忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「ケイン号の叛乱」観ました

ケイン号の叛乱
このブログにはイケメンが足りないと思った!
だが、気付くとおじ様を描いていた…。
製作:アメリカ’54
原題:THE CAINE MUTINY
監督:エドワード・ドミトリク
原作:ハーマン・ウォーク
ジャンル:★ドラマ/戦争

【あらすじ】第二次大戦中。若き海軍少尉候補生の乗る駆逐艦ケイン号では、新任艦長クィーグへの不満が高まっていた。そんな時、嵐でケイン号は艦隊からはぐれ、艦長が精神錯乱に陥ってしまう。緊急事態に副長らは艦長を解任させるが…。

主人公がマザコンのお坊ちゃんで恋人とどうたらこうたらと途中で入るのだけど、観終わってみるとそんな事はすっかり頭から抜けてました。クィーグ艦長がしだいに病的な性格を見せる過程や、その艦長からついに指揮権を奪うシーン、そして軍法会議で弁護士が冷静に彼を追い詰めていくところばかりが印象に残ってます。個人的にはちょっとだらしない前艦長が好きですが。(聞いてない?)
特に、誰もが言っている通りハンフリー・ボガートの演技は素晴らしいですね。一見、厳しい上官という感じだったのが、細かい事への異常な執着をみせ(イチゴ事件はある意味恐怖)、部下はみんな反抗的だと被害妄想を抱き、極めつけは非常時に臆病風に吹かれ…。こんなんが上官だったら恐ろしい!と思わずにはいられないダメ艦長を演じていました。
ただ、軍法会議を終えてから弁護士が酔っ払ってたのがよくわかりません。皆が艦長を追い詰めたとか言ってけど、先に皆を失望させたのは艦長だったような? イチゴ事件の前から反抗的だったのかどうか、よく思い出せません…。

関連記事
「ワーロック(59年)」観ました

■ Comment

はじめまして!!(^。^)
色んな映画を見られてるんですね!!
イラストは宵乃さんが書かれているんでしょうか?

この記事とは違う内容になりますが、
僕もMr.インクレディブルが大好きです!!
一番好きなキャラはイラスティガールで(笑)

また遊びに来ます!!(^_^)
2010/05/03 20:15  take 51編集

>take 51さん

はじめまして、コメントありがとうございます!

> 色んな映画を見られてるんですね!!
> イラストは宵乃さんが書かれているんでしょうか?

テレビでだらだらと映画を観るのがすきなので、数だけは日々増えていってます(笑)
文章を書くのは苦手なので、イラストも描いてみたり。まだまだ修行中ですが・・・。

> この記事とは違う内容になりますが、
> 僕もMr.インクレディブルが大好きです!!
> 一番好きなキャラはイラスティガールで(笑)

伸縮自在のママさんですね~。家事も子育てもヒーロー家業もこなす理想のママさんだと思います。わたし的にはエドナも好きです。
2010/05/04 11:03  宵乃

こんばんわ、
これ、大昔に観て、また観たい映画のトップリストなんですが、、、もしかしてテレビでやってました??(だとしたらすごいショック...)

"イチゴ事件"、、、と書かれているのですが、これ、乗組員の身体検査するエピソードですよね。私、"イチゴ"じゃなくて"レモネードの粉末"だとず~っと思い込んでいたのですが、、、う~ん、やっぱり観たい!

なんだかわけのわからないコメントですみません。。。
2010/05/13 00:33  mardigras

>mardigrasさん

いらっしゃいませ。
えっと、残念ながら4月27日にBS2で放送してました・・・。もしかしたらまた再放送があるかもしれませんし、気を落とさないでくださいね~。

> "イチゴ事件"、、、と書かれているのですが、これ、乗組員の身体検査するエピソードですよね。私、"イチゴ"じゃなくて"レモネードの粉末"だとず~っと思い込んでいたのですが、、、う~ん、やっぱり観たい!

たぶん、粉末だとおもっていたのは砂だと思いますよ。イチゴのかわりに砂で検証するシーンがありました。
もし再放送されるようだったら、お知らせしますね~。
2010/05/13 07:16  宵乃

こんばんは☆

やっと見られました☆
(少し前にムービープラスでオンエアして録画したのです)

思いがけずに、難しい映画でしたね。

>たぶん、粉末だとおもっていたのは砂だと思いますよ

これはお砂糖でした~♪
(横からすみません)
あと黄色い染料事件というのがありました。

>軍法会議を終えてから弁護士が酔っ払ってたのがよくわかりません。

これは私もいまひとつ分からなくて、もう一度見なおしたのですが、順々に解いてゆくと、結局、リー・マーヴィン演ずる作家(志望)の人間が巧妙に皆の心を、そっちへ持っていて、筋書き通りに皆を動かした(弁護士も含めて)という事だったようです。弁護士は、それに気付いて、友達だと思っていたのに、無実と思っていたのに、と、酔っぱらうしかなかったという事だと思います。

もちろんボギーが主演なんですけど、こうして見てゆくと、艦長は主役ではない、という感じなんでしょうね・・・とにかく難しい映画でした☆
2011/03/13 21:50  miri〔編集

>miriさん

> これはお砂糖でした~♪
> (横からすみません)
> あと黄色い染料事件というのがありました。

お~、お砂糖でしたか。船に砂というのも変ですしね。教えてくれてありがとうございます。

> リー・マーヴィン演ずる作家(志望)の人間が巧妙に皆の心を、そっちへ持っていて、筋書き通りに皆を動かした(弁護士も含めて)という事だったようです。弁護士は、それに気付いて、友達だと思っていたのに、無実と思っていたのに、と、酔っぱらうしかなかったという事だと思います。

こちらもわかりやすい解説ありがとうございます!
そういうことだったんですね~、わたしも機会があったら再見したいと思います。

> もちろんボギーが主演なんですけど、こうして見てゆくと、艦長は主役ではない、という感じなんでしょうね・・・とにかく難しい映画でした☆

そうなると主役は船の乗組員全員ってことでしょうか?・・・集団心理を描きたかったのかな?
案外難しいですね~。
2011/03/14 08:22  宵乃
名前
タイトル
URL
本文
非公開コメント

■ Trackback

.