忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「Orzボーイズ!」観ました

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Tag:台湾 

Orzボーイズ!
読み:おーあーるぜっとぼーいず!
原題:ORZ BOYZ!
製作:台湾’08
監督:ヤン・ヤーチェ
ジャンル:ドラマ/ファンタジー/コメディ

【あらすじ】毎日のように騒ぎを起こしていたふたり組みは、学校の先生に「うそつき1号」「うそつき2号」と命名されてしまう。そんなことも気にせず、彼らは動く銅像や火星人、異次元へいけるウォーター・スライダーの空想で毎日を過ごすのだった。

…とりあえず、このタイトルはどう読むんでしょう?
そのまま読めばいいの?それとも特別な読み方があるの?
原題も「Orz boys!」だけど、そんなに一般的な言葉でしょうか???
とまあ、いきなり?連発になってしまいましたが、内容はなかなか良かったです。

祖母に預けられっぱなしで両親ともほとんど会えない二号と、その親友で心の病を患った父親と2人で暮らす1号。家庭環境に恵まれない2人だけれど、異次元に行く計画を立てては毎日を楽しんでいます。
その子供らしいパワーと、子供ならではの視点・世界観が心地よく、観ている間は彼らと一緒になって笑ったり泣いたりしている気分がしました。
時折入る、ふたりの空想を表現するアニメーションも素晴らしい。色鮮やかなのに妙に懐かしくて、不思議と安らぎを覚えます。
また、引っ越してしまう女の子を交え”たくさんの扇風機で異次元に行く実験”をするシーンも素敵でした。ひらひらトイレット・ペーパーが舞い散るなか、心から楽しむ3人の笑顔がまぶしい!
ただ、生徒を番号で呼んだり(祖母にさえ2号とよばれていた)、赤ん坊が行方不明になっている時に祖母が床に寝転がって回転しながら泣き叫ぶという笑わせるシーンを入れたり(赤ん坊と再会するシーンがないのも…無事らしいけど。)という部分にはちょっと引っかかるものがあります。

それでも、大人の自分勝手な事情に振り回されたり、辛い現実にぶつかったりしても決して落胆したまま終わらない彼らの姿には励まされました。
ラストの思いがけない素敵な出会いも、観る者に希望を与えます。

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