忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

動物映画をたくさん観たよ

南極の春
ゴールデンウィークを狙ってかドキュメンタリー、動物映画をたくさんオンエアしていたので、まとめて感想です。
まずはイラストに描いた…

『南極の春:RUSH HOUR IN ANTARCTICA』

2005年フランス、リュック・ジャケ監督(TV用ドキュメンタリー)
繁殖期を迎えたアデリーペンギンやウェッデルアザラシ、ユキドリ、ナンキョクオオトウゾクカモメなどの子育ての様子を追った作品。「皇帝ペンギン」の監督だけあって面白かった。ひとつの場所でいろいろな生き物が子孫を残そうと頑張ってます。皇帝ペンギンと違い、アデリーペンギンは協力し合ったりはしないんだね。

『皇帝ペンギン~撮影日誌~:DES MANCHOTS ET DES HOMMES』

2004年フランス、リュック・ジャケ、ジェローム・メゾン監督
「皇帝ペンギン」とあわせて観るべきメイキング映像。ペンギンと同じく命張ってます。あと、メイキングだけじゃなく、ちゃんとペンギンの様子も見られた。撮影スタッフに興味を抱くペンギンが可愛い。

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『ディープ・ブルー:DEEP BLUE』

2003年イギリス/ドイツ、アラステア・フォザーギル、アンディ・バイヤット
海洋ドキュメンタリー。映像は美しいけれど、欲張りすぎてそれぞれの生態まで見せてくれない。これを観るくらいなら、編集する前のTVシリーズ「ブルー・プラネット」(全8巻)を観た方がいいと思う。ただ、シャチが獲物を放り投げるシーンだけは良かった。シャチの恐怖映画が観たい。

『子猫物語』

1986年日本、畑正憲監督
動物虐待映画。最初は可愛いと思って観ていたけれど、しだいにチャトランやプー助が危険な目に遭うようになって観てるのが辛かった。茶虎の子猫を何匹も使い捨てにしていたという噂もあるくらいで、崖から海へ落ちるシーンは本当に死んでもおかしくない状況。他の動物映画も実は…?と思うと怖くなった。

『ペリ:THE STORY OF PERRI』

1957年アメリカ、N・ポール・ケンワージー・Jr、ラルフ・ライト監督、フェリックス・ザルテン原作
ディズニー製作の子リス・ペリの物語。ほぼドキュメンタリーだけど、原作があるとのこと。撮影スタッフが作り出した状況の中に動物たちを放し、望む結果になるまで繰り返したということか?
ペリの父親が食べられちゃったんだけど…。

『砂漠は生きている:THE LIVING DESERT』

1953年アメリカ、ジェームズ・アルガー監督
またもやディズニー製作。「死の谷」と呼ばれる砂漠にすむ生き物の生態を撮った作品。あんな砂漠にも意外と生き物が生息しているのだと驚いた。豪雨の後に現れる花たちも感動的。よくできていると思うけど、これも作為的なものを感じる。レミングの集団自殺を有名にしたドキュメンタリー「白い荒野」もディズニーによるヤラセだという噂。

『灰色グマの一生:KING OF THE GRIZZLIES』

1969年アメリカ/ロン・ケリー/アーネスト・トムソン・シートン
やっぱりディズニー製作。灰色グマと原住民の青年との友情的なものがドキュメンタリータッチで描かれます。ファミリー向けとしてはなかなかなんだけども、熊がね…。以前、熊がメスに自分の子供を産ませるために子グマを殺すという話しを聞いてから、熊は苦手です。

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■ Comment

こんにちは。

ドキュメンタリーはさっぱり観ないのですが、昔「砂漠は生きている」は観ました。ディズニーっぽくうまくまとめられていたと思いますが、ディズニーでもヤラセっぽい噂があるんですねぇ。
まぁ、動物はなかなか意図した通りには動いてくれませんからね。(^^; でも、その一瞬を捉えてこそ光るんでしょうけど。

相互リンクの申し込み、ありがとうございました。
さっそくリンクをさせていただきました。
今後ともよろしくお願いいたします。
2010/05/09 11:44  白くじら編集

>白くじらさん

いらっしゃいませ。
わたしもドキュメンタリーを好んでみる方ではないんですが、今回はどっぷり観てしまいました。これだけ観ると、やっぱり昔の作品はヤラセっぽいことに気付きますね。
サソリのダンスでは、ダンスに見えるように巻き戻したりもしてましたし。

> まぁ、動物はなかなか意図した通りには動いてくれませんからね。(^^; でも、その一瞬を捉えてこそ光るんでしょうけど。

そうですよね。「皇帝ペンギン」の撮影風景をみると、その瞬間をとるためにどれだけ苦労しているかがわかって、改めてあの作品が素晴らしいものだと思いました。やっぱり、動物や自然の素晴らしさを伝えたいなら、それらに敬意を払って撮影するべきですよね。動物映画でも、最近は危険なシーンをCGで表現するようになって良かった~♪

それと、相互リンクありがとうございました。こちらこそ、よろしくお願いします。
2010/05/09 12:06  宵乃

やっと見ました☆

こちらにもお邪魔します。
(南極の春・子猫物語・不都合な真実、は、録画も鑑賞もしていませんので、他の作品のみです)

皇帝ペンギン、は、昨年見た中で一番映像の美しい作品と思い、大好きなのですが、今回その撮影風景を知り、あの美しい映像を撮るのに、ものすごくご苦労された事を知り、ますます感激しました。

他のディズニーの3作品は、それぞれ沢山の映像を録画した中で、上手に編集し、アメリカ人の子供向けに歌も入れ、音楽も入れ、アニメも入れ、分かりやすく、教訓めいた感じもあり・・・
今現在の技術から見ると当たり前のような映像でも、当時はすごく最先端だったと思います。

砂漠は生きている、はラストのサボテンの花の連続開花シーンが素晴らしかったです。
ぺリ、はぺリの子供が生まれるのを見たかったと思いました。
灰色ぐまの一生、は、俳優が出ている関係上、一頭の熊を追っていない事が分かり、ガッカリもしました。でも何となく最後は力強く・爽やかでした。茶色ですよね~???

3作品共に、英語を耳で聞いて分かる子供たちには、まぁまぁ良い作品群だったと思います。
2010/05/13 11:13  miri〔編集

ディープ・ブルー

忘れていました☆ これだけかなり早く見ていまして・・・

どうしても許せない想いがするのは、最後の最後に
「シロナガスクジラが30万頭いたのに、今は1パーセントしかいない、海の生き物を大事にしよう」
とか何とか言う、最後の言葉・・・
日本人に対する皮肉か?としか思えなくて・・・。
BBCの作品、テレビ映画ですよね???

でも、その前までは、文句なしに全部良かったです。
浅瀬から深海まで、極地から極地までだから、深く掘り下げていない事は否めないけど、それでもひとつ一つのエピソードは素晴らしかったと思いました。

特に誰もがそう思うでしょうけど、あの「珊瑚礁」本当に色彩の美だし、生命の美、
神様が作られたとしか思えなかったです、全てが!!!

3つも投稿してゴメンなさい・・・。
2010/05/13 11:17  miri〔編集

>miriさん

コメントありがとうございます♪
「皇帝ペンギン」は本当に素晴らしい作品ですよね。わたしもあの撮影に対する情熱をみて感激しました。
ディズニー作品はやっぱり楽しい雰囲気で観やすいですが、ちょうど「子猫物語」を観た後だったので、裏では虐待が・・・!?と疑ってしまいました。

> 灰色ぐまの一生、は、俳優が出ている関係上、一頭の熊を追っていない事が分かり、ガッカリもしました。でも何となく最後は力強く・爽やかでした。茶色ですよね~???

半ドキュメンタリーみたいな感じでしたね。ディズニーの十八番でしょうか?
ラストはほんと爽やかでよかったです。どこが灰色グマなんでしょうね~(笑)

> 日本人に対する皮肉か?としか思えなくて・・・。
BBCの作品、テレビ映画ですよね???

「ディープ・ブルー」は劇場公開してますよ。たぶん、TVシリーズから編集した時に最後の言葉を加えたんじゃないでしょうか。捕鯨問題を取り上げるなら、それだけで一作品つくるくらいの意気込みで、ちゃんと公正な観点で取り上げて欲しいですよね。
TVシリーズはもっと純粋なドキュメンタリーだったんじゃないかな~?
映画より何倍も詳しく解説しているでしょうし、一度観てみたいものです。
2010/05/13 14:01  宵乃
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