「機動戦士ガンダムUC episode1:ユニコーンの日」観ました
製作:日本’2010
監督:古橋一浩
原作:矢立肇、富野由悠季、福井晴敏
ジャンル:★SF/戦争
【あらすじ】U.C.0096。戦争が終結し、束の間の平穏の中にあった地球圏。工業専門学校の生徒で父を知らずに育ったバナージは、新たな戦争の火種『ラプラスの箱』の解放をやめさせようとする謎の少女オードリーと出会う。
ちゃんとしたガンダムファンのひと (わたしはカイさんやランバ・ラル、プル、ファが好きなミーハー)が見せてくれたのでなんとなく観賞。
久しぶりにガンダムで胸が熱くなりました!
まず、単純に絵に感動です。
線が細くて均一なので、やや物足りなさもありますが、姫があの頃の姫のイメージのままなんですよ。たぶん6~7年分は経っていて成長もしているのに、想像以上に彼女のままでした。
どうやら『ローマの休日』がお好きなようで、主人公に対しオードリーと名乗ります。映画好きとしてはちょっと嬉しいのだけど、”別れ”を暗示しているようで切なくもありました。
そして、姫の護衛らしきマリーダさんも、眼を見ただけでその正体に気づいた人がいるんじゃないでしょうか?(わたしはネタバレされましたが)これまでに辛い思いをしてきたんじゃないかと窺わせる暗い瞳に、想像しただけで思わず涙ぐんでしまいました。
できれば彼女には姉妹の分も幸せになってほしいけれど、ガンダムってこういうタイプの女性を死によって解放?みたいな展開が多いからなぁ…。もう、恋の予感でもあろうものなら、死亡フラグが立ちそうで怖いです。
全体的に割と淡々と描かれており、人の良さそうな教師が皆を助けてさらっと死んでしまうし、子供たちが恐怖に怯える様子を大げさに描くこともなくて、終盤の”ユニコーンガンダムとの出会い”までは盛り上がりを抑えている感じでした。
サービス精神が表れていたのは、始めに描かれるMSクシャトリヤ(マリーダの機体)の戦闘シーン。これ見よがしに動かして、カッコよく決めてくれます。他には、姫がホットドックをぱくりとやって思わず頬を染めるとことか、主人公が不安になったときなどにハロをぎゅっとするところ。描いている側も楽しんでいるのが伝わってきます。
終盤の主人公の叫びには”アムロ”や”カミーユ”を彷彿とさせるものがあり、ミーハーファンなりに思わず胸が熱くなりました。もう、続きが気になって仕方ありません。
次は秋の予定らしいけど…う~ん、早く観たいっ!!