忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「ニュールンベルグ裁判」観ました

ニュールンベルグ裁判
読み:にゅーるんべるぐさいばん
原題:JUDGMENT AT NUREMBERG
製作:アメリカ’61
監督:スタンリー・クレイマー
原作:アビー・マン
ジャンル:★ドラマ

1948年ドイツ、正義を曲げナチスのために働いた司法官を裁くため、アメリカの判事ヘイウッドがニュールンベルグを訪れる。被告人のなかには世界的法律学者ヤニングもおり、戦争責任の所在をめぐる激しい論争が繰広げられる。

法廷映画は何度か観ていますが、こんなに登場人物たちに共感したのは初めてでした。裁判長も検察側も弁護士も被告人も、出てくる人すべての感情に説得力があって人間らしかったからだと思います。ただ、相反する立場の人たちに一度に共感してしまったため、かなり頭がパンクしそうでした。
また、ユダヤ人虐殺のフィルムから音楽家が愛の歌をうたっているシーンに移ったときは、まるで別世界に放り出されたかの様な変化に心がついて行けず、歌に不快感を抱いたわけではないですが吐き気をもよおしてしまいました。上手く伝えられませんが、この胸に突き刺さるような感覚は忘れられないものになりそうです。

関連記事
映画「ドミノ・ターゲット」観た

■ Comment

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
2008/04/18 20:37  

コメントありがとうございます。
コメントを貰うのも返すのも初めてなので、ちょっとドキドキしています。
同じ映画を好きな人がいると分かると、俄然やる気が出てくるものですね。

私もまた伺わせて頂きます。
これからよろしくお願いします。
2008/04/19 14:10  宵乃からす

こんにちは☆

先日見て、たいへんに良かったので、明日記事にしてアップします☆

>ただ、相反する立場の人たちに一度に共感してしまったため、かなり頭がパンクしそうでした。

胸をえぐるようなシーンの連続でした、パンクはしそうにならなかったけど、私もそう言われれば「共感」したのかもしれません。

>また、ユダヤ人虐殺のフィルムから音楽家が愛の歌をうたっているシーンに移ったときは、~~~ 吐き気をもよおしてしまいました。上手く伝えられませんが、この胸に突き刺さるような感覚は忘れられないものになりそうです。

吐き気をもよおすのが正しい感覚のように思います。
私は、高3の世界史の授業で何の心の準備もなくあの実写フィルムを見さされて、クラス全員シーンとお通夜みたいになって、私自身は気持ち悪くなりました。
それ以降、あの実写フィルムを見ることは避けてきたんですが、今回久し振りに見て、まあ予感はあったし、17歳ではないので(笑)なんとか耐えられました。

イラスト、象徴的ですね! 素晴らしい!
もうあまり覚えていらっしゃらないかもしれないけど、お時間頂けたらお願いします。


.
2018/03/30 10:58  miri〔編集

>miriさん

いらっしゃいませ、古い記事にコメントありがとうございます。
記事にされるんですね。楽しみにしてます!

> 私は、高3の世界史の授業で何の心の準備もなくあの実写フィルムを見さされて、クラス全員シーンとお通夜みたいになって、私自身は気持ち悪くなりました。

思春期に心の準備なしに見るのは辛いですよね…。私も授業で見た気がしますが、ちゃんと先生が説明してくれてたと思います。記憶に残すのとトラウマを残すのでは違うのに…。

> それ以降、あの実写フィルムを見ることは避けてきたんですが、今回久し振りに見て、まあ予感はあったし、17歳ではないので(笑)なんとか耐えられました。

良かったです。映画も好感だったようですし、トラウマ克服に繋がったかな?
私もいつか再見したいです。その時はイラストはどうしようかな…?
2018/03/30 13:51  宵乃〔編集
名前
タイトル
URL
本文
非公開コメント

■ Trackback

.