忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「ローマの休日」観ました

ローマの休日
名シーンばかりなのに、あえて寝起き王女
読み:ろーまのきゅうじつ
原題:ROMAN HOLIDAY
製作:アメリカ’53
監督:ウィリアム・ワイラー
原作:ダルトン・トランボ(イアン・マクレラン・ハンター名義)
ジャンル:★ロマンス/コメディ

【あらすじ】ローマに親善訪問したアン王女は、連日のハードスケジュールに疲れ大使館を抜け出した。だが、睡眠薬のせいで眠りこけ、たまたま通りがかった新聞記者ジョーに助けられる。翌朝、彼は”急病”を報じる新聞でアン王女の写真を見て…。

運よく他に観るものがなかったので再見。
結末まで知っていることもあって、アン王女が無邪気に楽しむほど、ふたりが楽しげにしているほどに切なくなってしまいました。
でも、ローマの街をウキウキ見て回りながら、ジェラートを食べたり髪を切ったりと、ささやかな望みをかなえて幸せそうな彼女を見ていると、やっぱり楽しくなってしまうんですよね。
そんなわけで、観ている間ずっと、楽しくなったり切なくなったり笑ってしまったり忙しかったです。あと、ジョーの借金が増えていくのにハラハラしたり(笑)
船上パーティで、お互いの想いと別れを意識しだした頃からは、油断すると涙腺崩壊しそうになって大変でした。タクシーでの別れのシーン、「祖国と王室に対して義務があればこそ戻って来ました」というセリフ、ラストの記者会見での表情…心に残る珠玉の名作です。

関連記事
「ミニヴァー夫人」観ました
「ジョニーは戦場へ行った」観ました(ダルトン・トランボ)

■ Comment

あら?
「ローマの休日」は初アップでしたか。

>ラストの記者会見での表情・・・心に残る珠玉の名作です。

ラストシーンが最も印象的という、画に描いたような素晴らしい映画の一つですね。
4年前に書いた記憶だよりの記事をTBしました。
再見記事を書こうと思っているんですが、まだ観てません。
2009/11/24 12:31  十瑠編集

Re: タイトルなし

十瑠さん、いらっしゃいませ。

> ラストシーンが最も印象的という、画に描いたような素晴らしい映画の一つですね。

素敵な映画ですよね。ラストは涙で視界がぼやけてしまいました。
再見できてよかったです。

> 4年前に書いた記憶だよりの記事をTBしました。
再見記事を書こうと思っているんですが、まだ観てません。

わたしも再見してから記事にしようと思っている作品がいくつかあります。
十瑠さんの再見記事、楽しみにしてますね。
2009/11/25 07:11  宵乃

こんばんは。

いいですよね。

船上パーティの後のオードリーを見て
「世の中にはこんな綺麗な人がいるんだ・・・」と
はじめて見た中学一年で感動したのを覚えています。

>あと、ジョーの借金が増えていくのにハラハラしたり(笑)

これは、思いました!
でも、みんな、真実の口やべスパや、ラスト・シーンを語る人が多くて

それだけの名画だということなんですが(笑)

宵乃さんのお陰ですごくすっきりしました。

ポチです。

2009/12/09 18:12  きみやす

>きみやすさん

いらっしゃいませ~!

> 「世の中にはこんな綺麗な人がいるんだ・・・」と
> はじめて見た中学一年で感動したのを覚えています。

中一で「ローマの休日」のオードリーに出会ったら、もうドキドキもんですよね。わたしは高校生くらいに観たんですが、”妖精”は嘘じゃなかった!と驚きました。

> 宵乃さんのお陰ですごくすっきりしました。

あ、きみやすさんもハラハラしましたか♪
わたしも仲間がいることがわかって嬉しいです。
ロマンスだけの映画じゃないですよね。
ポチありがとうございました~。
2009/12/10 10:07  宵乃

おはようございます☆

昨日やっと再見しました。

>船上パーティで、お互いの想いと別れを意識しだした頃からは・・・
>「祖国と王室に対して義務があればこそ戻って来ました」というセリフ、
>ラストの記者会見での表情・・・心に残る珠玉の名作です。

最後にいくにつれて、すごく心を打って、素晴らしかったです☆
特に突然心が成長した、大使館に帰ってからの態度には感動しました。

・・・でも、この作品は、私にとっては、まぁ「再見した」という程度で・・・
よく見てみたら、自分の中3から10年間のベスト10にも、次点にも入っていないし、
やっぱりって感じで・・・
素敵な作品なのですが・・・どうもすみません。

イラスト、そのシーンで凝視しました。
まだ何も気付いていない無防備な感じがよく出ていて、素敵です☆
2010/10/27 07:48  miri〔編集

>miriさん

> 最後にいくにつれて、すごく心を打って、素晴らしかったです☆
> 特に突然心が成長した、大使館に帰ってからの態度には感動しました。

終盤は自然と涙がこぼれてしまいます。きっと何度観てもそうなるだろうなぁというよくわからない自信もあったり(笑)
私の中ではやっぱり、永遠に色褪せない大好きな作品ですね~。

> 素敵な作品なのですが・・・どうもすみません。

いえいえ、人それぞれですから気にしないで下さい。素敵な作品と言って頂けるだけで嬉しいです。

> イラスト、そのシーンで凝視しました。
> まだ何も気付いていない無防備な感じがよく出ていて、素敵です☆

こういう姿をみると、まだあどけなさの残る少女という感じですよね。ラストとのギャップがまた印象深い!
いつもイラストを見てくれて、お話してくれて、ほんとありがとうございます♪
2010/10/27 11:23  宵乃

永遠の名画です。

この映画のオードリー・ヘップバーンは本当に可愛らしかったです。
髪を切ってもらう場面。
花売りが一輪だけサービスでくれる場面。
本当にいいですね。
ジョーと友人の絡みも可笑しかったです。

>名シーンばかりなのに、あえて寝起き王女

あの場面が見事に再現されています。さすが宵乃さんです!

2013/11/29 06:41  間諜X72〔編集

>間諜X72さん

> 永遠の名画です。
> この映画のオードリー・ヘップバーンは本当に可愛らしかったです。

本当に”銀幕の妖精”という呼び名がぴったりの可愛らしさでした。
あんな娘が楽しそうに街ではしゃいでいたら、花売りでなくともお花を贈りたくなっちゃいます♪

> ジョーと友人の絡みも可笑しかったです。

ちょっと忘れかけているけど、ジョーサイドのエピソードがあるからこそ、面白さも増してるし、ラストの彼の決断も感動的になってましたね~。

> あの場面が見事に再現されています。さすが宵乃さんです!

ありがとうございます♪
いつか再見する時は、また別の王女を描いてみたいと思います!
2013/11/29 09:56  宵乃〔編集

エディ・アルバート

1906年4月22日生まれ。2005年5月26日死去。
長生きだったんですね。
この映画ではジョー(グレゴリー・ペック)の友人カメラマン、アーヴィング役を好演。
カフェの場面。ジョーがアンが王女でない事を知らないふりをしている。だが、アーヴィングがバレそうな事を言う。ジョーがそうはさせまいとしてアーヴィングの椅子を蹴って転ばせる。大笑いする場面でした。事情を知らないアーヴィングにして見れば、頭に来ますが・・・(苦笑)。
そして物語の後半。アン王女とジョーは警護隊と揉み合い。
警護隊の一人を楽器で殴るアン王女。それをカメラで撮るアーヴィング。
王女に戻ったアン。記者会見でその時の写真を渡すアーヴィング。本当に素晴らしい場面でした!
2013/11/30 18:35  間諜X72〔編集

Re: エディ・アルバート

再びのお出ましありがとうございます♪
ジョーの友人役の方ですか。画像検索してみたけど、もしかして「攻撃(1956年)」で描いたイラストの方!?
長年、活躍してる実力派俳優なんですね。

> ジョーがそうはさせまいとしてアーヴィングの椅子を蹴って転ばせる。大笑いする場面でした。事情を知らないアーヴィングにして見れば、頭に来ますが・・・(苦笑)。

あはは!そういうコミカルな場面も一流でした。
それでいて品のある作品に仕上がっていてさすがというところです。

> 警護隊の一人を楽器で殴るアン王女。それをカメラで撮るアーヴィング。
> 王女に戻ったアン。記者会見でその時の写真を渡すアーヴィング。本当に素晴らしい場面でした!

友情が光る場面でした。ロマンスだけでなく、友情もしっかり描いているところが素晴らしいです。
そこら辺も名作が名作たるゆえんなんでしょうね~。
2013/12/01 10:11  宵乃〔編集

グレゴリー・ペック

>もしかして「攻撃(1956年)」で描いたイラストの方!?

うーん・・・。未見です。すみません!

>あはは!そういうコミカルな場面も一流でした。
>それでいて品のある作品に仕上がっていてさすがというところです。

そうなんですよ。ありがとうございます!

>友情が光る場面でした。ロマンスだけでなく、友情もしっかり描いているところが素晴らしいです。
>そこら辺も名作が名作たるゆえんなんでしょうね~。

ロマンスだけでなく、友情。いいですよね!

そして、この映画の成功の要因はグレゴリー・ペック。
名場面「真実の口」。嘘をつくと噛み付かれる。
恐る恐る手を入れるアン王女。とりあえず無事。
次に手を入れるジョー。本当に手を食われてしまったのか!?と思わせる演技。子供の頃にハラハラしながら見ました。
永遠の名画です!
不思議な事に、この映画が白黒で良かったと思うのはなぜでしょうか・・・?
2013/12/02 20:28  間諜X72〔編集

Re: グレゴリー・ペック

> うーん・・・。未見です。すみません!

あはは、いいんですよ~。
私的には、印象に残るシーンを演じていたのが彼だとわかり嬉しかったです。
教えてくださってありがとうございました♪

> そして、この映画の成功の要因はグレゴリー・ペック。
> 名場面「真実の口」。嘘をつくと噛み付かれる。
> 恐る恐る手を入れるアン王女。とりあえず無事。
> 次に手を入れるジョー。本当に手を食われてしまったのか!?と思わせる演技。子供の頃にハラハラしながら見ました。

ローマに行ったら一度は真似してみたいですよね。
わたしは映画を見る前からそのシーンは知っていたので驚きはなかったんですが、実際に彼にからかわれたら本気にしてしまいそうです(笑)

> 不思議な事に、この映画が白黒で良かったと思うのはなぜでしょうか・・・?

ですよね~。モノクロならではの美しさって、思い出の美しさと似てるのかもしれません。
もはや、カラーの「ローマの休日」なんて想像もできないです!
2013/12/03 06:43  宵乃〔編集

またグレゴリー・ペック

>モノクロならではの美しさって、思い出の美しさと似てるのかもしれません。
>もはや、カラーの「ローマの休日」なんて想像もできないです!

仰る通りです。思い出の美しさと似てますね。

>「祖国と王室に対して義務があればこそ戻って来ました」というセリフ

良い台詞です!

それと某サイトに書いてあった事。
「グレゴリー・ペックは当時既にハリウッドの大スターだった。この映画ではもちろん主演ではあるけど、これはヘプバーンの作品だと悟った。それで彼は、無名の新人を自分と対等に扱うよう掛け合った。」

実生活で、人格者としても有名な彼らしいエピソードですね。
2013/12/03 07:01  間諜X72〔編集

Re: またグレゴリー・ペック

またまたコメントありがとうございます♪

> 「グレゴリー・ペックは当時既にハリウッドの大スターだった。この映画ではもちろん主演ではあるけど、これはヘプバーンの作品だと悟った。それで彼は、無名の新人を自分と対等に扱うよう掛け合った。」
> 実生活で、人格者としても有名な彼らしいエピソードですね。

お~、すごい!
なかなかできない事ですよ~。
オードリーがここまで輝けたのも、彼のおかげかもしれませんね。
素晴らしい俳優さんだと思います!
2013/12/03 15:43  宵乃〔編集

No title

http://crfragment.blog81.fc2.com/?no=1716 というSFショートショートを書いたなあ。

影響あったんだなあ(^_^;)
2013/12/04 22:41  ポール・ブリッツ〔編集

>ポール・ブリッツさん

こちらもコメントありがとうございます!
ポールさんのショートショートにも影響を与えてましたか~。
やはり名作の魅力には抗えないものですね。
では、これから読ませていただきます♪
2013/12/05 07:15  宵乃〔編集
名前
タイトル
URL
本文
非公開コメント

■ Trackback

不朽の名作「ローマの休日」感想
世界を魅了した男前映画の次は、映画界を代表する美女の作品です。娘二人と一緒に観賞しました。その美しさにタダただ嘆息するばかり。以下実況中継風にお送りします。 映画「ローマの休日」作品情報 チョービジン! デコルテがキレ〜イ! うわ、パッツン前髪・・・ これだけ美人なら、どんな髪型でも似合うよ ウェストほっそ〜い!...
鬚禿観察日記ヒゲハゲカンサツニッキ|2016-02-09 21:43
「ローマの休日」再見
先日NHK-BS2で放送されまして、久しぶりに観、念願のDVD保存もできるようになりました。2005年に思い出の映画として記憶だよりで書いた記事がありますが、トレーラー動画を見つけましたので、併せて気が付いたことを二つ三つ書いておきます。
テアトル十瑠|2009-12-01 18:33
ローマの休日
(1953/ウィリアム・ワイラー監督・製作/オードリー・ヘプバーン=アン王女、グレゴリー・ペック=ジョー・ブラッドレー、エディ・アルバート=アーヴィング)
テアトル十瑠|2009-11-24 12:27
.