忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「理想の女(ひと)」観ました

理想の女(ひと)
読み:りそうのひと
原題:A GOOD WOMAN
製作:イギリス/スペイン/イタリア/アメリカ/ルクセンブルク’04
監督:マイク・バーカー
原作:オスカー・ワイルド
ジャンル:★ミステリー/ドラマ/ロマンス/コメディ

【あらすじ】南イタリアの避暑地で美しい女性アーリンと出会ったウィンダミア夫妻。妻へのプレゼント選びを彼女に手伝ってもらったロバートは、いつしか社交界での噂の的となる。一方、何も知らない妻メグには、プレイボーイのダーリントン卿が近づき…。

いつか再見して感想を書こうと思っていた作品で、今回やっと録画して観る事ができました。
やっぱりアーリン夫人の妖艶な魅力は素晴らしいですね。あの表情やしぐさ、粋なセリフの数々は、何度観ても好いです。
とくに彼女にぞっこんなタビィと話している時の彼女が素敵。彼自身は「自分の魅力は金持ちな事」と言っているけれど、彼女はむしろそういう事を言えてしまう彼の人柄に惹かれているように見えるんですよね。そして、手練手管な彼女が見せた、結婚への恐れのような感情も良かったです。タビィの懐の深さがあればこそ、彼女のあんな面を引き出せたんじゃないでしょうか。
もちろん、ラストの彼女も最高でした。娘の思いがけない言葉や最後の贈り物に、感動を隠し切れない彼女の様子には胸が詰まります。
ただ、再見のせいか”真実”を明かすのが少し早すぎる気もしました。後姿で見間違えるシーンの後で明かすほうが驚きも増すと思うんですが…。

まあ、多少は気になる点があったものの、やっぱり面白いし感動できるし後味もよいし、好きな作品であることには変わりありませんでした。
その意味を知った瞬間に、クライマックスの感動をひときわ大きいものにしてくれる「理想の女(ひと)」という邦題も素敵だと思います。

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■ Comment

こんばんは☆

あぁ、なんて美しい・優しい・暖かい表情でしょう?
宵乃さんが、この映画を愛している気持ちが、伝わってきますよ~☆
ヘレン・ハント、美しいイイ女性ですよね・・・
ヨハンソンは若くてピチピチだけど、負けそうな感じで・・・。

私はこの映画は、ストーリーは後へいくほど良くなっていくのですが、一番最初の頃のシーンと、最後の最後の船の描写、と全体的に考えるとヘンな映画だったなという印象があるのですが、

ストーリーの中身は、宵乃さんの書かれた通りで、良い作品だと思います。
年齢的に、この彼女と一緒くらいだけど、こんな良い表情・・・きっとできないわ~!
2009/12/03 19:28  サイ〔編集

Re: こんばんは☆

サイさん、ありがと~。今回は結構がんばって描いてみました。

> ヘレン・ハント、美しいイイ女性ですよね・・・
> ヨハンソンは若くてピチピチだけど、負けそうな感じで・・・。

ほんと、いい女です。記事を読み返してみたら彼女のことばっかりで、ヨハンソンのこと書いてないですし(笑)彼女もプレゼントをもらって脚をぱたぱたしてるシーンとか、可愛いですよね。

> 年齢的に、この彼女と一緒くらいだけど、こんな良い表情・・・きっとできないわ~!

そんなことないですよ~。サイさんのブログを読んでいると、優しい言葉、厳しい言葉にハッとさせられることがたくさんあります。そんなサイさんの表情も、きっと素敵だと思いますよ♪
2009/12/04 07:23  宵乃

おはようございます☆

宵乃さんへ 返信ありがとう~!

>彼女もプレゼントをもらって脚をぱたぱたしてるシーンとか、可愛いですよね。

ホント、可愛かったですよね!お色気ムンムンだったけど、若くして結婚して、夫しか頼る人がいない女性、という感じがすごく出ていました☆

>そんなサイさんの表情も、きっと素敵だと思いますよ♪

いえいえ、よく考えたら、この役柄はすごく若くして子供を産んで育てられなかった女性だから、年齢的には合わないです、私の方がオバちゃんで、ハハハ~!でした。
でも、宵乃さんのお言葉、本当に嬉しくて・・・ありがとう~☆

今日のメインはこちらです ↓

今月も 「ブログ DE ロードショー」 を開催しますので、お誘いに参りました。
作品名は 『チャイナ・タウン』 (1974年・アメリカ製作作品 監督はロマン・ポランスキー)です。

今月の、この作品を選んでくださったのは、 「ラジオ・ヒッチコック」 の ロッカリアさんです。
(ご存じとは思いますが、ロッカリアさんは、この企画のネーミングをして下さった方です☆)

お選びになられた理由は
1・こういう機会がない限り、あえて見ようとする機会が なさそうだから
2・クラシック作品等は、それなりに見る機会もあると思うが、このあたりの作品は年代的にも中途半端で、TVのオンエアも、現在ではなさそうだから
3・1と2の理由から、広い年代・特に若い人に 見るきっかけに なってほしいから
4・監督のロマン・ポランスキーも、つい最近も、何かと話題になっているから・・・など、との事です。

鑑賞日は12月11日(金)~13日(日)の三日間です。(お忙しくてご都合の悪い場合は後日でも結構ですよ~!)
是非、宵乃さんと、一緒の時期に、同じ映画を見て、ワイワイ言い合いたいと思います。
(感想・レビューは強制ではありませんが、作品を選んでくださった方には、必ず書いて頂きます)

では、宜しくお願いしま~す☆
2009/12/04 08:57  サイ〔編集

Re: おはようございます☆

サイさん、いらっしゃ~い。

> ホント、可愛かったですよね!お色気ムンムンだったけど、若くして結婚して、夫しか頼る人がいない女性、という感じがすごく出ていました☆

あの色気をどこまで抑えられるのか(笑)
なかなか大変な役なのに、”貞淑な妻”を見事演じていました。

今度のブログDEロードショーは「チャイナタウン」ですか。
ハードボイルド・ミステリ・・・渋いですね。観たことがないので今から楽しみです♪
2009/12/04 13:16  宵乃
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