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TV映画「刑事コロンボ/死者の身代金」観た

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刑事コロンボ/死者の身代金
製作:アメリカ’71
原題:RANSOM FOR A DEAD MAN
監督:リチャード・アーヴィング
ジャンル:★ミステリー

離婚を決意した夫を殺害し、さらに夫が誘拐されたように見せかけ全財産を手に入れた女弁護士レスリー。だが、前妻の娘マーガレットは彼女の計画に気付くのだった。それを悟ったコロンボは、彼女の協力のもと罠を仕掛ける。

冒頭、死体遺棄後に車で帰るシーンで、ヘッドライトの光と犯人の顔の映像を重ねて、彼女の目がキュピーンッ!と光る演出に吹きました。一瞬、そのシーンを描こうかと思ったし(笑)
パイロット版ということで演出も凝ってるし、飛行機で飛んだり金もかけてるんですが、ハッキリ言って映像演出は最悪です。雰囲気ぶち壊しでした。
でも、コロンボさんのキャラはこの作品で完全に固まったようで、ぼさぼさ頭によれよれコート姿で”ペンを失くした”とか”家のかみさんならこうだ”とか、いつも通り安心して観れます。
冷酷な女弁護士である犯人も強敵で、なかなかに見ごたえがありました。高所恐怖症のコロンボに飛行機の操縦かんを握らせたりと、シリーズで一番コロンボを苛めた犯人かも(笑)

鋭い観察眼を発揮させ、犯人の性格を突いた罠がお見事。決定的証拠を突きつけるラストにスカッとしました。
演出が変なのをのぞけば、かなりの良作だったと思います。

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