忘却エンドロール

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映画「アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生」観た

 | ドキュメンタリー  com(18) 

アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生
製作:アメリカ’07
原題:ANNIE LEIBOVITZ: LIFE THROUGH A LENS
監督:バーバラ・リーボビッツ
ジャンル:ドキュメンタリー/アート

【あらすじ】1970年にローリング・ストーン誌の写真を撮り、それから数々のセンセーショナルな作品を世に送り出してきた女流写真家アニー・リーボヴィッツ。彼女の作品を交えながら、その人生にせまる。

まず断っておくと、私は写真にあまり興味がありません。そして、スターにもその日常にも興味がありません。それどころか、有名人の顔もぜんぜん覚えてないです。
そんな無い事尽くしの状態で不安を抱えての観賞だったんですが…案の定、次々と映される彼女の作品をみても、いいのか悪いのかさっぱり分かりませんでした。たぶん、彼女が撮った写真と他の人が撮った同じ人物の写真を並べられても、わたしには区別がつかないと思います。
また、映画「マリー・アントワネット」の中世の写真や、豪華なセットを組んで撮影した絵画のような写真は綺麗だったです。こんな表現方法があるのかと驚きましたし、彼女の情熱には圧倒されます。でも、それ以上のものを感じることはなかったんですよね。
「オズの魔法使い」の写真に至っては、ちょうど39年の映画を再見したばかりで『イメージが崩れるからやめて!』と叫びそうになる始末。アートっぽい変な格好、ポーズの写真も理解できませんでした。
それで「わたしにはこの作品を理解できる感性はないのかも」と諦めかけていたとき、彼女の家族や身近な人たちの何気ない写真をみて、やっと「おぉ?」と思ったわけです。
かなり終盤だったので、何枚もみて慣れてきたのかと思い巻き戻してみたんですが、確かに”ふとした瞬間の何気ない日常”を撮った写真には、何か心惹かれるものがあります。この短時間で少し感性が磨かれたんでしょうか?
”つくられた空間”という感じの写真にはやっぱり興味が湧かなかったけれど、優しい目線で撮った何気ない写真が好きなんだと気付くことができました。

もっとこんな写真を見たい、自分もこんな写真を撮ってみたい。そして何より、自分がしたい事を思いっきりやってみたいと思える作品です。

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  • 映画「アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生」観た
    2010/01/24

■ Comment

こんにちは☆

>もっとこんな写真を見たい、自分もこんな写真を撮ってみたい。
>そして何より、自分がしたい事を思いっきりやってみたいと思える作品です。

本当にそうです~!
カメラを持って外に出たくなりました~!
そして写真ではなくても、自分なりの「したい事」たくさんしたいですね!

髪ボサボサのアニーが一番キレイだと思いました☆
2010/01/24 (Sun) 16:27  miri〔編集〕  

>miriさん

> カメラを持って外に出たくなりました~!
> そして写真ではなくても、自分なりの「したい事」たくさんしたいですね!

ですよね!なんか、彼女の溢れんばかりの情熱を分けてもらえた気がしました。

> 髪ボサボサのアニーが一番キレイだと思いました☆

色々な表情を持った人だなぁと驚きました。仕事中の彼女は活き活きしてます。
やっぱり、自分のやりたいことをやっている人は魅力的ですよね。
2010/01/24 (Sun) 17:13  宵乃  

すみません

さっき、ちょっと急いでいて、コメント送信してしまって、書き忘れがいくつか・・・

☆イラストのアニー、イイですよ~!特に目の感じがよく出ていて!
☆バックの写真達も、手抜きせずに書かれていて、ため息でました。
☆たそがれピエロさんの事をお伝えしようと思ったのですが、もう直接行かれたようで・・・遅くなってゴメンね!

皆さんのレビューを読んでいたら、燃えてきたので、今夜0時0分に感想文を、予約投稿します。きっと朝読んで下さるわね~!宜しくね!
2010/01/24 (Sun) 19:24  miri〔編集〕  

こんばんは!

宵乃さん、
今作を観てくださってありがとうございます!

>もっとこんな写真を見たい、
>自分もこんな写真を撮ってみたい。
>そして何より、自分がしたい事を
>思いっきりやってみたいと思える
私も、
アニーの半生を追うドキュメンタリーだった割に、
やっぱりそこに触発されました!
(何か実際に事を起こしたわけではありませんが…)

>”ふとした瞬間の何気ない日常”。
私もそれに心を撃たれます。
アニーの写真は「商業用」のものが多いので、
結構作ってる感がありますよね。
私はそれも含めて、
著名人たちのバッチリで、
でも自然な感じの瞬間にときめいてしまいましたが。

もともと写真に興味があった私なので、
若干贔屓目になってしまってるのかもしれません…。
宵乃さんの感想も聞けて良かったです!
やっぱりこの企画は面白いですね!
2010/01/25 (Mon) 00:19  なるは  

こんばんは~。

私と反対で写真にあまり興味がないということで興味深く拝見させてもらいました。

私も写真の良し悪しがわかるわけではないですが、やっぱり写真を見るのが好きです。
写真を通して他の人が残した"記録"を辿るのが好きなのかもしれません。

>”ふとした瞬間の何気ない日常”を撮った写真には、何か心惹かれるものがあります。

私も作られた空間よりも、何気ない日常を撮った写真のほうが素敵だなと思いました。
2010/01/25 (Mon) 01:55  たそがれピエロ  

>miriさん

わざわざイラストを褒めに戻ってきてくれるなんて・・・ありがとうございます(涙)
いつも表情の要である目を一番に描き込むようにしてます。背景は最後なので手抜きばかりですよ、調子に乗っちゃうんで褒めすぎないでね~。

> ☆たそがれピエロさんの事をお伝えしようと思ったのですが、もう直接行かれたようで・・・遅くなってゴメンね!

いえいえ、miriさんのリンク記事更新が迅速なおかげです。いつもお世話になっております。
それでは、miriさんの記事にもこれからお邪魔しますね~!
2010/01/25 (Mon) 10:03  宵乃  

>なるはさん

お疲れ様でした~。
私のほうこそ、この映画を紹介していただきありがとうございます!
今まで興味のなかったジャンルだったので、観る機会があったとしても途中で挫折していたかもしれません。企画のパワーで最後まで観れたし、そのお陰で写真もいいなぁと気づくことができました。それに意欲も湧いてきましたし、ほんとにありがと~!

> 著名人たちのバッチリで、でも自然な感じの瞬間にときめいてしまいましたが。

私もなるはさんのように著名人に詳しければ、いつもの彼らより輝いている自然な素顔に気づけたのになぁ~と悔しく思いました。でも、なぜか顔が覚えられないんですよね(苦笑)
これからも、なるはさんのレビューで勉強させてください♪
2010/01/25 (Mon) 10:32  宵乃  

>たそがれピエロさん

訪問&コメントありがとうございます♪
写真がわからないなりに正直に思ったことを書いてみました。「わからなくて悔しい!」という気持も隠れてます(笑)

> 写真を通して他の人が残した"記録"を辿るのが好きなのかもしれません。

おぉ、素敵な考えですね。
わたしの場合、父親が写真を撮るのが大好きで、しょっちゅう”そこに立って、笑って、もっと寄って”みたいに撮られて写真嫌いになってしまったので、なんとなく見るのも避けていたのかもしれません。他の人の残した”記録”を辿るつもりで集中して見れば、そんな事も気にならなくなりそうです。

> 私も作られた空間よりも、何気ない日常を撮った写真のほうが素敵だなと思いました。

被写体だけでなく、アニー自身も自然体で撮っている感じですよね。写真に写ってなくても、その場にいる全員が笑顔なんじゃないかなぁと想像してしまいます。

では、時間のある時にたそがれピエロさんのブログの過去記事を拝見させていただきますね。これからも宜しくお願いしま~す。
2010/01/25 (Mon) 11:11  宵乃  

そうか、あれ「オズの魔法使い」のコスプレだったんですね...クレーンを使ったり、大人数を動員したり、このあたりはもう、カメラマンというよりもなんだか映画監督みたいでしたね~。

写真って、それこそ被写体をそのまま写すものだと当たり前のように思っていたので、一瞬のためにここまで徹底的に作りこむなんていう写真もあるんだ!と新鮮な驚きがありました。

でも本人も、この方向性というか、被写体のセレブ込みで評価されることがちょっぴり不満らしい発言をしてました。もしかしたら本音は、"ふとした瞬間の何気ない日常を撮った写真"にこそ自分の真骨頂があると思ってるかもしれませんね...
2010/01/27 (Wed) 05:46  mardigras  

>mardigras さん

あの撮影風景は凄かったですよね。通りがかりのひとがみたら、ほんとうに映画のロケと勘違いしそうです。

> 写真って、それこそ被写体をそのまま写すものだと当たり前のように思っていたので、一瞬のためにここまで徹底的に作りこむなんていう写真もあるんだ!と新鮮な驚きがありました。

わたしも絵画のような写真があるなんて、これを観るまで思いもよりませんでした。これからも新しい表現方法を追い求めていってほしいです。
・・・オカルトやUFOのトリック写真も、彼女なら本物さながらのものが撮れるかも(笑)

> でも本人も、この方向性というか、被写体のセレブ込みで評価されることがちょっぴり不満らしい発言をしてました。

セレブたちの賛美の声を聞いていると、本心から言っているのかなぁと少し疑う事もありましたし。そういう人がいると、互いの名声を利用しあってるように見られることもあるでしょうしね。仕事に関係なく撮っている写真など、今は表に出てこない写真の中にも素晴らしい作品があるんだろうなぁ。
2010/01/27 (Wed) 07:32  宵乃  

宵乃さん(^^)こんばんは!
いつもありがとうございます。

自分も宵乃さんと同じく、セピア色の風景写真や何気ない一枚が好きです。

写真は難しいですよね。自分にはセンスが無いのでア-トの様な写真は撮れないなぁと思いながら観てしまいましたよ。

でも彼女の仕事に対する姿勢がとても印象的で見習わなければと、大いに勉強になった作品にもなりました。

イラストもコメントに残して頂いたように「手」を意識して書かれたのでしょうか。
特徴を捉えていて素敵なイラストだと思います。(^^)

いつも本当にありがとうございます。(^^)

2010/01/27 (Wed) 20:21  ユウ太  

>ユウ太さん

コメントありがとうございます。
何気ない写真は自分の日常と重ねてみられるので、共感できますよね。

> 写真は難しいですよね。自分にはセンスが無いのでア-トの様な写真は撮れないなぁと思いながら観てしまいましたよ。

わたしも、いかにもアートっていうのには縁がないので、そういう写真をみても呆然とするしかありませんでした。何かしら感じ取れるひとのセンスを分けてほしいです。

> イラストもコメントに残して頂いたように「手」を意識して書かれたのでしょうか。

手を描くのが苦手で、今回も苦戦してしまいました。試行錯誤している間ずっとその人の手を見ているので、意識しているという事になるのかな?(笑)
彼女の手はいつもより描きづらくて、どうしてかと思ったら手のバランスが変わっているんですよね。ピアノを長く続けると指が長くなるように、彼女も写真家の手をしているんだと思います。カメラを持ってない彼女の手は寂しそうでした。
2010/01/28 (Thu) 07:56  宵乃  

こんばんは。

いろんな方のレビューを拝読しましたが、
宵乃さんが一番率直で、おもしろかったです。
なかなかこうは書けんな、と思いました。

>セレブたちの賛美の声を聞いていると、
>本心から言っているのかなぁと少し疑う事もありましたし。

コメント欄でも、おもわず納得の発言がありました。

ボクは結構、様々な分野に関心があるのですが、
あれこれつまみ食いするせいか、鑑賞眼が身につきません(笑)。
写真の良し悪しを語るのは難しいですよね。
つまるところ、機械が写す風景ですし。
2010/01/29 (Fri) 01:01  ケン編集〕  

>ケンさん

どうも~、嘘が下手な宵乃です。
率直に書かないとわざとらしさ全開になってしまうので仕方なく。ケンさんのレビューもぶっちゃけていて面白かったですよ。(なるはさんの後にコメントしようと思ってたけど、今からいってきますね~。)

> コメント欄でも、おもわず納得の発言がありました。

実は、CMで「セレブリティたちはなぜ彼女の前で裸になるのか」という言葉を聞く度に、「ステータスになるからでしょ」と心の中で思ってました。もちろん、今はそうじゃない人も大勢いるとわかりましたが。

> ボクは結構、様々な分野に関心があるのですが、
> あれこれつまみ食いするせいか、鑑賞眼が身につきません(笑)。

そんな事ないですよ。ケンさんの文章を読んでいると、私ってバカなんだなぁとつくづく思います。ええ、そりゃもう、かなりマジで妬んでます
あ、でも嫌がらせとかはしないんで、これからも仲良くしてくださいね(笑)
2010/01/29 (Fri) 07:14  宵乃  

こんにちは。

はじめまして、お返事が大変遅くなり申し訳ありませんでした。

私はこのようなドキュメンタリー作品は苦手なのですが、好きな写真の作品だったのでいつしか黙って鑑賞していました。(^^)

私も写真のプロでもありませんので、登場している写真が全て凄いかどうかの判断は付きませんが、確かにハッとする写真が多く収録(?)されていたと思います。
普段からは感じ取れないことを、一枚の写真にすることによって相手に判らしめるのは大変なことであり、逆に素晴らしいことでもありますね。

こういう何気ない一瞬の写真が撮れるようになりたいですねぇ。

トラックバックさせていただきました。
2010/02/07 (Sun) 13:54  白くじら編集〕  

>白くじらさん

コメント&TBありがとうございます。さっそく返信しておきました。
わたしはドキュメンタリーも写真もそんなに興味がなかったので身構えてしまいましたが、それでも最後には彼女の写真をもっと見たいと思ってました。パワー溢れる作品でしたね。

> 普段からは感じ取れないことを、一枚の写真にすることによって相手に判らしめるのは大変なことであり、逆に素晴らしいことでもありますね。

本当に素晴らしいですよね。彼女は色々な表現方法を模索しているようなので、これからもっと多くの人の心を掴んでいくのだなぁと思います。
この作品をみたひとは皆、カメラを持って出かけてそうです(笑)
2010/02/08 (Mon) 07:14  宵乃  

宵乃さん、こんにちは。
コメント&トラックバックありがとうございました。

彼女の写真をもっと見たい!って思う映画でした。
鑑賞後アマゾンで彼女の作品集を検索しました。
(でも、かなりいいお値段だったので断念しちゃいました。笑)

仏像を彫る人は丸太の時点で
既に中に仏様が見えている・・・って
話を聞いたことがありますが、
彼女もまさにそんな感じで
頭の中にイメージがちゃんとあって
その瞬間を探し、あるいは作り出し
その瞬間にシャッターを切れる才能があるんだと思います。
2010/10/28 (Thu) 03:48  マミイ編集〕  

>マミイさん

いらっしゃいませ、こちらこそコメント&TBありがとうございます。

> 彼女の写真をもっと見たい!って思う映画でした。
> 鑑賞後アマゾンで彼女の作品集を検索しました。
> (でも、かなりいいお値段だったので断念しちゃいました。笑)

そうですよね~、彼女の写真を無性にみたくなります。
でも高かったですか・・・アハハ。写真集を自由にみれるカフェとか近場にあればいいんですけどね。

> 頭の中にイメージがちゃんとあって
> その瞬間を探し、あるいは作り出し
> その瞬間にシャッターを切れる才能があるんだと思います。

カメラを構えている時の(そうでない時もでしたが)彼女の表情に迷いなんてなかったですしね~。やはり素晴らしい才能だと思います。
あと、仏像の例えが物凄くわかりやすかったです。マミイさん説明上手!!
2010/10/28 (Thu) 11:57  宵乃  
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