忘却エンドロール

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TV映画「刑事コロンボ/愛情の計算」観ました

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刑事コロンボ/愛情の計算
製作:アメリカ’73
原題:COLUMBO: MIND OVER MAYHEM
監督:アルフ・ケリン
ジャンル:★ミステリー

息子の学説が盗用したものだと同僚ニコルソンに指摘され、ロボット工学の権威マーシャルは彼の殺害を目論む。自分の代わりにロボットに仕事をさせ、その間にニコルソンを殺害。遺体を家に運び物盗りの犯行に見せるのだったが…。

今回は、ミステリーとしては微妙だけど、その他の部分が好きなお話です。
わたしが好きな話というと、やっぱり動物や子供が可愛いことは外せませんね。このお話でも、コロンボの相棒犬が活躍…というかコロンボとの仲良しなとこや、寂しがり屋なとこを見せてくれます。ほんと懐いているなぁと思っていたら、P.フォークの飼い犬なんですね。納得。
そして、研究所にいる天才少年もいい味だしてました。「普通の子供みたいに遊びたいけど、僕、天才だからさ。仕方ないんだよね。」みたいなことを嫌味なく言ってくれます。しかも、名前がスティーヴン・スペルバーグ(笑)
彼が作ったロボットも、昔のSFに出てきそうな無駄の多い造形…と思ったら、「禁断の惑星」という作品に登場したロボットらしいです。和むなぁ。

また、前回記事に書いた「刑事コロンボ/溶ける糸」の犯人は、まさしくコロンボの好敵手といえる優秀な犯人だったんですが、今回は完全犯罪とは程遠い感じの人間くさい犯人でした。
実際のところ彼の犯行は雑で、現場は痕跡と矛盾だらけ。正直、探せば色々出てきそうな感じですが、早々に諦めてしまったコロンボはいつものように罠を仕掛けます。とてつもなく意地悪な罠を…。

ここからはネタバレなんですが、かなり終盤になるまでわたしは、彼の動機が”息子の盗作を世間に知られたくない”という自分の名誉を守ることだと思っていたんですね。でも、コロンボはちゃんと彼の息子への愛情に気づいていて、でっち上げの証言で息子を逮捕するところを彼に見せます。
そして彼は、それがハッタリ(息子を逮捕することは不可能)だとわかっていても、『このハッタリだけは乗らない訳にはいかない』と自首するんですよね。
コロンボシリーズの中でも評判が悪く、ミステリーとしては穴だらけなのもわかるんですが、こんな人間らしい犯人もたまにはいいなぁと思わせる作品でした。

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