています。応援しなくっちゃね。
新作には疎くて調べてしまいました(笑)
『フローズン・リバー』よさそうな作品ですね。さすがbambooさん!
素敵な映画を観て、よい一日をお過ごしください。
2010/06/01 10:44 宵乃
宵乃さん こんばんは。
>だって、主人公の成長がなんか納得いかないんだよ!
もう、激しく同意してしまいます。
「なんだよ、それって」感じで
>修行シーンも実戦経験もほとんどないのに、ロシュフォールに勝っちゃうって!?
やっぱり、説得力が欲しいですよね。
成長した証しというか
努力した部分がないと
倒した意味が見出せないという
不思議な感覚をあじわった作品となりました。
期待していただけに
少々肩透かしでした。
ポチです。
あぁ~、きみやすさんも同じ気持ちでしたか!
なんだか皆がダルタニアンに甘くて、しかも口をそろえて”大したヤツだ”みたいに言うのがきもちわるかったです。
> やっぱり、説得力が欲しいですよね。
そうそう、そうなんですよ。「突くべし突くべし払うべし!」だけで強くなれる訳ないですし。
> 成長した証しというか
> 努力した部分がないと
> 倒した意味が見出せないという
> 不思議な感覚をあじわった作品となりました。
成長物語として基本的でもっとも重要な部分をはぶいてしまった感じです。もう少し時間をかけて描いて欲しかったですよね。
それに、ラストは「ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために!」と剣を掲げて欲しかったなぁ・・・。
2010/06/04 10:42 宵乃
この人形劇の「後半」は自分の中では「なかったこと」にしています。
だからこの人形劇はダルタニヤンたちが首飾りを持ち帰ったところで終わっているのです。
そういうことにしとこうよ(^^;)とほほ。
2016/02/11 22:10 ポール・ブリッツ〔
編集〕
いらっしゃいませ、懐かしい記事にコメントありがとうございます♪
この作品はね~、ホント後半がガッカリの連続で…。これで三谷幸喜が嫌いになったくらいです。
今も家族が「真田丸」を観るたびに、この作品のことを思い出してます。
> だからこの人形劇はダルタニヤンたちが首飾りを持ち帰ったところで終わっているのです。
> そういうことにしとこうよ(^^;)とほほ。
あはは、その方が前向きでいいですね。前半は文句なしに面白かったですもんね~。
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