忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「HELP!四人はアイドル」観た

 | コメディ  com(12) 
Tag:イギリス 

HELP!四人はアイドル
読み:へるぷよにんはあいどる
原題:Help!
製作:イギリス’65
監督:リチャード・レスター
ジャンル:★コメディ/音楽

【あらすじ】バハマ、カイリ教が儀式で使用する”生贄の指輪”がなくなった。それをファンから受け取っていたリンゴ・スターは、教徒たちに執拗に追われる破目に。なんとか指輪を外そうとするがそれも叶わず、困リ果てた四人の前に謎の美女が現れる。

邦題からしてゆるくて、いったい何の映画だろうと思いながら観始めたらビートルズ映画第二弾でした。第一弾は「ビートルズがやって来る ヤア!ヤア!ヤア!」で、タイトルは知ってるけど観たことはありません。
ビートルズについては有名ロックバンドだとしか知らず、なんだかんだで彼らが格好良く活躍するのかなぁと思っていたら、予想以上にナンセンスなドタバタコメディで驚かされました。でも、彼らを知らなくても気楽に笑って楽しめる作品になっています。
オープニングは「Help!」のプロモ映像で、教祖がメンバーの顔に向かってダーツの矢を投げるというもの。他にも、四つの玄関がある四人の家とか、郵便ポストのなかに潜む教徒とか、指輪を弛めるための変な機械でズボンがずり落ちるとか、薬でポールが小さくなって「踏んじゃったかも!?」と騒ぎ出したりと、ベタなんだけど笑えるネタがたくさん!
なんといっても、四人とも楽しそうなのが良いですね。アルプスでスキーのシーンがあるのも、彼らがスキーをやりたいと言ったからだそうです。(自由だ!)

「ヘルプ!」「恋のアドバイス」「悲しみはぶっとばせ」「涙の乗車券」「アイ・ニード・ユー」「ザ・ナイト・ビフォア」「アナザー・ガール」の7曲が使われていました。(わかったのは4曲だけだった…)

■ Comment

今日はお昼にお邪魔さま。

こんにちは。
もうアップしたんですか…。
毎回早過ぎでしょう…。
わたしゃビートルズのそこそこファンなので、この映画がDVDになった時から買おうかどうしようか迷ってました。(だって¥5000以上もするうんですよ…)
で、今回はNHKに感謝です。
映像もリマスター版でとても見やすくなっていました。
基本コメディ映画ですが、彼らの最後の映画、『レット・イット・ビー』はドキュメンタリーで、一連の映画でビートルズ・ファンになった人は、マイケルの『THIS IS IT』同様、その才能に腰を抜かすかもしれません。
ただ、『レット・イット~』はDVDになってませんけど…。(私は海賊盤の高画質版を持ってますけど…。これ、何気に自慢だい!)
前にも書きましたが、映画を見てもイラスト(落書きだろ…)に反映する時間が無くて、うれしい悲鳴を一人で上げてます。
イラストは、資料を見ても、画像を見ながらでも、自分が上手くデッサン出来るかは別問題で、その点のいては宵乃さんは構図(場面の切り取り方)や、細かいデッサンも人に(と言っても私的にですが…)好意を抱かせる説得力があって、わたしゃ好きです。
これ、お世辞でもなんでもない。
描き込む大変さと、描き込まない勇気のバランスがとても気持ちいいです。(いつも)
ま、他人様の作品をとやかく言うほど、自分の作品は仕上がらないけど…。
しかし、いつの日かこの私にも奇跡が訪れて、ブログ史上に残る名作が…(ないない…)
また遊びに来ます。
2009/11/23 11:36  ロッカリア

Re: 今日はお昼にお邪魔さま。

ロッカリアさん、コメントありがと~。
もしかして、次の記事はこの作品でした?
ファンの方がこの作品を観たらどう思うのかちょっと気になってました。

> 基本コメディ映画ですが、彼らの最後の映画、『レット・イット・ビー』はドキュメンタリーで、一連の映画でビートルズ・ファンになった人は、マイケルの『THIS IS IT』同様、その才能に腰を抜かすかもしれません。

コメディとドキュメンタリーですか、忙しそうなのに色々やっていたんですね。この作品を観たからには彼らの作品は全部観てみたいけれど、BSでこのまま一気に放送してくれないかなぁ?
あと、資料がほしくてyoutubeで探したんですが、TVで観たのと画質がぜんぜん違って驚きました。今はパパッと録画して美しい映像のままとっておけるから、映画好きにはたまりませんね。

> ただ、『レット・イット~』はDVDになってませんけど…。(私は海賊盤の高画質版を持ってますけど…。これ、何気に自慢だい!)

おぉ、コレクター魂ですね!
”そこそこファン”なんて言って、実は着実にコレクションの数を増やしているんじゃないですか?

> 描き込む大変さと、描き込まない勇気のバランスがとても気持ちいいです。(いつも)

うわぁ、褒めすぎですよ!嬉しくてニマニマしちゃうじゃないですか!(キモイ?)
手抜きばっかり上手くなってどうしようと思っていたけど、これからは堂々と手抜きができます(違)

わたしもロッカリアさんのイラストを毎回楽しみにしてますよ~。色使いもですが、登場人物の性格をとらえた表情とか、ロッカリアさんの視点がわかるコメントがあって、一緒に映画を楽しんでいる気分になれるんですよ。これからもお互い”うれしい悲鳴”を上げながら頑張りましょう♪・・・あ、でも無理せず自分のペースで描いてくださいね。
では、わたしも今度遊びにいきま~す!
2009/11/23 13:43  宵乃

♪When I was young so much younger than today

警察のお偉いさんがセスナ機で空港に到着する。大型旅客機用のタラップが来る。
ああ言うイギリス流ジョーク満載です!
ラストの砂浜でのドタバタ。警察隊とカイリ教が柔道の技で投げ合うのも笑えます。

映像美。「恋のアドバイス」。光。タバコの煙。

子供の頃、ビートルズのアメリカ盤のアルバム「HELP!」(オリジナルが7曲。それ以外は映画で使われた音楽。アルバムを開くと映画の写真がたくさん載っている。「僕も見たいなあ!」と切望する。

そして、僕が初めてこの映画を見たのは・・・・・ジョン・レノンが射殺されて、その3週間後に追悼番組としてテレビで見ました。
映画終了後にジョン・レノンの「Mother」が流れる。暗い画面にジョン・レノンの生涯の年表が画面で流れる。年表の最後には・・・・・・。
悲しくて悔しかった当時を思い出します。
湿っぽくなってすみません。
2010/04/03 20:08  間諜39〔編集

>間諜39

イギリス流ジョーク、大好きです。
PVとしても観られるし、ビートルズの魅力満載の楽しい映画でした。
ビートルズファンの方ならなおさらですよね。

> 映画終了後にジョン・レノンの「Mother」が流れる。暗い画面にジョン・レノンの生涯の年表が画面で流れる。年表の最後には・・・・・・。
> 悲しくて悔しかった当時を思い出します。

辛い事件でしたね・・・。わたしはまだ生まれてなかったので当時の事は分かりませんが、間諜39さんのようにジョン・レノンの死を悔やむ方の声を聞くと、ほんとうに偉大なひとだったのだなぁと思います。彼についてこれからもっと知っていきたいです。
2010/04/04 09:48  宵乃

第一弾の「ビートルズがやって来る ヤア!ヤア!ヤア!」の方が良いと言う人もいますね。
僕もそう思いますよ。
ドキュメンタリー・タッチの映画です。機会があったら一度ご覧下さい。

宵乃さん。まだ若いんですね。
若さは宝です。大事にして下さいね。

宵乃さんの絵、素晴らしいです。
「四人はアイドル」だけでなく、「ワイルドバンチ」「ジャイアンツ」も映画の雰囲気を上手に表現しています。
2010/04/05 20:32  間諜39〔編集

>間諜39

「ビートルズがやって来る ヤア!ヤア!ヤア!」ですか~。タイトルだけは何度か見かけたんですが、残念ながら未見です。間諜39のおススメならぜひ観てみたいですね。
若い(とも言いづらくなってきましたが・・・ハハハ)うちは色々な映画を貪欲に観ていこうと思ってます!

> 「四人はアイドル」だけでなく、「ワイルドバンチ」「ジャイアンツ」も映画の雰囲気を上手に表現しています。

ふふ、なんか照れくさいですね。でも、ありがとうございます。
わりと手抜き率の高いイラストつき映画感想ブログですが、喜んでくれる方がいると思うと気合が入ります!
これからもよろしくお願いしますね~。
2010/04/06 07:10  宵乃

もう5年前なんですね・・・。

僕が、ここにコメントを書いたのは。時の流れは早いです。
ちょっと前に宵乃さんと映画「A hard day's night」の話をしましたよね。
ジョン・レノンの先妻シンシアさんが4月1日に亡くなった事を知りました。ショックでした。
シンシアさんは典型的な良妻賢母。地味なタイプ。ジョン・レノンが無名の頃も、有名になってからも、陰で支えました。しかし、ジョンはヨーコと・・・・。
この映画の頃、ジョンは随分行き詰っていたのかな?「Help!」の歌詞のように。そして翌年にヨーコが現れて・・・。
人によって意見はいろいろですが、僕はヨーコよりもシンシアさんの方が好きです。ご冥福をお祈り致します。
2015/04/24 08:05  間諜X72〔編集

Re: もう5年前なんですね・・・。

もうそんなになるんですね~。ちょっと調べてみたら、初めてコメント頂いたのが2010年の3月でした。長年ご贔屓頂き本当にありがとうございます♪

> ジョン・レノンの先妻シンシアさんが4月1日に亡くなった事を知りました。ショックでした。
> シンシアさんは典型的な良妻賢母。地味なタイプ。ジョン・レノンが無名の頃も、有名になってからも、陰で支えました。

そうでしたか、スターがスターたりえるのも、そういう方が支えているからですよね。こうやって間諜X72さんが悲しんでいることは天国の彼女に伝わったと思います。
2015/04/24 13:19  宵乃〔編集

You're Going To Lose That Girl

やっぱり「恋のアドバイス」がいいですね。原題「You're Going To Lose That Girl」。youtubeでも見れます。

>初めてコメント頂いたのが2010年の3月でした。

そうでしたか。調べてくださってありがとうございます!どの映画でしょうか?

>スターがスターたりえるのも、そういう方が支えているからですよね。

そうですよね。女性の、妻の強さを感じます。

>こうやって間諜X72さんが悲しんでいることは天国の彼女に伝わったと思います。

ありがとうございます!嬉しい言葉です!
2015/04/25 06:24  間諜X72〔編集

Re: You're Going To Lose That Girl

> やっぱり「恋のアドバイス」がいいですね。原題「You're Going To Lose That Girl」。youtubeでも見れます。

なんとなく聞き覚えがあるかな?
彼らの曲はちょくちょく耳にしてるけど、実はそんなに知りません。有名な「HELP!」ならすぐ思い浮かぶものの、他はタイトルを聞いてもわからないし、曲も知らないものが多くて…。

> そうでしたか。調べてくださってありがとうございます!どの映画でしょうか?

「ジャイアンツ」ですね。昔のコメントを読み返すのも感慨深いものがあります!
2015/04/25 11:04  宵乃〔編集

12月8日

こんばんは。今日はジョン・レノンの命日です。相変わらず悲しく思います。

>>初めてコメント頂いたのが2010年の3月でした。
>「ジャイアンツ」ですね。昔のコメントを読み返すのも感慨深いものがあります!

そんな前なんですねー!驚きです!

>指輪を弛めるための変な機械でズボンがずり落ちるとか

これは今でも笑えます!

>この作品はロマンスものとしても優れてましたね~。

その通りです。「悪魔の手毬唄(1977)」のコメントもありがとうございました。



2019/12/08 19:22  間諜X72〔編集

Re: 12月8日

> そんな前なんですねー!驚きです!

もうブログを開設して10年以上ですもんね。
長いことお付き合いいただきありがとうございます。

> これは今でも笑えます!

すっかり忘れてしまいました(汗)
でも再見することがあれば、またクスクス笑わせてくれる作品だと思います。
2019/12/09 08:05  宵乃〔編集
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