忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「チャイナタウン」観た

チャイナタウン
製作:アメリカ’74
原題:CHINATOWN
監督:ロマン・ポランスキー
ジャンル:ミステリー/サスペンス

【あらすじ】1937年のロサンゼルス。夫人の依頼で、ダム建設技師であるモーレイの浮気調査をした私立探偵ジェイク・ギテス。だが、何故かその写真が新聞に載り、それを見て本物の夫人イヴリンが現れる。更にモーレイが溺死体で発見され…。

せっかくのブログDEロードショーだというのに、なんと風邪をひいてしまいました。数年ぶりだったので風邪だと気付かず観賞し続け、後半がちょっと曖昧です。ゴメンネ、ロッカリアさん…。とりあえず、一日半寝たら治ったので、分からなかったところを含めグダグダな感想いきま~す。誰か教えてね!

まず、主人公が大笑いしてるのを見て、今まで持っていたハードボイルドのイメージが崩れました。っていうか元からよくわかってなかったのでWikipediaで調べてみたところ…。
元来は「堅ゆで卵」、つまり白身・黄身の両方ともしっかり凝固するまで茹でた鶏卵のこと。
転じて、感傷や恐怖などの感情に流されない、冷酷非情、精神的肉体的に強靭、妥協しないなどの人間の性格を表す言葉となる。

おぉ、そうだったのか。下品なジョークでゲラゲラ笑っててもOKなのか。どんな目に遭ってもガンガン突き進んでたし、見てるだけで『うひゃー』な痛いシーンもあったしね。でも、イヴリンとの関係はどうなんだろう…。

次に、ラストのセリフに含まれるニュアンスがよく分からなかったんですが、何もできなかったって事ですか?それとも何もしなければこんなことにはならなかったって事ですか? そもそも、事の始まりにジェイクは関係してます?
なんかもう、色々ぶちこわしな質問でごめんなさいね。

どうも根本的なところが分かってないような気がしてきたけれど、ラストのクラクションの悲痛さ、残された主人公の虚無感は半端なかったです。機会があったら、元気な時に(ここ重要!)再見したいと思います。
それにしても、あのあと娘さんはどうなったんだろう…。「反撥」の時もそうだったけど、実の父親に無理やり…なんて、ほんと反吐が出るね。何度も取り上げたことに意味はあるんだろうか。

(追記:2011/7/14)
というわけで、元気な時に再見した感想です。わたしは確信しました、筋がわからなかったのは風邪のせいではなく、わたしの頭が悪いだけなのだと…!
モーレイの信用を落として失脚させようとした挙句、殺したのはあのじいさんが黒幕だったというのはわかるんですが、じゃあ娘に目を付けたのはいつなの?
最初から娘のことを知っていたなら何故今さらということになるし、醜聞をでっち上げる過程で知ったというのは、あのじいさんの執念深さからすると不自然な気がします。その点以外は、とりあえず雰囲気といい、練られた脚本といい、すごい作品だなぁとは思いました。
ただ、やっぱりあのラストなので、私の中のトラウマ映画第4位にランクインです。もう、ふと思い出しては彼女のその後を考えてしまって、気分が悪くなるし吐きそうだし辛いんですよね。映画のなかでは性犯罪者は死んでくれないと引きずってしまいます。ましてや新たな犠牲者が増えたところで終わるだなんて…。

関連記事:同監督
2009/12/12:第5回ブログDEロードショー「チャイナタウン」
2009/03/20:映画「反撥」観ました
2008/04/05:映画「オリバー・ツイスト(2005)」感想
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■ Comment

お大事に・・・

早ッ!
と思ったら、お風邪との事、映画より大事なのは健康です!
体調悪いところ、早々とレビューありがとう~☆

>それにしても、あのあと娘さんはどうなったんだろう・・・。

女性は全員こういう感想を持ったと思います。
そういうところ深く掘り下げない(素晴らしい脚本ではあったけど)男性目線で残念でした。

では、くれぐれもお大事に・・・良くなったように見えても、寒さも厳しくなりますから、ご用心に越したことはなく・・・くどくどとゴメンネ☆
ホント、ありがとう~♪
2009/12/13 (Sun) 16:32  サイ〔編集〕  

Re: お大事に・・・

ははは、情けないことに風邪で後半の流れがさっぱりです。こんな状態で感想書いてしまって申し訳ないくらいなのに、心配までしてくれてありがと~!

> 女性は全員こういう感想を持ったと思います。
> そういうところ深く掘り下げない(素晴らしい脚本ではあったけど)男性目線で残念でした。

あくまで主人公の視点で描いていたのは潔いんですが、やっぱり気になるものは気になりますよね。続編でそのことに触れたりするんでしょうか? まあ、知って楽しくなるような内容ではないんでしょうけど・・・。
では、サイさんのブログにも後でお邪魔しますね~。
2009/12/14 (Mon) 14:32  宵乃  

風邪、治られたみたいでよかったですね!

うわー、このイラスト似てますね~!これ、私も観てて、ちょっと描いてみたいな~と思ったシーンです(笑)。「シャイニング」のときの怖い笑顔を思い出させて、なんていうか、ザ・ジャック・ニコルソンって感じの表情でした。

三度目にもかかわらず、私も実は、そもそもなんで偽の夫人を仕立てる必要があったのかなど、よくわかっていないところがあったりします...
2009/12/14 (Mon) 18:37  mardigras  

>mardigras さん

まったく、滅多にない風邪をこんな時に引いてしまいました。せめて映画を観終わってからなら良かったなぁ。

> 「シャイニング」のときの怖い笑顔を思い出させて、なんていうか、ザ・ジャック・ニコルソンって感じの表情でした。

ですよね~、ジョークを聞いてる二人が圧倒されてる感じでした。若い頃から独特のオーラを持っていたんですね。

> 三度目にもかかわらず、私も実は、そもそもなんで偽の夫人を仕立てる必要があったのかなど、よくわかっていないところがあったりします...

わたしは、その偽夫人を仕立てたのが誰かも分かってなかったり(だめだこりゃ) あのスキャンダル記事のせいで殺人が起きたわけじゃないんですよね???
もう、こんな状態で感想を書いてしまったのが恥ずかしい・・・。
2009/12/15 (Tue) 07:16  宵乃  

こんばんは!

ラストのセリフは…
なんとなくですが…
陰謀があった事をギテスが訴えようとしても、
権力や金の力でもみ消されそうになるとか、
警察が馬鹿なせいで
これからが人生の始まりだという時に、
それを踏みにじるとか…。
それもこれも、この町に生まれ生きた運命なのさ、
という悲観的で諦めた切なさ…を表現していたのかなぁと。
あがいてもどうにもならないという、考えさせられるラストでした。

娘さんの行く末が気になりますね…。
なんだかきっと、彼女は一生鳥かごの中で過ごすんだろうなぁと
寂しいさ通り越して、残酷にも思いました…。

イラストは一番難しいシーンを描かれましたね!
あの表情、描くとなると難しいですよね!すごいです!!
2009/12/15 (Tue) 23:00  なるは  

>なるはさん

なるはさん、ラストのセリフのことありがとう!

> それもこれも、この町に生まれ生きた運命なのさ、
> という悲観的で諦めた切なさ…を表現していたのかなぁと。

そうかぁ、運命か。他では味わえない無力感・絶望感です。彼はチャイナタウンで、忘れられない痛みをまた一つ抱えてしまったんですね。
娘さんのことを考えても胸が痛い・・・。

> イラストは一番難しいシーンを描かれましたね!
> あの表情、描くとなると難しいですよね!すごいです!!

ありがと~、大口あけて笑う姿がインパクトありまくりだったので、頑張りました。後ろの夫人の表情も笑えますよね。
2009/12/16 (Wed) 07:36  宵乃  

お風邪良くなりましたか?
背後霊のように立っているだけで、と~ても怖かったフェイ・ダナウェイ。
存在感充分でしたね。
しかし、最後の方ではこの立場が大きく変わり、ジェイクに叩かれて崩れ落ちる…。とても印象的なシーンです。
イラスト(落書きだろ…)、ウケてもらってありがとうございました。だってあのシーン、何回もフェイ・ダナウェイがジャックの鼻を見るんだもん。あんなに真剣なシーンなのに…。
描かずにはいられませんでした。
宵乃さんは、チャイナタウン・カラーとでも言えばいいのか、色合いを映画のトーンに合わせたんですね。バッチリ決まってますよ。
ジャックの、あんぐり感がたまりません!
2009/12/16 (Wed) 23:59  ロッカリア  

>ロッカリアさん

> お風邪良くなりましたか?

風邪の後、しばらく胃痛に悩まされていたんですが、それもほぼ完治しました。タイミング最悪でごめんなさいね~。心配してくれてありがとう!

> しかし、最後の方ではこの立場が大きく変わり、ジェイクに叩かれて崩れ落ちる…。とても印象的なシーンです。

そうですね、ビンタの本気っぷりもさることながら、あのイヴリンの虚勢が崩れ去っていく感じ?も迫真の演技でした。

> ジャックの、あんぐり感がたまりません!

ありがとうございます。わりと雑なんですが、なんとか雰囲気を出そうと頑張りました。イヴリンにとっての彼の第一印象って、どんなだったんでしょうね(笑)
2009/12/17 (Thu) 13:04  宵乃  

宵乃さん(^^)こんにちは!
いつもありがとうございます。

先日もコメントを戴きましてありがとうございました。
おぉ、そうだったのですか。宵乃さんはお風邪を召されて体調不良の時に鑑賞されたのですね。やはり映画は集中出来る環境で観たいですよね。

でも宵乃さんの書かれたイラストもとても良く似ていて、あのジャックのバカ笑いが本当にそっくりで上手く書かれていると思いますよ。その対象として、後ろに控えるフェイ・ダナウェイ。
自分も展開が読めず、最後あのようなエンディングを迎えるとは・・・。 とても印象に強く残る映画となりました。

最後の台詞も「チャイナタウンでは、次に何が起こるか解らない。そしてそれを誰もどうする事も出来ない」みたいな感じで、チャイナタウンで起こった悲劇は忘れるしかないんだ。という暗黙の了解がそこには存在するという解釈をしました。 難しいですね。

それでもあの雰囲気と、音楽は本当に最高でした。(^^)

また宜しくお願い致します。

いつも本当にありがとうございます。(^^)
2009/12/17 (Thu) 18:23  ユウ太  

>ユウ太さん

いらっしゃいませ、イラスト褒めていただいてありがとうございます。本当は彼女の横に老人も居たんですが、省略しました(笑)
この大笑いを観ているときは、あんなラストになるとは思いもよりませんでしたよね。

> 最後の台詞も「チャイナタウンでは、次に何が起こるか解らない。そしてそれを誰もどうする事も出来ない」みたいな感じで、チャイナタウンで起こった悲劇は忘れるしかないんだ。という暗黙の了解がそこには存在するという解釈をしました。 難しいですね。

答えてくれてありがと~!チャイナタウンとは本当に特殊な場所なんですね。暗黙の了解、刑事時代に得た達観・・・彼の人生があの瞬間に凝縮していたのかと思うと、ラストの余韻が再び甦ってくるようです。

いつもなら観て分からなくても無理に納得するか諦めるかでしたが、こうやって意見を聞くことができて「一緒に観るっていいなぁ」と噛みしめています。来月もみんなで一緒に映画を楽しみましょうね♪
2009/12/18 (Fri) 07:22  宵乃  

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2009/12/19 (Sat) 19:37    
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