忘却エンドロール

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映画「気まぐれな狂気」観た

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気まぐれな狂気
製作:アメリカ’97
原題:TRUTH OR CONSEQUENCES, N.M.
監督:キーファー・サザーランド
ジャンル:犯罪アクション

【あらすじ】出所したレイモンドは、恋人アディのため真っ当な生活を送ろうと決意した。だが、前科者に世間は冷たく、嫌気がさした彼は刑務所仲間カーティス、マーカスらと麻薬強奪計画を立てる。しかし、暴走したカーティスが警官を殺してしまい…。

全体的にB級な雰囲気が漂っているんだけども、賑やかで飽きずに観られました。なにより邦題が好き。
まず、暴走したカーティスのイカレっぷりが見事です。もう、組む前からこうなることは予想できたでしょ、っていうくらい”簡単に銃をぶっ放す男”で、最初っからバンバン人が死にます。こういうのは苦手なんだけど、これだけ飛ばしてくれると麻痺してきますね。
人質に取られた夫婦の”おとなしそうな夫”ゴードンも、そんな彼と接しているうちに同調し始めます。これもストックホルム症候群(人質が危険回避のため犯人に友好的になる心理反応だっけ?)みたいなものなんでしょうけど、よりによってコイツとは…。奥さんも大変です。
そして、メンバーのなかの良心的存在マーカス。カーティスの暴走にハラハラし、ゴードンが道を踏み外しそうでハラハラし、秘密がばれそうでハラハラし…。わりと主人公的な位置にいて、地味に活躍していました。

ラストの展開も、チープながらしっかりと盛り上げてくれます。予想通りなのに思わずうるっときてしまいました。でも、主人公とマーカスの友情がしっかり描かれていれば、さらに盛り上がったと思うので、そこはちょっと残念。
アクション苦手な私でも、なかなか楽しめる作品でした。

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