映画「ぐうたらバンザイ!」観ました

製作:フランス’69
原題:ALEXANDRE LE BIENHEUREUX
監督:イヴ・ロベール
ジャンル:★コメディ
【あらすじ】人使いの荒い妻にこき使われる毎日を送るアレクサンドル。怪力の持ち主でチューバと動物が大好きな彼は、知り合いから仔犬を貰った。そんなある日、事故で妻が死亡。解放された歓びに、まずは惰眠をむさぼる彼だったが…。
妻が亡くなってから一度も悲む姿を見せない点が引っかかりますが、コメディだと割り切れるひとなら最初っから最後まで笑える愉快な作品でした。
まず、犬好きの方におススメ!何気に犬が主役です。
10年分の疲れを取るためにベッドから離れなくなったアレクサンドルのため、かごをくわえて買い物に出かける姿が可愛い…!
彼を起こしたい町の人が食料を売るのを拒否しても、健気に果物や芋やたまごを探し集めます。
他にも、アレクサンドルに恋人ができた時の寂しそうな様子とか、チューバを演奏してもらって喜ぶ様子とか、ご主人が大好きで大好きでたまらないっという感じが全面に出てました。
また、そろそろ休暇を取ろうかと考えている人にもおススメだと思います。彼がサボったり遊んだりしている姿は本当に楽しそうで、思わず遊びの計画を立てたくなってしまうんですよね。
バードウォッチングやビリヤード、地面に寝転がり流れる雲を眺めたり、ニンジンの花を見ながら一服。そして、愛すべき”わん公”と魚釣りを楽しむ様子に、怠け心が疼きます。
”ただひたすら働く”なんて確かに人間らしくないですよね。
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■ Comment
フィリップ・ノワレ
大好きな俳優さんです、僕の個人的感想なのですが典型的フランス人のオヤジ顔。(笑)
宵乃さんの世代だと「ニュー・シネマ・パラダイス」のイメージでしょうか。
僕が彼を最初に観たのは映画館で映画を見始めた頃で「甘い告白」というB級作品でした。
(フェリー二の「甘い生活」ではありません)
この時のノワレは仏警察の冷酷、非情、陰湿極まりない刑事で、自白させる為なら、どんな汚い手でも平気でする、という、途轍もなく厭な奴でした。
お陰で一遍で顔、覚えた。(笑)
その次に会ったのが、この「ぐうたらバンザイ!」
正直に言えば、内容は余り覚えてなくフランスの片田舎、わらの上で昼寝してるグウタラ男、そんなイメージが少し残ってるだけ。
でも、ノワレさんの余りの豹変ぶりには驚いて、好感度一気にUP。(笑)
あの時、もっと肩肘張らずリラックスして観れば良かったのかもしれません。
そうすれば、もう少し語れたのですが、ちょっと残念です。
まあ、その次に会ったのが「最後の晩餐」という、これまたグロ極まった作品で、ホントに色んな役をやる人だと感心しました。
(何の意味もないショウモナイ作品なんですがM・ピッコリ、M・マストロヤンニとか大物が喜んで出ています)
※タイトルは当時大ヒットを連発していた作家・遠藤周作さんの「ぐうたら」シリーズから連想したものと思われます。
いらっしゃいませ!
大好きな俳優さんなんですね。わたしは残念ながら、まだ顔と名前が一致してませんが、典型的フランス人のオヤジ顔っていうのはわかる気がします。アルフレードとか本当に町(村?)の映画館に居そうな感じですもん!
> この時のノワレは仏警察の冷酷、非情、陰湿極まりない刑事で、自白させる為なら、どんな汚い手でも平気でする、という、途轍もなく厭な奴でした。
> お陰で一遍で顔、覚えた。(笑)
あはは、それはインパクトのある出会いでしたね。しかも、その次の出会いがこの作品とは(笑)
わたしもそんな出会い方をしていたら、ギャップにイチコロだったでしょう。
> あの時、もっと肩肘張らずリラックスして観れば良かったのかもしれません。
> そうすれば、もう少し語れたのですが、ちょっと残念です。
冷酷非道な刑事と「最後の晩餐」(あらすじ読んできました。絶句!)のような作品の間に挟まれては、この作品の印象が薄くなっても仕方ないですよ(笑)
また、BS11でオンエアがあればいいですね。
> ※タイトルは当時大ヒットを連発していた作家・遠藤周作さんの「ぐうたら」シリーズから連想したものと思われます。
そうだったんですか。そのシリーズは知りませんが、邦画のそういうタイトルのつけ方はホント昔から変わらないなぁ!
>日曜に「潜水服は蝶の夢をみる」を観る積りでしたが~、今度の日曜日まで延期です。
これは素晴らしい作品ですよ~!
ぜひ、お酒控えめでご観賞下さい♪
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