忘却エンドロール

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映画「ドランのキャデラック」感想

ドランのキャデラック
製作:イギリス/アメリカ’09
原題:DOLAN'S CADILLAC
監督:ジェフ・ビーズリー
原作:スティーヴン・キング
ジャンル:サスペンス/犯罪

【あらすじ】妻エリザベスと平穏な日々を過ごしていた温和で善良な教師トム・ロビンソン。だが、彼女はギャングのボス、ドランの殺人現場を目撃したため、無残にも殺されてしまう。打ちひしがれる彼は、やがて死んだ妻の幻影を見るようになり…。

復讐モノだけど、敵地に単独乗り込みドンパチするタイプではなく、綿密に相手の行動パターンを調べて陥れようというもの。手始めにダーティハリーと同じ銃を買いに行ったら、威力三倍の銃を勧められ即購入。威力も反動も凄かった!…キャデラックが勝ったけど(笑)
その後、作戦変更してからの彼の行動はミステリアスで、これからどうなるのか不謹慎にもワクワクしてしまいます。だって、道路工事のアルバイトがどう復讐に繋がるのかまったく想像もつかないんだもの!
でも、ワクワクしていられたのもつかの間。さすがにトムのえげつない復讐を目の当たりにしては、”自業自得”と笑ってはいられませんでした。にっくきドランは同情の余地もない悪党だけれど、さすがにあんななぶりものにするようなまねは恐ろしくて見てられません。
ただ、彼の事がわからなくなればなるほど、今まで復讐にのめり込んできた彼が哀しくて、寂しくて、無性に泣けてきてしまいました。
好きではないしおススメもしないけれど、忘れがたいものがある作品です。

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